「いびき」に悩み続けた結果、のどちんこを切除したパパライターのレポ!術後一番痛かったのは…?【※画像閲覧注意!】

いびきの専門家に相談【※画像閲覧注意!】

このように、さまざまないびき対策を講じましたが、どれも効果が限定的でした。

また、例えば、横向き寝はいびきを軽減できたのですが、私はどうしても仰向けの方が落ち着くなど、長続きしない対策もあり、いびきはなかなか軽減されません。

まさに、万策尽きた感が……。

そんなとき、いびきの専門家の存在を知りました。

診察・検査の結果は?

素人が1人で悩んでいても埒が明かないと思い、いびきの専門家に診てもらおうと、診察・検査をしてもらいました。

その結果、私の場合、のどちんこが太くかつ長くて、気道がふさがれやすいとのことでした。

下の写真が、手術前の私ののどの写真です。言われてみれば、若い頃と比べて、のどちんこが伸びた気がします!?

※画像は手術前(ビフォー)の私の喉の写真

 

のどちんこを切除する手術に挑戦【※画像閲覧注意!】

医師からは、のどちんことその周りの軟口蓋粘膜をレーザーで切除して気道を広げる手術を提案されました。

この手術は、入院せずに日帰りででき、保険適用され31,000円程度(※薬代、除く)。

金額も決して安くありませんし、のどちんこを切ることにも心理的抵抗がありました。

しかし、いびきを是が非でも治したかったのは事実。

院長は、2万件以上の治療実績もありますし、思い切って手術を受けてみようと思いました。

レーザーでの手術

手術当日はまず点滴を打ちます。

手術の時間が来ると、別室へ移動。

最初は、喉に麻酔の注射を何箇所か打ちました。そこそこ痛かったですが、痛いのは一瞬でした。その後、レーザーで施術へ。

痛いというより、喉が少し熱く感じ、焦げたような匂いがしました。

※画像は手術後(アフター)の私の喉の写真

手術時間

10分程度と、あっという間でした。しばらく安静にした後、痛み止めを処方してもらい、帰りました。

術後、一番痛かったのは

手術前に、医師から「唾を飲み込むだけでも痛みがある状態が2週間続きます」と言われていたので、正直怖かったのですが、私の場合痛み止めが効いていたので、そこまで痛みはありませんでした。

しかし、食べ物、特に果物を食べるときは、結構痛かったです。耐えられなくはないのですが、顔が少しゆがみます。それゆえ、2週間は栄養補給用ゼリーを中心にした食事をしていました。

痛みは術後10日を過ぎると、だいぶ和らぎ2週間経つと完全になくなりました。飲み物が喉を通って鼻に入る現象もあったのですが、それも収まりました。

朝起きたとき

一番痛かったのは、朝起きたときです。

口呼吸をしているため、のどが乾燥しているからとのこと。濡れマスクして寝ると軽減されました。

1ヶ月を過ぎると、喉の違和感が消え、元の感覚に戻りました。痛みは自分が想定していたよりは強くなかったです。

術後、声は出せるの?

普通に声は出せますが、大きい声を出すのと長く話すのは喉に負担がかかるため、極力避けていました。

通常の生活・仕事をする分には、さほど支障はなかったです。

術後の家族の異変

痛みがなくなった後、再びいびきをかいているかスマホアプリで録音してみました。

すると、いびきはかいていたものの軽減されていたのを実感しました!手術前は、「激しいいびき」が混ざっていたのですが、今はありません。音を実際に聞いてみても、大きい寝息のようにも感じます。さらに、日中の眠気が減った気もしています。

妻や娘の態度が…

妻から、ときどきあったいびきの指摘((間接的なクレーム?)が今のところありません。

また、何よりうれしいのが、4歳の娘が私の近くで寝てくれるようになったこと! おそらく、 いびきが静かになったからでしょう!

術後の2週間は痛くて辛いときもありましたが、結果的には手術してよかったと思います。

いびきは生活の質に関わってくる!

いびきは、自分と家族のQOL(生活の質)に関わってきます。いびきの専門家によると、いびきは人によって原因と対処法がまちまちとのこと。

たかが、いびきと考えずに、自分では解決できないいびきの場合は、医療機関の受診を検討してみては。いびきに悩んでいる人は老若男女問わず多いので、恥ずかしくありません。

ちなみに、診察のときは、自分のいびきを録音したものを医師に聞いてもらうことをおすすめします。医師が診断しやすくなるそうですよ。

記事監修

医療法人社団GMC銀座コレージュ耳鼻咽喉科 院長 都筑俊寛
都筑俊寛 先生

日本耳鼻咽喉科認定専門医、日本めまい平衡医学会認定専門医、NPO法人 日本臨床レーザー協会 会員、Barany Society(国際めまい学会) 会員。いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療に最適なレーザー治療法の開発に携わった、レーザー治療のスペシャリスト。これまでいびき治療で2万件超、鼻炎・花粉症治療で8千件超のレーザー治療実績。メディアにも多数出演。

取材・文/峯あきら

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