アンケートは、『小学一年生』2021年11月号にて、読者のパパ・ママ750人からハガキとwebで回答をいただきました。
記事監修
1925年の創刊以来、豊かな世の中の実現を目指し、子どもの健やかな成長をサポートしてきた児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターに関わっていただき、子ども達各々が自身の無限の可能性に気づき、各々の才能を伸ばすきっかけとなる誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載しています。
質問内容は、「お子さんにクリスマスプレゼントを贈る時、子どもの希望のほか、どのようなことを意識しますか?」(複数回答可)です。それではさっそく見ていきましょう。
クリスマスプレゼントで、意識していること
12位 あげない
小学生になったらサンタは来ないよ。キリスト教ではないから、うちにクリスマスは来ません。理由はともあれ、クリスマスプレゼントはあげないという回答は、750人中4人。0.5%でした。
11位 大型遊具など容量・体積の大きい物
750人中10人(1.3%)の方が「大型遊具など、体積の大きい物」と回答。やはり年に一度の大イベントですから、ビジュアルの迫力も大事です。大きなプレゼントの包みはクリスマスのお祭り気分を盛り上げてくれること間違いですよね。びっくりして、うれしさもビッグになりそう。
10位 親も使えるもの
コンピューターやタブレット、生活用品やゲーム機など、親も使える物が良いのではと考える方は、750人中13人(1.7%)いらっしゃいました。楽しみを親子で共有でき、結果的に長く使えるというメリットもありそうですね。
9位 そのほか(具体的に)
750人中28人(3.7%)の方がその他の回答でした。「子どもの好きなもの・欲しい物」「サンタさんにお任せ」「予算に合うもの」「大事にするもの」「サンタは小学生になったら来ないと伝えている」「ぱっと思いつくものじゃなく長く欲しがっていたもの」といった回答のほか、おや?と思うものに「デザインが部屋の雰囲気に合うもの」「リセールバリューが高いもの」「音がうるさくないもの」「身体に害のないもの」などがありました。
8位 特別感のある高額なもの
750人中30人(4.0%)の方が「特別感のある高額なもの」を意識しているそうです。「特別感」は、それぞれで違ったものになるでしょうけれど、大人になっても長く使えるような物や、家族で大切な思い出として共有できる体験等でしょうか?
6位 なるべく価格の安い物
年末年始は出費の多い頃。少しでも負担にならないように工夫したいですね。納得です。「なるべく価格の安い物」に750人中51人(6.8%)の回答がありました。HugKumでは価格別のプレゼント提案の記事もありますので、ぜひご参考に。
6位 環境に配慮したものや素材の安全なもの
同じく6位で並んだのはこちらの回答。様々な生き物が暮らす地球の環境をこれからも維持していけるように。お子さんが使用するものには素材の安全性が必要。こういった環境への配慮は、各家庭から次世代の子どもたちに伝えていきたいものですね。「環境に配慮したものや素材の安全なもの」と回答されたのは、750人中51人(6.8%)でした。
5位 世間で話題になったり流行しているもの
映画・舞台・ゲーム・玩具・お菓子にまで展開している人気アニメや、どこでもだれとでも遊べるゲーム機など、学校でお友達との話題に欠かせないアレとかコレとか。750人中98人(13.1%)の回答がありました。
4位 きょうだいで使えるもの
750人中168人(22.4%)の方が「きょうだいで使えるもの」と回答されました。同じものをふたつ買わずにすむし、兄弟姉妹で仲良く使ったり遊んだりできれば、コミュニケーションも深まるからグッドアイデアですね。
3位 子どもの希望のみで他は意識しない
子どもの希望がすべてで、親の希望やコントロールを介在させないプレゼント選び。お子さんを主役にと考えるパパママの愛情が感じられますね。子どもさんの希望をかなえてあげられるのは、親にとっても幸せなこと。750人中201人(26.8%)の方がこの回答でした。
2位 お子さんの学力や成長を促すもの
2位は、お子さんの学力や成長を促すものを贈りたいと考えていらっしゃる方々の回答で、750人中62人(48.3%)でした。喜んで楽しんで、そのうえ学力アップや成長を促進する効果のあるものでしたら、一石二鳥ですね。
1位 繰り返し長く使用できるもの
トップは、長く繰り返し使えるものが良いとの回答。750人中454人(60.5%)でした。せっかくあげるなら繰り返し使ってほしいですし、長く使用するなかで物を大切にする気持ちも育んでほしい。成長とともに好みや興味の対象は変わるものですが、それでもできるだけ一過性ではない価値あるものを贈りたい、というパパママの気持ちが感じられますね。
プレゼントを渡したあとのことも
いかがでしたか? プレゼントは、受け取った相手の気持ちを想像してあれこれ吟味しますよね。1位の「長く使えるものを」の回答ふくめ、プレゼントを渡した後の影響を多角的に考えてお子さんへのプレゼント選びをしていることがわかりました。地球環境や、キャパシティなどの住宅事情、お子さんの身体への影響などにも配慮しているようです。
さあ、もうすぐクリスマス。お子さんの喜ぶ顔が浮かんできましたか?
構成・文/橋本恵子