目次
気になる子どもの「マネー教育」について、1000人のママに聞きました!
お子さんの楽しみであり、お子さんの成長を実感させてくれる「おこづかい」。
ただ「おこづかい」を渡すのではなく、お金の使い方をお子さんに学ばせたいというご家庭も多いのではないでしょうか。
小学館の学習雑誌『小学一年生』では、小学一年生の保護者1,000人に「お子さんのおこづかい」についてアンケートを実施しました。電子マネーや仮想通貨などでお金の概念が変わりつつある現代社会で子どもたちはどのようにお金と接しているのか、さっそく見ていきましょう!
お子さんに、定期的に「おこづかい」を渡していますか?
最初に「お子さんに、すでに定期的におこづかいを渡しているか」について聞いてみました。
おこづかいを貰っている小学一年生は少数派!?
はいと答えた方は14.1%、いいえと答えた方は85.9%でおこづかいを渡している人は少数という結果になりました。
小学一年生のお子さんは、一人でお出かけする機会も少なく、まだ「おこづかい」を渡すのは早いと考えている保護者の方が多いようですね。
おこづかいを渡す頻度・金額は?
次に「すでに定期的におこづかいを渡している」と答えた方に、おこづかいを渡す頻度と1回あたりの金額について聞いてみました。
「月に一度」が第一位!
おこづかいを渡す頻度で一番多かったのは、「①月に1回」の63.8%です。毎月1回日づけを決めて、おこづかいを渡すことでお子さんの計画性を養えますね。
また、保護者の方たちも子どもの時に月に1回おこづかいを貰っていたという人も多いのではないかと思われます。
毎月おこづかい日を楽しみにソワソワしていたあの感覚は、今のお子さんも同じように感じているでしょうね。
「③その他」が20.6%と2番目に多く、具体的なご意見で多かったのは、「お手伝いをした時」でした。まだ定期的に渡すよりも頑張ったご褒美として、おこづかいを活用しているのかもしれませんね。
それ以外のご意見では、「お祭りの時」「遊びにいくとき」と外出時に渡すことも多いようです。
「②週に1回」は、10.6%と一番少ない結果になりました。
おこづかいとして渡す金額は?
では、おこづかいを渡す時の金額はいくらが一番多いのでしょうか。
一番多い金額だったのは、「100円」
小学一年生のお子さんにおこづかいを渡し始める金額は、キリが良く渡しやすいのでしょうか。「おこづかい制」にしたとたん、子殿も貯金意識が高まった、という読者の声も聞こえました。
何年生から、月にいくら、おこづかいを渡そうと考えていますか?
続いて、「定期的におこづかいを渡していない」と答えた方に、何年生からおこづかいを渡そうと考えているのか聞いてみました。
1位小学三年生、2位は小学四年生
小学一年生の保護者の方が、おこづかいを渡そうと考えている学年TOP3は「小学三年生」の28.1%、「小学四年生」の18.8%、「小学五年生」の13.4%となりました。算数の授業で足し算やかけ算を学び小学校低学年から中学年に成長していく段階でお子さんの次のステップとして「おこづかい」を渡そうと考えているのが分かりますね。
次に多かったのは、「小学二年生」の9.4%でした。こちらは早い内からお子さんにお金の価値を教えたいという考えかもしれませんね。
中学生から、と考える保護者も多数
意外な結果だったのは、「小学六年生」よりも「中学一年生」から渡そうと考えている方が多かったです。小学校を卒業し、お子さんの節目に、とお考えのご家庭も多いということですね。
小学三年生で500円、中学一年生で1,000円が相場
各学年とも学年×100円の金額を渡すことが多いのではないかと予想していましたが、実際に「小学二年生」~「小学五年生」までで一番多かったのは、同じ金額の500円で全学年とも40%を超える結果になりました。「小学三年生」~「小学五年生」までで次に多かったのは、1000円で25%を超えていました。
「小学六年生」「中学一年生」は1000円が一番多く、お友だちと遊びに出かけたりする機会も多くなっていくでしょう。
おこづかいに関するアンケート結果、いかがでしたか。まだ、おこづかいを渡していない方もこれから渡す予定の方も参考にしてみてはどうでしょうか。お子さんが自由に使えるお金の「おこづかい」。自由に使えるからこそ使う際のルールを決めて、上手なお金の使い方を学んで欲しいですね。
調査・文/ケイピイ企画 東家範幸