【「ミステリと言う勿れ」連載第3回】久能整の沁みる一言!人の気持ちを察するスキルを、なぜ仕事以外で発揮できないのか?

菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」第4話では、菅田さん演じる久能整が、爆弾魔により仕掛けられた暗号の謎を解いていくようです。そんななか整は「爆弾を仕掛けた」とつぶやく男に遭遇します!

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(毎週月曜21時~)が絶好調です!1月24日(月)に放送された第3話は、平均視聴率(世帯)13.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)をマークし、第2話の12.7%から、0.5ポイントもアップしました。

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

毎回、菅田さん演じる久能整(くのう・ととのう)が、出会う人々の隠された心の闇を見抜き、「僕は常々思うのですが…」と、それに対する持論を述べていきます。それが、決して対象者をねじふせるような上から目線ではなく、彼らに寄り添うというアプローチ方法が心に染みわたります。

1月31日(月)に放送される第4話では、スリリングな爆弾魔とのやりとりが描かれていきますが、その前に第3話を振り返りつつ、来る第4話をスタンバイしておきましょう。

第3話はここがしびれた!

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

 

(これより以下、3話のネタバレを含みます)

バスジャック事件に巻き込まれた久能たち乗客は、監禁されていた犬堂邸で「これまでに自分が犯した一番重い罪」をそれぞれに告白し、懺悔していきました。

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

そこにようやく、バスジャック犯たちの動向をかぎつけた風呂光聖子(伊藤沙莉)と青砥成昭(筒井道隆)、池本優人(尾上松也)たち大隣警察署・強行犯一係がSATを引き連れて、屋敷に乗り込んできました!

結局、警察が追っていた連続殺人事件の真犯人は、運転手の煙草森誠(森下能幸)だったことが発覚!

コミックス2巻より ©田村由美/小学館

そして、熊田翔と名乗っていたバスの乗客(永山瑛太)が、実はバスジャックの首謀者・犬堂我路だったことも判明します。個人的には、サラサラ金髪ヘアの瑛太さんによるカリスマ性あふれる我路の佇まいに惚れ惚れしました。

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

今回も、事件の真犯人が、捜査上でノーマークの人物だったことに息を呑みました。原作者の田村由美先生の類まれなストーリーテラーぶりには、本当に感心しきりです。

ちなみに、田村先生が漫画2巻の巻末にあるおまけページ「たむたむタイム」で、「ミステリと言う勿れ」というタイトルについて「すいません。ミステリじゃないです。そんな難しいものは描けるもんか!」と謙遜されていましたが……。いえいえ、とんでもございません!さすがはミステリ好きの田村先生があみ出した物語だけあって、すべての事件が予測不能な展開で、毎回脱帽させられっぱなしです。

人の気持ちを察して仕事ができるのに、なぜ部下や身内にはそのスキルを発揮しないのか?

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

バスジャック犯の命により、これまで自分が犯した一番重い罪を順番に告白していった乗客たち。元保険会社の重役である奈良崎幸仁(金田明夫)が、部下に自殺されたという重いエピソードを口にしますが、ここに切り込んだ整の言葉が、これまた心にじんわりときました。

奈良崎は命を絶った部下に対して「死ぬほど辛いんだったら、そう言えば良かったじゃないか」と、妻にも「退職後、ずっと寂しくて辛かったと言って、子どもを連れて出ていった。男ってのは、ハッキリ言われないと対処できないんだ」とやりきれない気持ちを吐露します。

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

そんな奈良崎に整が「そういう能力って、仕事には必要ないんですか?」とツッコむと、奈良崎はドヤ顔で「仕事は別だ。顧客のニーズを拾い、先を読んで備える。上司の機嫌もちゃんと取る」と答えます。これっていかにも出世街道を闊歩してきた元重役らしい発言かと。

それを受けて整は「じゃあ、そのスキルはあるんじゃないですか。何十年も人の気持ちを察して仕事をしてきたんですよね。なのにどうして、部下や身内にはそれを発揮しないんですか?」と静かに尋ねます。きっとこの言葉に、ギクッ!とした仕事人間のパパたちも多かったのでは。

コミックス2巻より ©田村由美/小学館

奈良崎は顔に後悔の念をにじませ、妻の実家と部下の墓参りに行くことを誓いました。また、このドラマでは、登場人物の揺れ動く心情に沿って、要所要所にクラシックの名曲が効果的に流れますが、観ている視聴者の心も洗われていくような気がします。

 

第4話では、整が爆弾魔の暗号を解くミッションに挑む!?

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

整が例によって大好きなカレー作りを楽しんでいると、スマホに風呂光聖子(伊藤沙莉)から、ある事件の捜査を手助けしてほしいという連絡が入ります。それは闇サイトにアップされた爆破予告場所の特定で、アルファベットの暗号文を解読してほしいとのこと。

前日には爆弾が品川に仕掛けられましたが、幸いビルが特定されたため爆発を事前に防ぐことができたようです。それから再度、爆発予告が入り、今度は大隣署管内に仕掛けられたとのことで、整に白羽の矢が立てられました。

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

風呂光を向かわせたのは、池本優人(尾上松也)だったようですが、民間人である整の捜査協力は禁じられているので、上司の青砥成昭(筒井道隆)たちに知られないよう、取調室へ通された整。果たして彼は暗号を解けるのでしょうか?

©田村由美/小学館 ©フジテレビジョン

また、整はたまたま、爆弾を仕掛けたという謎の男(柄本佑)と出会いますが、彼は実際に事件と関わっているのでしょうか!? 第4回も、「そう来たか!」とうなる展開に乞うご期待!

「ミステリと言う勿れ」フジテレビ系列 月曜夜9時から放送

見逃し配信はFODTverでご覧ください(放送後、最新話が公開されます)

文/山崎伸子

 

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カレー好きで天然パーマの大学生・久能 整(くのうととのう)がある日、
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月刊フラワーズ(毎月28日頃発売)にて連載中!

 

 

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