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やせたいなら、今すぐ食べましょう!
「私がダイエットから卒業できたきっかけは“食事制限”ではなく“食事改善”でした」と松田さん。小学生の頃からダイエットを始め、体重に一喜一憂する人生だったという松田さんは保健師になって食事指導をする立場になり、「人間の体は食べたものでしか作られない」ということを痛感。食べる“ほど”に代謝を上げることに成功し、1年かけて12kg減量、出産後も体重を維持し、現在、実年齢35歳で体内年齢18歳という若々しさをキープしています。
やせるための運動はいっさいなし! 食事を楽しむことで心も体も整ったという松田さんは、ダイエットに悩む多くの人が実は面倒くさがりやであることに気づきます。そこで松田さんは、良い食材・悪い食材を分かりやすく分類、簡単に作れる料理を考案。多くの女性たちのダイエットを指導して、イキイキとした姿に変身させてきました。そんな松田さんの著書で話題の新刊『ずぼら瞬食ダイエット』(小学館刊)から、瞬食ダイエットの知恵3つを紹介します。
「瞬食ダイエット」の知恵1:「朝昼晩たん」で筋肉キープ、脂肪を燃やす!
松田さんは、「女性がやせ体質をキープするためには、いかに筋肉を落とさないかが大切。運動してやせようとすると、筋肉が落ちて代謝も悪くなり、結果やせにくくなってしまいがちなんです」と説きます。だからまずは筋肉維持が大切。そのために必要な栄養素は「たんぱく質」です。たんぱく質は筋肉の材料となり、さらにたんぱく質をとると食後の体温が上がり、脂肪が燃えやすくなります。筋肉はたんぱく質が足りなくなると分解されてどんどん減ってしまうといわれるため、朝・昼・晩の3食欠かさずとるようにしましょう。「“朝昼晩たん”とったかな?と、毎食意識してくださいね」(松田さん)
たんぱく質は肉、魚、卵、豆、大豆製品、乳製品などに多く含まれます。「食べる量は、手のひら分(たんぱく質のグラム数でいうと20g程度)を目安にしてくださいね」(松田さん)。時短料理の味方でもあるさば缶やツナ缶を使うのもおすすめです。食事で十分にとれなかったときは、チーズや豆乳をおやつにするといいですよ。
「瞬食」の知恵2:その調味料の糖分、大丈夫? 砂糖の代わりに本みりん
糖分のとり過ぎは太る……。これを理解してお菓子を控えている人も多いはず。でも、調味料の糖分を意識したことはありますか? 実は調味料にも糖分が多いものがたくさん。含まれる果糖ブドウ糖は体に吸収されやすく、血糖値が急上昇しやすいため太る原因に。市販のケチャップやソースはもちろんのこと、めんつゆ、ドレッシング、ポン酢、焼肉のたれなども要注意です。調味料を買うときは原材料や成分表示を確認し、できるだけ甘味料が含まれていないもの、糖質が低いものを選びましょう。
砂糖は避けたいけれど料理に甘味をつけたい……、そんなときは「本みりん」や「エリスリトール」で代用するのがおすすめ。本みりんは沸騰させたり電子レンジで加熱してアルコールを飛ばした「煮切りみりん」にすると、シロップのように使えます。自家製ドレッシングやソース作りにぴったりです。「エリスリトール」はカロリー0で安全性がたかいとされている天然甘味料。ネットショップなどで購入できますよ。
「瞬食」の知恵3:「コンビニ飯」は組み合わせ次第で「やせる定食」に変わる!
コンビニユーザーはダイエットが難しいと考えられがちですが、今のコンビニでは簡単でラクに、栄養バランスよく食べられるメニューが豊富。ただし、選ぶときは次の3つを意識しましょう。
・たんぱく質(主菜)、野菜(副菜)、主食、汁もので「定食」にする
・たんぱく質は手のひら分(20g)、糖質はおにぎり1個分(50g)までを目安に選ぶ
・原材料はシンプルなものを選ぶ
栄養をまんべんなくとれば、コンビニ飯がやせ定食に! ダイエットというとお米やパンを抜きがちですが、やせ体質を作るためには糖質を適量とることも重要です。できる限り、雑穀米のおにぎりや低糖質のブランパンを選ぶといいですよ。
忙しい人も、面倒くさがりやな人も、ちょっとした食事の工夫でカラダは変えられます。ぜひできることから試してみてくださいね。
運動なし!コンビニ飯よし!缶詰料理OK! 自身も-12kgのダイエットに成功、35歳で体内年齢18歳をキープする著者が、食べる“ほど”にやせるコツを大公開。女性がすぐ身につく毎日の「やせる食習慣」(=瞬食習慣)と、時短&ほったらかしの「簡単すぎるやせレシピ」(=瞬食レシピ)をたっぷりと紹介しています。
記事監修
松田リエ
マツダ リエ/看護師・保健師・ダイエット講師。BelleLifeStyle協会代表理事。1986年生まれ。一児のママ。看護師としてがん患者のケアを担当後、保健師として従事。成人の健康教育、メタボリックシンドロームや糖尿病患者への保健指導を行う。この経験から、食卓を担う人が栄養や体の知識を身につけないと、日本の食習慣はよりよくならないことに気づく。自身が食生活で自然に12kgやせた経験を生かし、食べやせダイエット専門講師として起業。ダイエット相談に来る人の多くが面倒くさがりやであることに着目した、すぐ取り入れられる食事メソッドが評判を呼ぶ。受講生1250名をダイエット成功に導くかたわら、YouTube再生1500万回、Amebaダイエットブログ等、SNSでも活躍中。