デコパージュで上履きをかわいくデコ! 紙ナプキンや100均アイテムを使ったやり方や、洗い方・お手入れ法

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最近、「デコパージュ」した上履きが流行っていることをご存知ですか?  この記事では、世界で1つだけのデザインが楽しめるデコパージュ上履きの作り方、紙ナプキン使ったデコパージュの方法を解説します。さらに、デコパージュ上履きのお手入れ方法、デコパージュが簡単にできるおすすめキットを紹介します。

デコパージュの上履きってかわいい!

上履きは白が基本ですが、カラフルな色やかわいい柄、かっこいいモチーフのついた上履きだと、お子さんはうれしいですよね。既製品を買うと少しお値段が張りますが、ご自宅で上履きをデコパージュすれば、手軽にオリジナル上履きができあがります。

お子さんの好きなモチーフや柄を使って、上履きをかわいく「デコパージュ」してみませんか?

デコパージュで上履きをかわいくするコツ

上履きを手軽に、かわいくアレンジできるデコパージュですが、上手に仕上げるにはいくつかコツがあります。ここでは上履きをデコパージュするときのコツを詳しく解説していきます。

デコパージュとは

デコパージュは手芸の一種で、紙ナプキンなどの薄い紙の好きな柄やモチーフを切り抜き、デコバージュしたいもの(今回は上履き)に専用液を塗って貼り付け、さらにコーティングして仕上げます。

使用する材料は100円ショップで揃えることもでき、手軽にオリジナルの小物を作ることができます。

デコバージュの起源は、16~17世紀頃に広がったイタリア家具職人の技法にあると言われています。

当時、日本をはじめとする東洋の「漆塗り」がヨーロッパ貴族を魅了していました。あのマリー・アントワネットも漆器のコレクターとして有名です。貴族たちはこぞって漆塗りの品物を求めましたが、本物の漆塗りはとても難しく、漆はヨーロッパでは手に入れることが難しいものでした。そこで、代わりに絵画や版画などを切り抜き、家具などに貼り付ける手法が広がっていきました。これがデコバージュの起源と言われています。

その後、ヨーロッパからアメリカに伝わり、好きな模様の紙や写真などでさまざまな小物や日用品を装飾して楽しむ、手芸の一種として発展していったようです。

コツ1:ビニール製の上履きは試しやすいが、ペーパーがはがれやすくなる

ビニール製の上履きは、表面がつるつるしていて汚れがつきにくく、また汚れを落としやすいことがメリットです。ですがそのメリットゆえに、紙ナプキンを貼り付けることができても、シワになりやすかったり、はがれやすくなるため、デコパージュにはあまり向いていません。

とはいえ、布製の上履きに比べると安価なものが多く、トライしやすいというメリットもあります。メリット・デメリットを考慮したうえで選んでください。

コツ2:布の上履きを使うと失敗が少なく長持ち

デコパージュには、キャンバス地などの布製の上履きを選ぶと失敗が少なく、長持ちします。ただし、布製の上履きには、汚れを防止するために、撥水加工などを施してあるものがあります。その場合、デコパージュの専用液が定着しにくいことがあるので、注意してください。

その一方で、布製の上履きにデコパージュを施すと、撥水効果や汚れ防止の効果も期待できます。

コツ3:紙ナプキンやシールはなるべく薄いものを使う、貼る位置にも注意

デコパージュは、紙を切り抜いて専用の液で貼り付けるため、使用する紙はできるだけ薄いものの方が扱いやすく、きれいに仕上がります。最も適しているのは、デコパージュ専用のペーパーや紙ナプキン。特に紙ナプキンは種類も豊富なうえ、安価で、手に入れやすいのでおすすめです。

ほかにもシールや印刷物なども貼り付けることができますが、紙が厚い場合は貼り付ける前にひと手間加えると上手に仕上がります(シールや印刷物の表面をデコパージュ専用液でコーティングし、乾かした後、水に浸けて裏面をふやかし、紙を指でこすってはがして、できるだけ薄くしておくなど)。

また、切り抜いたモチーフを貼り付ける位置にも注意してください。お子さんが上履きを履いた状態で動いてみて、しわができやすい部分を避けて貼ると、はがれにくくなります。

紙ナプキンを使った上履きデコパージュのやり方

入園・入学や習い事を始めるなど、新たな環境がスタートする時期になると「自分の上履き、ちゃんとわかるかな?」と心配になるママパパもいると思います。そんな時にも、デコパージュが活躍してくれます。

紙ナプキンを使って、お子さんの目印になるようなデコパージュを上履きに施してみてはいかがでしょうか?

「MAMADAYS‐ママデイズ‐」さんの動画を参考に、紙ナプキンを使った上履きデコパージュのやり方をご紹介します。

材料や道具

・上履き(撥水加工されていないもの)
・ペーパーナプキン
・デコパージュ専用液
・デコパージュ仕上げ液
・ハサミ
・平筆

作り方

1.ペーパーナプキンの使いたい柄の部分を切り取る。

2.絵柄が印刷されている一番上の紙をはがす。

【ポイント】
ペーパーナプキンは紙が2~3枚重なっているものが多いですが、貼り付けるのは絵柄が印刷されている一番上の紙だけです。 切り取るときには紙が重なっている状態の方が切りやすいため、絵柄を切り取ってからはがしましょう。

3.切り取ったペーパーを上履きに置いてレイアウトを確認。

4.貼りたい箇所にデコパージュ専用液を筆で塗る。

5.専用液を塗った箇所にペーパーをそっと乗せ、再度上から専用液を塗る 。

【ポイント】
筆で中心から外に向かって空気を押し出すように塗るときれいに塗れます。

6.よく乾かしたあと、デコパージュ仕上げ液を上から塗る。

7.再度乾かしたら完成。

教えてくれたのは…

MAMADAYS‐ママデイズ‐
MAMADAYS‐ママデイズ‐

MAMADAYS‐ママデイズ‐さん

SNSの総フォロワーが160万人突破という人気のMAMADAYSさん。テーマは「ママの課題を動画で解決」。子育てや毎日の暮らしに役立つアイデア・情報が紹介されています。

公式Webはこちら

100均のデコパージュキットを使った上履きデコパージュのやり方

高い材料を揃えなくても、100均で買える材料でかわいく上履きのアレンジができます。お子さんと「どんな柄がいいかな?」と話し合いながら、一緒にDIYを楽しんでみてはいかがでしょうか。

「池田真子 / 整理収納アドバイザーの暮らし」さんの動画を参考に、100均のデコパージュキットを使った上履きデコパージュのやり方をご紹介します。針と糸を使う部分があるので、小さいお子さんと一緒に作業される場合は、十分注意してください。

材料や道具

・上履き
・デコパージュシート
・クラフトレース
・デコパージュ専用液・布製品用
・デコパージュ専用液・トップコート
・筆やハケ
・ハサミ
・針と糸

作り方

1.上履きのゴムの内側部分に、クラフトレースを適度な長さにカットして縫い付ける。

【ポイント】
ゴムの後ろから糸を通し、4~5箇所縫い留めします。続けて縫うとゴムが伸びにくくなるため、1針縫うごとに玉止めして縫い付けていきます。

2.デコパージュシートの使いたい部分をカットする。

3.カットしたシートを上履きに置いてレイアウトを確認する。

4.デコパージュ専用液・布製品用を上履きの貼り付けたい部分に塗る。

5.カットしたシートを上から貼り付ける。

【ポイント】
シートの下に空気が入らないよう、しっかり中の空気を抜いておきましょう。

6.デコパージュ専用液・トップコートを上から塗る。

7.乾かしたら完成。

教えてくれたのは…

池田真子 / 整理収納アドバイザーの暮らし
池田真子 / 整理収納アドバイザーの暮らし

池田真子 / 整理収納アドバイザーの暮らしさん

「自分を活かす暮らし」をテーマに、100均や無印良品の商品を使った収納方法などを紹介しています。

収納や片付けが苦手だった池田さんは、2020年春に整理収納アドバイザーという資格を知り、9月に1級を取得!動画を通して『ラクするお片付け』をサポートするのか、暮らしを楽しくするアイデアなどを取り上げています。

チャンネルはこちら

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上履きデコパージュ、失敗したときの対処法

簡単にオリジナルのかわいい上履きが作れるデコパージュですが、作業に慣れるまでは少し経験が必要かもしれません。

ここではデコパージュする際や、デコパージュした上履きを使っているときに起こりやすい失敗例と、その対処法を詳しく解説していきます。

はがれかけている部分は補修

少し端がめくれてしまった程度なら、デコパージュ専用液を使って簡単に補修することができます。

めくれてしまった部分の上履きの生地にデコパージュの専用液を塗り、めくれたペーパーを被せて、ウエットティッシュやスポンジなどで軽く押さえたあと、乾かします。乾いたら上からデコパージュ専用液でコーティングし、再び乾かします。コーティングして乾かす作業を3~4回ほど繰り返したら完了です。

破れたら新たに貼り直す

貼り付けたペーパーが大きく破れてしまったときは、破れた部分のペーパーを一度全部はがし、新しくペーパーをカットし貼り付けます。はがしたペーパーと同じモチーフの紙があればベストですが、ない場合も気分を変えて、別のモチーフを組み合わせると素敵です。ただし、大きさは、はがした部分が隠れるように、少し大きめにするときれいに仕上がります。

ペーパーをはがした部分にデコパージュの専用液を塗り、新たにカットしたペーパーを貼り付けます。乾いたらデコパージュ専用液でコーティングし、再び乾かします。コーティングして乾かす作業を3~4回ほど繰り返したら完了です。

ベタベタを防ぐにはよく乾かすこと

デコパージュ専用液を塗ったあと、乾かすことが不十分だったり、専用液と素材の相性がよくなかったりすると、完成しても表面がベタベタしたままということがあります。これを防ぐには、まず、デコパージュ専用液を塗ったあと、焦らずによく乾かしてから次の工程に進むことが大切です。

また、布製の上履きにデコパージュをするときには、布用のデコパージュ専用液を使うなど、材料を揃える際には使用する素材と専用液の相性を確認してください。仕上げに布用のニスやコーティング剤を塗ることも、べたつきを防ぐ方法のひとつです。

上履きデコパージュのお手入れ法

お気に入りの上履きデコパージュができあがったら、なるべく長く使いたいですよね。ここでは上履きデコパージュの洗い方など、お手入れ方法を詳しく解説していきます。

洗い方

デコパージュした部分は手で洗うか、歯ブラシなどの柔らかめのブラシでやさしく洗うようにしてください。たわしなどで強くこするとペーパーがはがれてしまう可能性があります。また、お湯を使用したり、つけ置き洗いすると、デコパージュ専用液がふやけて、はがれやすくなりますので避けてください。

靴底などのデコパージュしていない部分はブラシなどでいつも通りに洗ってしまって大丈夫。洗ったあとは陰干しで乾かします。

この時、左右の上履きのデコパージュ部分がくっつかないように注意。乾いていない状態でくっつけると離れなくなり、デコパージュがはがれてしまいます。

長持ちさせるには

上履きのデコパージュが完成したら、その上から防水スプレーを吹きかけておくことがおすすめ。デコパージュがはがれにくくなりますし、汚れもつきにくくなるので、その後のケアが簡単になります。

汚れを防ぎ、洗う回数を減らすことで、デコパージュをより長持ちさせることができます。

こまめに修復を

デコパージュした部分がめくれてきていたら、すぐに修復しておきましょう。週末や月末にお子さんが上履きを持って帰ってきたときに、めくれている箇所や破けている箇所がないかチェックしてください。

そのままにしておくと破損箇所がどんどん広がってしまいます。デコパージュ専用液でこまめに修復しておきましょう。

簡単にできる! 上履きをかわいくするデコパージュキットのおすすめ

デコパージュしたいモチーフを自分で選ぶことはもちろん楽しいですが、デコパージュしやすいように、あらかじめデザインされているデコパージュキットを使うと、手軽におしゃれでかわいい上履きデコパージュが完成します。

ここではおすすめのデコパージュキットをご紹介します。

男の子向け「トーマス柄 デコパージュ用ペーパー3パターン入り」

男の子に大人気の「きかんしゃトーマス」のデコパージュ用ペーパーのセット。使いやすさにこだわったオシャレなデザインのシートが3枚入っています。デザインの中にはアルファベットも入っているので、お子さんのお名前を上履きにデコパージュすることもできます。ポップなデザインとカラフルな色合いがかわいらしく、上履きだけでなく、いろいろなものをデコパージュしたくなります。

「ジュタドール KIT7 SWEETS CJ-KIT-0107」

Jetadore/ジュタドール 【デコレーションキット】KIT7 SWEETS CJ-KIT-0107

スイーツのモチーフがかわいくて、おいしそうな、初心者でも安心のデコパージュキットです。モチーフペーパー1枚、ベースペーパー1枚、ラインペーパー1枚、専用ハケ、ウッドスティック、仕上げ用スポンジ、専用接着剤(30ml)、さらに作り方説明書がセットになっています。あとは、はさみを用意すれば、すぐにデコパージュを始めることができます。

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デコパージュを楽しもう

手軽に挑戦できる上履きデコパージュ。ぜひお子さんが好きな柄やお気に入りのモチーフを使って、世界に1つだけのオリジナルの上履きをデコパージュで作ってみてください。保育園や幼稚園、小学校でも他の子の上履きと間違えることはなくなるはずです。

ただし、指定の上履きがあったり、デコパージュなどの飾り付けを禁止している園や学校ももあるので、上履きをデコパージュする際には園や学校に事前に確認してください。

文・構成/HugKum編集部

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