【世界一細かすぎる筋トレ図鑑】読むと大胸筋が震える『筋肉名言』のオンパレード!

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前回、紹介しました筋トレ本『世界一細かすぎる筋トレ図鑑』のレビュー第2弾。今回は、トレーニングそのものと同じくらい大切な、モチベーションアップにつながる本書のなかみを紹介したいと思います!

これだけあれば絶対飽きない!200近いトレーニング種目が登場

筋トレは、つづけることが大事。いやそんなん、わかっとるわ!って声が聞こえてきそうです。そう、さいしょはヤル気まんまんで始めるんですよみなさん(私もね)。でも数回おこなうと、飽きるんです。ジムと違ってひと目もないし、切磋琢磨する仲間もいないし、鼓舞してくれるトレーナーもいないし……。そこが、本やYouTubeを見ながらのおひとりさまトレーニングの限界かもしれません。

お伝えしたとおり、本書の魅力は、掲載種目の多さ(=細かさ)でした。タイトルが「図鑑」というだけあって、200近いトレーニング種目が登場します。これだけあれば飽きないだろう、と思ったんです。

indexページ。細かすぎる・・・・!

でも読み進めていくうちに、もうひとつ、カラダの深部からヤル気が満ちてくる仕掛けに気付いたのです。それが……著者が繰り出す、言葉のかずかず!

大胸筋が震える!?【筋肉名言】を紹介

今回は、私の大胸筋その他を震わせた、金言たちを紹介していきたいと思います。

『筋肉と対話すべし!』

本書では、トレーニングに入る前に、著者である岡田隆先生による「8つの鉄則」が登場します。基本的なルールや考え方の講義がなされるんです。そこに、この金言が出てきます。

<神経の精度は、単純に回数を重ねるだけでは高まりません。まずは、トレーニング中、狙った部位が「伸びているか」「縮んでいるか」「力が入っているか」を感じてください。その上で、トレーニングを終えた際に、「しっかりと疲労しているか」「熱くなっているか(バーン)」「張りを感じるか(パンプ)」をチェックしましょう。~略~ 少しずつ“筋肉と対話”できるようになると、狙った場所に効率良く刺激を入れ、思い通りの体を手にすることができます。>

『世界一細かすぎる筋トレ図鑑』より。

『腹斜筋で化粧をする』

ターゲットエリア=お腹、の章に出てきます。腹斜筋群を鍛えると、腹直筋との相乗効果で6パックがハイライトされ、いわゆる“バキバキの腹”が誕生します。この文章を読んだとき、「あーアイラインを引くとアイシャドウだけのときより目が大きく見える、それと同じか!」と膝を打ちました。化粧にたとえると、見た目のイメージがわきやすいので、ヤル気が起きます。

『尻にバタフライを宿らせる』

……って、なんだよそれ!!? と思いますよね(笑)。これ、ボディビルの大会でよくかかる、かけ声でもあるそうで。理想的に鍛えられたお尻はまるで蝶々のカタチをしているように見えることから、この表現が用いられるそうなんです。たしかに、プリッと上向きの、ボリュームあるお尻は魅力的。ちなみに本書には、お尻(臀部)のトレーニング種目だけで22種類載っています。細かすぎる……。

『ダイヤモンドのような下腿をつくる』

<下腿の主役であるふくらはぎ(下腿三頭筋)は、内側頭・外側頭から成る腓腹筋と、深層にあるヒラメ筋で構成される。ダイヤモンドカーフのメインキャストだ。しかし後方だけでなく、すねにある前頸骨筋、外側に細く走る腓骨筋群も漏れずに鍛えることで、ザックザクにカットが刻まれた鋭いカーフができ上がる。>

……え、何を言っているかわからない? はい、私もよくわかりません(笑)。でも、この文章を読んだとき、私の心と下腿三頭筋が震えたのはたしかです。そして、女性ファッション誌で見るモデルさんの素足は、たしかにザックザクにカットが刻まれて見えます。

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筋トレライフを底上げするのにぴったりな図鑑

ここで紹介した金言は、本書のごく一部。ほかにも私の大胸筋を震わせた言葉たちがたくさんあり、これらは確実に私の筋トレライフを底上げしてくれています。みなさんにも、そんな本との出会いがありますように……!

岡田隆 著 小学館 1870円(税込)
狙った部位の筋肉を確実にデカくし、ミゾ(カット)を刻む、「筋肉を鍛え分ける」方法をカラー写真で徹底的に解説。その数、180以上!
コロナ禍で場所を絞らざるを得ないトレーニーのために、自宅で(自重)、ジムで(マシン)、バーベル・ダンベルのみで――と、3つのシチュエーションを想定。著者は、YouTubeチャンネル登録者数19万人の日本体育大学准教授。かつ自身も2014年に東京オープン選手権大会70kg級で優勝。16年には日本社会人選手権大会を制した社会人ボディビルダー。

記事監修

ボディビルダー/日本体育大学体育学部准教授
岡田隆(おかだ たかし)

日本オリンピック委員会 強化スタッフ(柔道)/柔道全日本男子チーム 体力強化部門長/日本ボディビル&フィットネス連盟 ジュニア・マスターズ委員長/理学療法士/スポーツトレーナー/骨格筋評論家/バズーカ岡田

トレーニングは「心と身体を鍛えるもの」をポリシーに、トップアスリートから一般の方まで、さまざまなフィールドでそれぞれに適した身体づくりを提案・指導している。みずからも選手としてボディビル競技に挑みつつ、骨格筋評論家「バズーカ岡田」として多くのメディアに出演。

1980年、愛知県出身。日本体育大学卒業、日本体育大学大学院修了(体育科学修士)、東京大学大学院単位取得満期退学。

厳しいトレーニングと減量から成るボディビルは、身体だけでなく心も鍛えるとして学生指導の核に掲げており、日本体育大学バーベルクラブの顧問を務めている。自身もウエイトトレーニングの実践者として 2014年にボディビル競技に初挑戦。デビュー戦の東京オープン選手権大会70kg級で優勝。16年には日本社会人選手権大会を制し、日本選手権大会には16年、17年に連続出場 している。

『除脂肪メソッド』(ベースボール・マガジン社)、『無敵の筋トレ食』(ポプラ社)など著書多数。累計100万部を突破している。YouTubeチャンネル「バズーカ岡田の筋トレラボ」は登録者数19万人を突破。

文・構成/小学館出版局生活編集室

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