あっさり食べやすい和食レシピ
【1】彩り野菜の白和え
余った豆腐ですばやくもう1品! 栄養も抜群です。
◆材料
(2~3人分)
彩り蒸し野菜 半量
絹ごし豆腐 100g
【A】
白ねりごま 大さじ1
砂糖 小さじ1
昆布茶、塩 各小さじ1/3
◆作り方
【1】彩り蒸し野菜は、食べやすいように小さく切る。
【2】豆腐はペーパータオルで包み、水気をしっかり取っておく。
【3】【2】を手でつぶしながらボウルに入れて【A】を加えて混ぜ、【1】を加える。
◆ポイント
教えてくれたのは
島本美由紀さんさん
料理研究家。旅先で得たさまざまな感覚を活かした、手軽に作れるおいしいレシピが人気。家事全般のラクを追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動し、テレビや雑誌、講演会など幅広く活躍中。
『めばえ』2019年6月号
【2】鯛の炊き込みご飯
皮が要!切り身でもうまみ十分!骨を取り除いて炊くので、さっくり混ぜて完成。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鯛の切り身 2切れ(骨を除いて約150~180g)
塩 小さじ1/4
米 2合
うす口しょうゆ 小さじ1
酒 大さじ1
だし 適量
◆作り方
【1】鯛は骨を除いて塩を振り、魚焼きグリルで表面をこんがりと焼く(中まで火を通さなくてよい)。
【2】米は洗ってざるに上げ、炊飯器の内釜に入れる。うす口しょうゆ、酒を加え、2合の目盛りまでだしを注ぎ、【1】をのせて普通に炊く。
【3】炊き上がったら、鯛をほぐしながらさっくりと混ぜ、茶碗に盛る。好みでふりかけを混ぜておにぎりにし、のりを巻いても。
◆ポイント
鯛は腹骨があれば包丁を寝かせてすき取り、身の中央に連なる小骨を左右から切り落とすと、骨を完全に取り除ける。
教えてくれたのは
栗原友さん
料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。
『ベビーブック』2018年10月号
【3】山形だし
夏野菜がたっぷりとれる人気の郷土料理。火を使わずに調理できるのもうれしい♪
◆材料
(作りやすい分量)
なす 1本
オクラ 3本
きゅうり 1/2本
大葉 3枚
生姜 1片
がごめ昆布※ 5g
だししょう油だれ 全量
◆作り方
【1】なす、オクラ、きゅうり、大葉は粗みじん切り、生姜はみじん切りにする。なす、きゅうりはそれぞれ薄い塩水(分量外)に30分浸し、手でギュッと絞って水気を切る。大葉は水に浸して、同様に水気を切る。
【2】【1】とがごめ昆布、だししょう油だれを保存容器に入れ、よく混ぜる。※ひと晩置くと、味がしみておいしい。
※かごめ昆布は、細切り昆布や納豆昆布として販売されている場合もあります。
◆ポイント
【だししょう油だれ】
だし 大さじ3
しょう油 大さじ1
みりん 大さじ1/2
※だしは、昆布やカツオ節から取るほか、市販の白だし・顆粒だしを使ってもOK。その場合は、表示どおりの濃度に薄めて使いましょう。みりんは耐熱容器に入れてラップをせず、電子レンジで約40秒加熱(600Wの場合)して沸騰させ、アルコール分を飛ばします。
教えてくれたのは
橋本加名子さん
料理研究家・栄養士・フードコーディネーター。料理教室「おいしいスプーン」主宰。働きながらの子育て経験を活かし、簡単でも〝手抜き〟ではないおいしい家庭料理を提案。雑誌や書籍、WEB発信のほか、企業のメニューコンサルティングなども行う。
『めばえ』2018年8月号
【4】鶏団子と卵のさっぱり煮
食欲が増すさっぱり煮。残った煮汁はそうめんのつけ汁や、煮物の汁に使うことも。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鶏ひき肉 200g
長ねぎ 15cm
ゆで卵 3個
いんげん 6本
【A】
だし汁 1と1/2カップ
みりん 1/2カップ
しょうゆ 1/2カップ
酒 1/4カップ
酢 1/4カップ
◆作り方
【1】長ねぎをみじん切りにして鶏ひき肉と合わせ、粘りが出るまで混ぜ、10個の団子に丸める。ゆで卵は殻をむく。
【2】鍋に【A】を入れて火にかけ、沸騰したら強火で3分煮て酸味をとばす。【1】を加え、弱めの中火で4~5分煮、いんげんを加えてサッと煮る。
*鶏のうま味が出た煮汁は、麺類のつけ汁にしても。または、豆腐などを煮てもおいしい。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
旬の食材を使い、食べ合わせによる体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。食育にも力を注ぐ。一女の母。
『めばえ』2014年9月号
【5】きのこの煮浸し風
調味料ときのこをレンジで一緒に加熱するだけ!「あと一品!」というときに助かります。
◆材料
(大人1人+子ども2人分)
しめじ 100g(正味約80g)
【A】
かつお節 3g
水、みりん 各大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
※写真の分量は、すべて子ども1人分の目安です。
◆作り方
【1】耐熱容器に【A】を入れ、石づきを取ってほぐしたしめじを入れる。ラップをふんわりかけて電子レンジで2分ほど(500Wの場合)加熱。そのまま冷ます。
教えてくれたのは
松見早枝子さん
料理研究家。ビューティレシピスト。美と健康をテーマに、栄養バランスに優れたおいしいレシピを提案。雑誌、テレビ、講演会、料理教室など幅広く活躍している。美食家でレストランオーナーの夫、息子の舜(しゅん)くんと3人暮らし。
『めばえ』2016年10月号
【6】ミニトマトの甘酢漬け
甘酢液を作ったら、15分間漬けるだけ。甘みのある味なので子どももおいしく食べられます。
◆材料
(ミニトマト8個分)
ミニトマト 8個
【A】(甘酢だれ)
酢 大さじ2
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/4
※写真の分量は、すべて子ども1人分の目安です。
◆作り方
【1】ミニトマトはへたを取って横半分に切り、【A】と一緒にビニール袋に入れ、口を閉じて冷蔵庫で15分ほどおく。
教えてくれたのは
松見早枝子さん
料理研究家。ビューティレシピスト。美と健康をテーマに、栄養バランスに優れたおいしいレシピを提案。雑誌、テレビ、講演会、料理教室など幅広く活躍している。美食家でレストランオーナーの夫、息子の舜(しゅん)くんと3人暮らし。
『めばえ』2016年10月号
【7】水だしで作る茶わん蒸し
水でとれるだしを使った一品。水だしだから、冷まさず使えて超らくちん♪
◆材料
(2人分)
かに風味かまぼこ 4本
卵 1個
水だし 1カップ
【A】
酒 小さじ1/2
塩 小さじ1/3
しょう油 少々
かいわれの先の部分 適宜
◆作り方
【1】かに風味かまぼこは4等分に切る。
【2】ボウルに卵を割り入れ、白身を切るようにして、全体を泡立てずに溶きほぐす。水だしと【A】を加えて軽く混ぜ、ザルでこして卵液にする。
【3】器に【1】を入れて【2】の卵液を静かに流し入れる。表面の泡はペーパータオルなどでつぶす。
【4】深めのフライパンに水(分量外)を3cmの高さまで注ぎ、【3】の器を静かに入れる。
【5】フタをして強火で煮立てて1分加熱。弱火にして10分蒸す。竹ぐしを刺して、透明な汁が出たら蒸し上がり。フライパンから器を取り出して、かいわれをのせる。
◆ポイント
作り置きで時短!下ごしらえをまとめて済ませて、 調理の時間と手間をカット!
材料をつけ置くだけで本格天然だしが完成!
【水だし】
常備しておけば、その都度だしをとらなくても、手軽に和食が作れます。
冷蔵庫で約1週間保存可能。
●材料(水1リットル分)
こんぶ 10cm長さ
削りぶし 15~20g
塩 ひとつまみ
砂糖 ひとつまみ
水(水道水、あるいは軟水のミネラルウォーター) 1リットル
【1】1リットル以上入る透明のフタ付きポット(麦茶用の容器など)に、こんぶと削りぶしを入れる。
【2】塩と砂糖を加える。
【3】水を注ぎ、フタを閉めて、冷蔵庫でひと晩置く。
教えてくれたのは
武蔵裕子さん
むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。
『めばえ』2017年4月号
【8】即席浅漬け
余った野菜ですぐできる、時短おかず。冷蔵庫に常備しておけば野菜不足解消に。
◆材料
(3~4人分)
白菜 3枚(150g)
にんじん 40g
切り昆布 5g
塩 少々
【A】
酢 大さじ1
砂糖 小さじ2
しょうゆ 小さじ1
◆作り方
【1】白菜はざく切りにして塩を全体にもみこむ。にんじんは短冊切りにする。切り昆布は半分の長さに切る。
【2】【1】をジップ付きポリ袋などに入れ、【A】を加えてよくもみ混ぜ、空気を抜くように袋の口を閉めて冷蔵庫で2~3時間漬ける。
◆ポイント
浅漬けで野菜のシャキシャキ感をキープ。
教えてくれたのは
渥美まゆ美さん
あつみまゆみ/管理栄養士。フードコーディネーター。健康運動指導士。保育園勤務で子どもの料理提供に関わる。料理講師やセミナー講師などフリーランスで活動後、「株式会社Smile meal」を設立。食育など食と健康に関わる活動を行う。2児の母。
『めばえ』2018年1月号
野菜を使った和食レシピ
【1】ナスとこんにゃくのごま煮
こんにゃくの歯ごたえでかむ力がUP!ごまの風味が食欲をそそります。
◆材料
(約4人分)
ナス 2本
こんにゃく 150g
いんげん 6本
しいたけ 3枚
ごま油 大さじ1/2
【A】
しょう油 大さじ2
砂糖、酒、すりごま 各大さじ1
◆作り方
【1】ナスは小さめのひと口大に切る。こんにゃくは塩もみし、流水で洗い流す。
【2】こんにゃくとしいたけはひと口大、いんげんは約2cm長さに切る。
【3】フライパンにごま油を熱し、【1】を皮目から入れて中火でさっと炒め、【2】を加え炒める。
【4】【A】を入れ、中火で煮汁が少なくなるまで煮詰める。
教えてくれたのは
りんひろこさん
料理家・フードコーディネーター・食育アドバイザー・薬膳アドバイザー。料理教室「みなとキッチン」主宰。京都で学んだ懐石料理と、アーユルヴェーダや薬膳など東洋の食養生の考えをもとにした、おいしく簡単な料理を提案。4歳と2歳、『めばえ』世代の子育てママでもある。
『めばえ』2018年10月号
【2】かぼちゃと豆腐の重ねチーズ焼き
夕食は睡眠の質に深く関わります。消化・吸収が早い豆腐は、夜のたんぱく質補給に最適!
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
豆腐 1/2丁
みそ 大さじ2
かぼちゃ 100g
玉ねぎ 中1/2個
鶏ひき肉 200g
塩 2つまみ程度
ピザ用チーズ 2つかみ(40~50g)
◆作り方
【1】豆腐はひと口大に切って耐熱容器に入れ、電子レンジで1分(600Wの場合)加熱して水気を切る。かぼちゃと玉ねぎは薄切りにする。
【2】耐熱容器(グラタン皿など)に豆腐を入れて、みそをまんべんなく塗る。鶏ひき肉を広げ入れ、その上に玉ねぎとかぼちゃを重ねて塩をふり、チーズを散らす。
【3】ラップをして電子レンジで7~9分(600Wの場合)かぼちゃがやわらかくなるまで加熱する。
教えてくれたのは
りんひろこさん
料理家・フードコーディネーター・食育アドバイザー・薬膳アドバイザー。料理教室「みなとキッチン」主宰。京都で学んだ懐石料理と、アーユルヴェーダや薬膳など東洋の食養生の考えをもとにした、おいしく簡単な料理を提案。4歳と2歳、『めばえ』世代の子育てママでもある。
『めばえ』2018年10月号
【3】枝豆としらす干しの混ぜご飯
かわいい飾り野菜で見た目をグッと楽しく! 型抜きは簡単にできるので、子どもも喜んでお手伝いしてくれるはず。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
枝豆 200g
しらす干し 大さじ6~7
にんじん 1/2本
プロセスチーズ 60g
ご飯 茶碗3~4杯
◆作り方
【1】枝豆はゆでて、さやから出す。
【2】にんじんは輪切りにしてゆでて、型抜きする。チーズは1cm角に切る。
【3】ご飯に【1】、【2】、しらす干しを混ぜる。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
料理研究家。「料理教室Assiette de KINU」を主宰。今回は、長男の遼大(りょうだい)くんにお手伝いしてもらいました。
『めばえ』2015年8月号
【4】きゅうりとセロリ、鶏ささみの和えもの
片栗粉をまぶして茹でたささみはたれにしっかり絡んで、パサつかず、鶏のうま味を存分に味わえます。きゅうりとセロリの千切りもしゃきしゃきと楽しい食感。
◆材料
(3~4人分)
鶏ささみ 4本
きゅうり 2本
セロリ 7cm
片栗粉 大さじ1/2
し ょうが汁、ごま油 各大さじ1
塩 小さじ2/3
◆作り方
【1】きゅうりとセロリは千切りにする。鶏ささみは筋を取り、塩少々(分量外)を振りかけて10分ほどおき、片栗粉をまぶす。鍋で湯(分量外)を沸かし、沸騰したら弱火にして鶏ささみをゆで、ザルにあげる。粗熱が取れたらほぐす。
【2】ボウルに【1】の野菜、鶏ささみを入れてしょうが汁、ごま油を加えてさっと混ぜ、最後に塩を加えて全体を和える。
◆ポイント
鶏ささみは、加熱前に片栗粉をまぶすことで、つるんとした食べやすい食感になります。
教えてくれたのは
瀬戸口しおりさん
料理家。学生時代、東京・吉祥寺にあった『諸国空想料理店KuuKuu』のスタッフとして働き始め、その後、料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。昔ながらの家庭料理や人気のエスニック料理をよりおいしく、おしゃれにレベルアップさせる独自のセンスに定評がある。
『めばえ』2017年9月号
【5】野菜のヨーグルトみそ漬け
和洋ミックスの新風味。子どもウケも抜群な新感覚のお漬物です。
◆材料
(作りやすい量)
【A】
プレーンヨーグルト 大さじ2
みそ 大さじ2
にんじん、きゅうり、セロリ 各1/2本
◆作り方
【1】にんじんは7~8mm厚さの輪切りに、きゅうり、セロリは7~8mm幅の斜め切りにする。
【2】【A】と【1】を混ぜて2~3時間置く。
【3】みそをぬぐい取り、水気を絞る。
◆ポイント
子供たちの元気な成長に、カルシウムは不可欠!毎日の食事でしっかりとらせることが大人の使命です。
ヨーグルトは、100gに120mgのCaを含有。
みそは、100gに100mgのCaを含有。良質なたんぱく質も摂取できる。
余った材料をドレッシングに♪
■作り方
野菜をとり出して残った【A】におろし玉ねぎ小さじ1、オリーブオイル大さじ2を混ぜるだけで、ドレッシングのできあがり。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
ふじいめぐみ/料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学在学中から料理アシスタントを務め、料理家の道へ。25~30歳の5年間育児休業するも、復帰後、メディア各種、イベント、講演会など、幅広く活躍。「キユーピー3分クッキング」(日本テレビ系)の講師としても人気。
『めばえ』2017年1月号
【6】ギザギザ梅きゅうり
すきまおかずもちょっとオシャレにするだけで子どもは大喜びです♪
◆材料
(約12個分)
きゅうり 2本
梅肉 適量
◆作り方
【1】きゅうりは4~5cmの長さに切り、それぞれの中央にペティナイフでギザギザに切り込みを入れて、半分に切る。
【2】【1】の中央に梅肉をのせる。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネータ ー、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『ベビーブック』2011年10月号
【7】きゅうりとしらすの納豆うどん
ゆでて具材をのせるだけで完成する時短メニュー! めんつゆでさっぱり食べられるうどんは、きゅうりの食感がアクセントです。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
ひきわり納豆 2パック
しらす 大さじ3
きゅうり 2本
ゆでうどん 3玉
塩 小さじ1
白炒りごま 大さじ1
めんつゆ(ストレート) 適量
◆作り方
【1】きゅうりは薄い小口切りにしてポリ袋に入れ、塩を加えてもむ。
【2】うどんは半分の長さに切ってサッとゆで、流水で洗って、水けをきる。
【3】器に【2】を盛り、水けを絞った【1】、納豆、しらす、ごまをのせ、めんつゆをかける。
教えてくれたのは
鈴木 薫さん
シンプルでおいしい実用的なレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『ベビーブック』2013年7月号