そろそろ、来年入学するお子さんのランドセルが気になる時期になりました。入学はまだまだ先ではあるものの、6年間使うものだから「一番」のランドセルと出会いたいですよね。今回は「天使のはね」で人気のランドセルメーカー・セイバンに、タブレット教育対応やコロナ禍など、最新のランドセル選びについてお話をうかがいました。後半ではランドセルのカスタマイズ方法や防犯グッズもご紹介します!
目次
教育が変わった! タブレットを持ち歩くことも増えそう
来年度入学に向けたランドセル選びで気に留めておきたいのは、GIGAスクール構想によって1人1台配布されるタブレット端末の存在。通学時にタブレット端末を持ち運ぶ可能性も視野に入れておきましょう。
GIGAスクール構想とは?
文部科学省では、2023年度までに義務教育段階にある小学1年生から中学3年生の児童生徒向け学習用端末を、1人1台導入、また高速大容量の通信ネットワークを整備することを発表しています。
詳しくは以下の記事も参考にしてください>>
2021年はGIGAスクール元年!
2021年2月10日、文部科学大臣からのGIGAスクール構想に関する最新メッセージが公開されました。
デジタル教科書の推進も始まり、教育環境がガラリと変わろうとしています。タブレット端末への対応は今年一気に加速すると推察され、今までのように、「教科書とノートと筆箱」だけではなく、タブレット端末を持ち歩く日もそう遠くはなさそうです。
タブレット1人1台時代のランドセル選びは?
タブレット端末の持ち運びは、ランドセル選びの際にも気に留めておいたほうが良さそう。例えば、タブレット収納付きのランドセルも登場しはじめています。
タブレット端末をランドセルに入れて持ち運びする場合、端末の専用のスペースは必ずしも必要ではありませんが、ランドセルの容量はチェックしておいたほうが良さそうです。
最近のランドセルはA4フラットファイルサイズに対応しているので、マチの大きさにさえ気をつければ、タブレット端末は問題なく収納できますよ。
実際に使用する端末の種類は、自治体によってさまざま。専用のケースを配布してくれる自治体もあるので、入学予定の小学校や先輩ママ・パパに聞いて下調べができると良いですね。
最近のランドセルの進化ポイントは?
ここ数年、大きな仕様変化はありませんが、その分完成されたものを更にブラッシュアップするべく各社が工夫を重ねています。デザインや色は多種多様なものから選べるようになりましたし、アパレル系や海外のランドセルも登場し華やかさが増しています。より、好みに合ったランドセルを選べるようになりました!
コロナが気になる! おうちでできるランドセル選び
新型コロナウイルスの影響で、ランドセル選びにも変化が。セイバンによると、やはり昨年度からはオンラインでランドセルを購入する人が増え、実店舗で購入する場合でも来店回数が減っているとのこと。
気軽に実店舗に出向いてランドセルを選ぶのが難しい今、おうちでランドセル選びをする際のポイントを教えてもらいました。
オンラインでランドセルを比較するときのポイントは?
セイバン:
基本的にはお子さんや保護者の方が気に入れば、何を選んでいただいてもご満足いただけるはずです! ただ、ランドセルの剛性感(かっちりしているかどうか)や肩ベルトのスポンジの柔らかさなどは、どうしても写真からは判断できないので、気になる方は一度実際に手にしてみるのがベストだとは思います。実店舗に赴くのが難しいようでしたら、自宅で試着できる貸し出しサービスを利用してみてくださいね。
スマホでランドセルの試着体験ができるアプリも!
またセイバンからは、スマホで写真を撮るだけでランドセルの試着体験ができるアプリも登場。一度に100種類以上の試着イメージを比較することができます。飽きっぽいお子さんも、これなら楽しく比較できますね!
詳しくはこちらの記事でチェック>>
カタログの取り寄せはホームページから
ランドセルのカタログは、メーカーのホームページから申し込めば、簡単に取り寄せられます。希望のメーカーのカタログはぜひ取り寄せて、おうちでじっくり検討しましょう! カタログは数が限られていることも多く、すでに配布が終わっているメーカーも。各社のホームページでチェックしてくださいね。
感染症対策のとられた実店舗や展示会も活用して
ここまでおうちでのランドセル選びについてご紹介してきましたが、実店舗では来店を完全予約制にしたり、こまめな消毒・換気を実施したりと、徹底した感染症対策をおこなっています。安心して、予約のうえ実店舗にも足を運んでみてください!
また、さまざまなメーカーが、感染症対策に配慮したランドセル展示会も実施しています。各社人数を絞ったり、完全予約制となっていたりするので、事前の確認が大切です。詳しくは、各社ホームページにてチェックしてみてください。
来年度新1年生のママに聞いた、ランドセル購入の悩み
ランドセル選びを始めたばかりのママ・パパからのお悩みに、セイバンからアドバイスをもらいました。
お悩み1)ランドセルの購入時期について
ランドセルをいつ買うか、悩んでいます。うちの子は小柄で華奢です。1年後の成長がどうなるのかまだわかりません。できれば夏くらいまで待って購入したいです。(埼玉県・女性)
セイバン:
就学前のお子さんは、体の大きさも、色やデザインの好みも大きく変わる時期にいらっしゃいます。慌てることなく、お子さんの成長やご家庭の状況に合わせてランドセル選びを始めていただけたらと思います。セイバンでは8月頃まではほぼすべてのモデルからお好きなランドセルを選んでいただけるよう準備しています。親子で楽しみながら、楽しくランドセル選びをしてください!
お悩み2)ランドセルの素材選びについて
まず、革の種類による耐久性の違いについて。時々合成皮革と混同されている方もいますが、人工皮革(クラリーノなど)は天然皮革の構造を人工的に再現した素材です。耐久性にも優れているので、6年間の使用にはまったく心配いりません。むしろ、水濡れにも強く、メンテナンスが楽という点では天然皮革よりも扱いやすいといえるでしょう。
ランドセルは周辺小物でカスタム。楽しむ方法はたくさん!
ランドセルを選ぶ際には、ランドセル本体だけでなく、周辺小物もぜひ一緒に検討してみてくださいね。シンプルなランドセルでも、カバーや小物などでアレンジすれば、お子さんの好きなデザインを楽しむことができますよ!
ランドセルカバー
透明タイプなら、ランドセルの色を生かしながら簡単にイメージチェンジができます。着せ替え気分で楽しんで!
ランドセルカバーについてはこちらの記事も参考にしてください>>
サイドケース(小物入れ)
リコーダーや折りたたみ傘等を収納可能なサイドケースも、さまざまなデザインのものが販売されています。
セイバンの知っ得情報!
セイバンの直営店と公式オンラインストアでは、2021年6月30日(水)までに購入すると「カスタマイズおなまえチャーム」がついてきます。ランドセルと同じ生地・カラーで、相性バツグン! 更に、8月31日(火)までは10%オフでランドセルを購入できる早期割引も実施しているとのこと。ぜひこの機会に購入を検討してみてくださいね。
通学の安心のため、防犯ブザーやリフレクター(反射板)も重要!
ランドセル選びで重要なのは、見た目や背負いやすさだけではありません。ぜひ一度、防犯面も確認してみてください。
新1年生のパパママに「入学にあたって不安なことや気になること」を聞いたところ、学校の行きかえり等で事故や事件に巻き込まれないかを心配する声が多数寄せられました。
「通学途中に事故がないか」(女性)
「通学路の車通りが多く、一緒に登校する子どもがいないので心配」(女性)
「知らない人についていかないか心配」(女性)
行き帰りの安全を確保するため、毎日持ち運ぶランドセルには防犯ブザーの取り付けをおすすめします! また、リフレクター付きのランドセルや周辺小物も要チェックです。
防犯ブザーの取り付け位置にも注意して
防犯ブザーを持たせるならぜひチェックしておきたいのが、ランドセルの金具の位置。ランドセルの肩ベルト、お子さんの利き手側にあると、とっさの時にも手が伸びやすく、より安全といわれています。
おすすめの最新防犯ブザー、レイメイ藤井「ピカナル」がすごい!
安全ライト付きで交通事故からも子どもを守る、高機能な防犯ブザーも登場しています。レイメイ藤井の「安全ライト防犯ブザー ピカナル」は、安全ライトが点滅することで子どもの存在を周囲に知らせ、交通事故を未然に防ぎます。防犯ブザーは背面のボタンを1秒間押して鳴らす仕組みで、誤作動も防止。止めるときは、3秒間長押しが必要で、不審者が警報を止めようとしても簡単に止められません! USBプラグ一体型の充電池タイプです。
リフレクター付きのランドセルも多数。チャームやカバーも使って!
現在、リフレクター付きランドセルがさまざまなメーカーから出ています。またリフレクター付きのランドセルカバーやチャームも多数販売されているので、ぜひ取り入れてくださいね。
ランドセル選びは、焦らなくても大丈夫! お子さんとママ・パパが気に入るランドセルを、じっくり選んでくださいね。またランドセル本体だけでなく、周辺小物でのカスタマイズや防犯グッズの導入もぜひ併せて検討を。親子で楽しいランドセル選びができますように!
文・構成/HugKum編集部