厄年と、年男・年女との違いは?
厄年と、年男・年女は関係ない
生まれた年の干支から一巡して、誰もが12年に一度「年女、年男」の時期を迎えます。生まれ年の干支に12年ぶりに回帰するこの時期は、言わば「再スタート」や「リフレッシュ」の意味合いが強く、厄年とは全く関係がありません。
この世に生を受けたときから、私たちの人生は始まりますが、そのプロセスの中にあるのが、12年のサイクル。人生上、何度か訪れるその再スタートのチャンスが「年女、年男」なのです。
年男・年女は、良縁や幸運に恵まれやすい
人によって、状況とタイミングによっては、「厄」のように思える出来事が重なる場合もありますが、干支としてはあくまでも、12年かけて取り組むような大切なテーマを再確認できる時期です。もし、うまくいっていない問題があればリフレッシュできるよう、軌道修正が促されることもあります。
いずれにしても、「年女、年男」の年は、宇宙のリズムと歩調を合わせやすくなるので、古来より、良縁や幸運に恵まれやすい、星や神々のご加護を得やすいと言われています。
身近な人と助け合い、幸運を分け合う姿勢を大切にすることで、豊饒な実りが身の回りに派生していく年でもあります。
厄年と年男・年女が重なる場合もある
「年女、年男」と厄年が混同されることがあるのは、同じ年齢も含まれているからかもしれません。「年女、年男」は12の倍数の年齢ですが、厄年と重なるのは女性で36歳と60歳、男性で24歳と60歳(厄は数え年なので、通常、女性37歳と61歳、男性25歳と61歳と表記されます)。
厄年とは、自らの存在をいたわり、注意を喚起したい時期
なお、厄年の由来はあまりはっきりしていません。ですが、西洋の占星術においても、30代半ばから40代にかけて、出生時の配置に星が回帰する「中年の危機」とも呼ばれる星回りがありますので、宇宙や生命のリズムとして、自らの存在をいたわり、注意を喚起したい時期だと言えるのかもしれません。
2022年(令和4年)に厄年を迎える人
2022年に厄年を迎えるのは、何年生まれで何歳の人なのでしょうか?
厄年は、「数え年」でカウントします。数え年とは、生まれた時点で1歳となり、新年を迎える度に1年ずつ増えていきます。2022年に、生まれ年(生まれたときは0歳)で32歳になる人は、数え年で33歳を迎えることになります。
また、厄年には、前厄・本厄・後厄があります。前厄は厄のまえぶれが感じられる年、本厄はいちばん厄を感じられる年、後厄は厄が収まっていく年と言われています。
すべて同様に注意をして、厄除けを行ったほうがいいとされていますが、あまり気にしすぎるのも考えものですね。厄年とは、適切に付き合っていきましょう。
2022年(令和4年)に厄年を迎える男性
男性の厄年は、25歳、42歳、61歳となっており、なかでも42歳は「大厄」とされ、もっとも気を付けるべき年と言われています。
前厄
1999年(平成11年)生まれ 24歳 兎年
1982年(昭和57年)生まれ 41歳 戌年
1963年(昭和38年)生まれ 60歳 兎年
本厄
1998年(平成10年)生まれ 25歳 寅年
1981年(昭和56年)生まれ 42歳 酉年 ※大厄
1962年(昭和37年)生まれ 61歳 寅年
後厄
1997年(平成9年)生まれ 26歳 丑年
1980年(昭和55年)生まれ 43歳 申年
1961年(昭和36年)生まれ 62歳 丑年
2022年(令和4年)に厄年を迎える女性
女性の厄年は、19歳、33歳、37歳、61歳となっており、なかでも33歳は「大厄」とされ、もっとも気を付けるべき年と言われています。
前厄
2005年(平成17年)生まれ 18歳 酉年
1991年(平成3年)生まれ 32歳 未年
1987年(昭和62年)生まれ 36歳 兎年
1963年(昭和38年)生まれ 60歳 兎年
本厄
2004年(平成16年)生まれ 19歳 申年
1990年(平成2年)生まれ 33歳 午年 ※大厄
1986年(昭和61年)生まれ 37歳 寅年
1962年(昭和37年)生まれ 61歳 寅年
後厄
2003年(平成15年)生まれ 20歳 未年
1989年(昭和64年・平成元年)生まれ 34歳 巳年
1985年(昭和60年)生まれ 38歳 丑年
1961年(昭和36年)生まれ 62歳 丑年
文・占い監修
構成/HugKum編集部