ノドが痛い、イチゴ舌。1、2歳に多い【溶連菌感染症】の基本を知ろう!【小児科医監修】

毎年、園などで流行する溶連菌感染症。どんな症状?対処法は?
小児科医の金井先生にお話を伺いました。

溶連菌感染症の主な症状は?

風邪と区別しにくいことも

細菌の一種である「溶連菌」に感染することで起こります。おもな症状は、のどの痛みと、38~39度の高熱。のどは真っ赤に腫れ、強く痛みます。その後、舌に小さな発疹ができたり(「イチゴ舌」などと呼ばれる)、体に赤い発疹が出たりすることも。腹痛やリンパ節の腫れが見られる場合もあります。ただし、1~2歳の子どもの場合、熱や発疹などが見られず、かぜと区別しにくいこともあります。

病院ではどんな治療、検査をするの?

抗菌薬での治療

病院では、綿棒で軽くのどをぬぐって組織をとり、10分ほどで結果が出る検査を行います。溶連菌に感染していることがわかると、抗菌薬が処方されます。大切なのは、必ず薬を飲みきること。除菌するためには一定の期間、薬を飲み続ける必要があるからです。症状が治まってきても、自己判断で服用をやめてはいけません。

ホームケアや、登園の目安は?

水分補給を忘れずに

のどの痛みのためにものを飲み込むのをいやがることもありますが、熱が出ると脱水を起こしやすいので、水分補給を欠かさずに。食事は、のどごしがよく、刺激の少ないものを工夫しましょう。

重症の場合は?

まれに、きちんと治療をしても腎炎などを合併することがあります。その場合、発症から3~4週間後に血尿、むくみなどが見られます。合併症の有無を確認するため、発症後に検査を行うこともあります。医師の指示があった場合は、とくに症状がなくても、指定された時期に受診しましょう。

溶連菌感染症にかかったら、いつから登園可能?

原則として、薬を飲みはじめてから24時間以上たち、熱が下がるまでは登園禁止です。

 

 

金井正樹先生

東京都八王子市・金井内科医院
院長

「国立小児病院」、米国の小児病院などで小児外科の臨床・研究を行い、2008年より現職。診療科目は内科、小児科、小児外科、外科。保育園の園医、小・中学校の校医も務める。

 

 

イラスト/小泉直子 構成/野口久美子 出典/『めばえ』

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