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炊飯器を使えば、チャーシューが超簡単にできる♪
チャーシューを作るというと、お肉を紐でしばったり、長時間煮込んだりして手間のかかるイメージありますよね。でも炊飯器を使えば、ご家庭でも簡単に作ることができるのをご存じでしたか?
しかも、仕上がりは本格的。お店で食べるようなとろとろのチャーシューがお家で味わえるんです。特別な道具や材料は一切必要ありません。スイッチを押して後は待つだけ!誰でも簡単に出来るので、今夜のおかずにぜひ♪
炊飯器でチャーシューを作るメリット
炊飯器でチャーシューを作ると、どんなメリットがあるのでしょうか。忙しい毎日のご飯作りにオススメのポイントを紹介します。
簡単に美味しくできる
材料さえ揃えてしまえば、あとはボタンひとつでできてしまうという超簡単さが、仕事や育児に忙しいママパパには最大のメリットですよね。また、簡単なだけではなく、ラーメン屋さん顔負けの、とろとろで美味しいチャーシューが出来てしまうというのだから、言うことなしです!
調理中はほったらかし
材料さえ入れてボタンを押してしまえば、あとは勝手に調理してくれるので、調理中のガスコンロのように、そばにいる必要がありません。
小さいお子さんがいるご家庭などは、その分で空いた時間に一緒に遊んだりして、時間を有効に使う事ができますね。また、ガスコンロの火で火傷をする心配もなくなり、安全面でもメリットがあります。
失敗がほぼない
調理の失敗がほぼありません。ガスコンロでの調理だと、焦げたり、煮崩れしたりする心配がありますが、炊飯器は火を使わないので、火加減調整の必要もなく自動で料理してくれるので、めったなことでは失敗しないでしょう。
アレンジ次第でレパートリーが広がる
晩ご飯のおかずの一品としてはもちろん、ラーメンにのせたり、サラダに合わせたり、おつまみにしたり、お弁当のおかずにしたりと、さまざまな料理の場面で活用できるのも、炊飯器チャーシューの大きな魅力ですね。
炊飯器でチャーシューを作るときの注意点
とても簡単にできる炊飯器チャーシューですが、作るときのポイントがいくつかあります。そちらもしっかりおさえていきましょう。
臭いが残る
調理後はやはり臭いが多少残ります。内釜はもちろん、内ぶたや蒸気口などもしっかり洗浄してください。よく洗っても、あと2~3日は、ご飯を炊いたときに臭いがついてしまう可能性があります。
3合炊き250g、5合炊き500g、大きさに注意
たくさん食べたいからといって、炊飯器に対してはみ出るぐらい大きいお肉をいれてしまうと、お水を入れたときに吹きこぼれてしまいます。目安としては、3号炊きの炊飯器では250g程度、5号炊きの炊飯器では500g程度です。炊飯器にお肉を入れる前に、レンジで1分から2分温めると、お肉が柔らかくなり、内釜におさまりやすくなりますよ。
炊飯器の種類
炊飯器といってもさまざまな種類があります。なかにはお米以外の調理ができないというものもありますので、炊飯器チャーシューに初めてチャレンジするときには、ご家庭にある炊飯器の取り扱い説明書を必ず読んでから調理をしてください。
調理中はご飯が炊けない
当然ですが、チャーシューを炊飯器で調理中はご飯が炊けません。当たり前なのですが、これが結構みなさん見落としがちなんです。先に炊いておくか、冷凍ご飯などを準備しておきましょう。
ほったらかしOK! 炊飯器チャーシューのレシピ
それでは実際に作っていきましょう。炊飯器チャーシューの基本的なレシピや、今流行りの低温調理によるチャーシュー、冷凍の豚バラブロックを使った作り方を紹介していきます。
ほろほろ・うまうま! 炊飯器チャーシュー基本のレシピ
まずは、お店で食べるような「ほろほろ・うまうま炊飯器チャーシュー」の基本的な作り方から紹介していきます。
◆材料
(4人分)
・豚ロースブロック 700g
・塩 適量
・しょうゆ 100ml
・酒 100ml
・みりん 100ml
・砂糖 50g
・水 50ml
・すりおろし生姜 小さじ1
◆作り方
(1)豚肉にタコ糸を巻く
(2)フォークで豚肉全体を刺して柔らかくする
(3)豚肉に塩をまぶす
(4)炊飯器に豚肉を調味料すべていれる
(5)炊飯器のスイッチを押す
(6)炊けたら豚肉と一緒に煮汁もとりだす
(7)食べやすい大きさにカットして煮汁をかけたら完成です
ジップロックと保温モードで作る、炊飯器チャーシューの低温調理レシピ
最近話題の低温調理法でもおいしいチャーシューを作ることができます。低温60℃から70℃でじっくり加熱することで、内側まで味がしみこみ、ジューシーな仕上がりになります。
◆材料
(4人分)
・豚肩ロース塊 500g
・ねぎの青い部分あれば少し(なくてもOK)
・生姜チューブ 小さじ1
・にんにくチューブ 小さじ1/2
・醤油 大さじ4
・砂糖 大さじ4
・こしょう 3ふり
◆作り方
(1)豚肩ロース塊と調味料をジップロックに入れて密閉する。
(2)1を炊飯器に入れて全体が浸る程度のたっぷりのお湯(80℃)をそそぐ
(3)保温モードで3時間待つ
(4)炊飯器から取り出し、常温で1時間置いて粗熱をとる
(5)ジップロックから出して、お好みの厚さにカット
(6)つけ汁は、灰汁やショウガを取り除きながら弱火で半分ぐらいになるまで煮詰めて冷ます
(7)チャーシューに(6)をかけたら完成
冷凍豚バラブロックを使った炊飯器とろとろチャーシューレシピ
ガチガチに凍ったままでも、冷蔵からでも、どちらでも調理可能な炊飯器チャーシューの作り方です。冷凍保存しておいたお肉をそのまま使えるのはとても便利ですね。
◆材料
(2人分)
・豚バラ塊肉 300g
・砂糖 大さじ2
・水 大さじ2
・酒 大さじ2
・しょうゆ 大さじ3
・みそ 小さじ1
・ごま油 小さじ1
・チューブにんにく 2㎝ぐらい
・チューブしょうが 2㎝ぐらい
◆作り方
(1)炊飯器に冷凍の豚バラを入れ、水を頭がちょっと出るくらい注ぎ、アルミホイルをかぶせて炊飯。下茹でする
(2)お湯を捨ててから調味料をすべて入れ、アルミホイルをかぶせて炊飯。炊き上がったら裏返して粗熱をとる
(3)熱がとれたら完成
※アルミホイルで蒸気口をふさがないように注意してください。
これって失敗⁉ 炊飯器チャーシューのリカバー法
簡単とはいっても、はじめからそううまくはいかないこともあるでしょう。ここでは、もしも失敗してしまったときのリカバー方法について紹介していきます。
お肉がパサパサ
お水が足りてない可能性があります。水をお肉の頭が少し出る程度注いで、もう一度炊飯してみてください。
煮汁がシャバシャバ
炊飯時間が足りてないかもしれません。お肉の硬さをチェックして、硬ければもう1回炊飯してください。柔らかければ、煮汁だけを小鍋に移して、とろみがつくまで中火か弱火で煮詰めてください。
低温調理で中心まで火が行き渡ってない
ジップロックがしっかりと密閉されておらず、余計な空気が入ってしまっているかもしれません。中の空気をしっかりぬいてもう一度炊飯してみてください。
炊飯器チャーシューのアレンジレシピ
最後に炊飯器チャーシューを使ったオススメのアレンジレシピを紹介していきます。幅広いお料理に活躍する炊飯器チャーシュー。どれもデパ地下で買ったような絶品料理です。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
鶏肉チャーシュー
鶏肉でも同じように炊飯器でおいしいチャーシューが作れちゃいます。冷凍からでも冷蔵からでも大丈夫です。
◆材料
(2人分)
・鶏モモ肉 1枚(300g~350g)
・砂糖 大さじ1と1/2
・みりん 大さじ1と1/2
・水 大さじ2
・しょうゆ 大さじ2
・チューブにんにく 1㎝ぐらい
・チューブしょうが 1㎝ぐらい
◆作り方
(1)鶏肉を炊飯器に入れて、合わせた調味料をかける
(2)アルミホイルをかけてスイッチを押す
(3)炊き上がったら裏返して粗熱をとる
(4)熱がとれたら完成
中華風おこわ
とろとろ炊飯器チャーシューとご飯の相性が抜群の一品。簡単に作れるので、忙しい日などの献立にオススメです。
◆材料
・もち米 2合
・炊飯器チャーシュー 5枚
・人参 1/2本
・ごぼう 1/2本
・ごま油 適量
・オイスターソース 大さじ1/2
・醤油 大さじ1/2
・砂糖 大さじ1/2
・塩 少々
・和風だしの素 少々
◆作り方
(1)もち米を洗って水に浸す
(2)炊飯器チャーシューをみじん切りにして、ごま油で軽く炒める
(3)ニンジンを細切りにする
(4)ごぼうをささがきにして灰汁をとる
(5)炊飯器に具材、調味料をすべていれてスイッチを押す(水は少なめが良い)
(6)炊き上がったら完成
ピリ辛煮豚
おかずにも、お酒のおつまみにも最適な一品。ピリ辛ソースのかける量はお好みので。
◆材料
(2人分)
・豚ももブロック肉 150g
・塩 小さじ1/2
・しょうが 1/2かけ
・長ねぎ[青い部分] 1/2本分
・お湯 300c
◆作り方
(1)豚肉に塩をふってもみこんだあと、保存袋にいれて半日冷蔵庫でねかします
(2)袋からお肉を取り出し、炊飯器にお湯、ねぎ(青い部分)、しょうがとともにいれてスイッチを押す
(3)ネギをみじん切りにする
(4)ごま油、唐辛子をフライパンにいれ弱火で炒めます。香りが立ったら残りの調味料を加えて煮立たせます
(5)炊きあがったら取り出して粗熱をとります
(6)お好みの厚さにカットしてソースをかければ完成
お家で柔らか絶品チャーシューを
炊飯器で作るとろとろチャーシューを紹介してきました。炊飯器に入れて放っておくだけでできてしまう、しかも長時間煮込んだお店のチャーシューとひけを取らない絶品の仕上がりです。仕事や育児で忙しいママパパにオススメ! ぜひ参考にして、お家で柔らか絶品チャーシューを楽しんでください。
文・構成/HugKum編集部