カレーに入れる肉、子育て家庭に人気の種類は「豚肉」!おすすめの部位と美味しく作るコツ

子どもが大好きなカレー。作るのも簡単なので、メニューに困ったら作る、なんていう人も多いですよね。そんなカレー、他のおうちと違いがあるのかな・・・なんて思うことはありませんか。野菜はそんなに違いはないかもしれませんが、お肉は意外と違いがあるようです。

家で作るカレーに入れる肉の種類は何?

そこで今回は0歳〜12歳の子を持つママ・パパにリサーチ。カレーに使う肉は何が多いのか聞いてみました。

Q.家で作るカレーに入れる肉の種類で多いのはどれですか?

半数以上の人が使っているのは豚肉。4人に1人が選んでいるのは牛肉。お店で食べるカレーのメニューはビーフカレーというイメージがありますよね。鶏肉を選んでいるという人は約13%とかなり少ない結果に。それぞれの具体的な理由も聞いてみました。

牛肉

「ビーフカレーが好きだから」(30代・千葉県・子ども1人)
「子どもが好きなので柔らかい牛肉の薄切りを使用することが多い」(30代・兵庫県・子ども2人)

豚肉

「味がおいしいから。牛肉より安く、鶏肉より味がいい。家族が好む」(30代・神奈川県・子ども2人)
「家に常備しているお肉なのでカレーを作ろうと思いついたときに入れられる」(40代・埼玉県・子ども2人)

鶏肉

「鶏肉のももの部位。 柔らかくて、ゴロッとあるのが食べ応えがあっておいしい」(30代・広島県・子ども3人)
「安い、おいしい、柔らかいから」(40代・北海道・子ども1人)

肉の種類に地域差がある?!

実は、カレーに入れる肉の種類には東西差があることをご存知ですか?アンケートで多かった豚肉と牛肉について、東は新潟、西は富山で区切り調査しました。

結果は、かなり分かりやすいものに!東日本では豚肉が圧倒的、西日本エリアは牛肉が圧倒的なよう。もちろん違うものを使う家庭もあるものの、ここまで違いが出るのはおもしろいですね。

豚肉でカレーにおすすめの部位

半数の人が選んだ豚肉。ひとくちに豚肉と言っても部位はそれぞれ。それによって、味の違いや食べやすさ、作りやすさも変わりますよね。おすすめの部位やおいしくなる調理法をご紹介します。

豚こま切れ

豚こまは、もも、バラなどいろいろな部位の切れ端が入ったもの。豚こまを使うと味わいに深みが出て美味しく、コスパは抜群なので食費を抑えるのにもぴったり。

豚バラ

豚バラは脂身が多く、コクのあるカレーに仕上がります。厚みのある肉をサイコロ状に切っていれたり、薄切りのものを選べば、しゃぶしゃぶカレー的になり食べやすいもの。

豚ひき肉

キーマカレーにするには豚ひき肉が活躍。ほうれん草などと一緒に煮込むと、小さな子でも食べやすいカレーに仕上がります。

豚もも

柔らかくて赤身が中心の肉質。あっさりとした味わいに仕上がります。ちょっとカロリーを抑えたいなんて時にもおすすめ。

カレーに合わない豚肉の種類

豚肩ロース肉は、煮込むと繊維が硬くなりがちなので、筋切りという下処理が必要になり、簡単に作りたい場合にはあまり向かないかも。ただ、脂身と赤身のバランスがいいのでコクのある味わいになります。

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牛肉でカレーにおすすめの部位

西日本で多く使われる牛肉。部位によってどんな違いがあるのかまとめました。また、部位ごとに調理法も変わってくるのでご紹介。

牛こま切れ肉

牛肉のあらゆる部位の切り落としが入った細切れ。そのまま使うと固くなってしまいがちですが、玉ねぎのすりおろしやヨーグルトに漬けることで柔らかく食べられます。いろいろな部位が入っていることで味わいがよく、薄切り肉なので煮込み時間が短いのもいいところ。

牛バラ肉

塊の牛バラブロックは一口大にカット。先に牛肉をフライパンで焼き付けてから煮込むとしっかりとした味わいのカレーに仕上がります。

牛もも肉

脂身の少ない赤身肉はカレー用としていちばん使われる部位。噛むほどに牛肉の旨味が味わえるので、牛肉本来の味わいに仕上がります。煮込みすぎると固くなってしまうのでさっと仕上げるのがポイント。

牛すじ肉

牛すじ肉は調理前に2回ほど茹でる下処理が必要なものの、仕上がりはコラーゲンたっぷりのとろとろのカレーに。時間に余裕のある時にはおすすめ。

ハラミ肉

牛の横隔膜でホルモンに分けられるハラミは煮込むととろとろになる部位。薄切りのものを買えば時短なのに長時間煮込んだようなカレーに仕上がります。

牛ロース

角切りにとして売られることが多いロース。ゼラチンが豊富なので長時間煮込めば、ちょっと贅沢でリッチなカレーになります。特別な日のカレーにぴったり。

カレーに合わない牛肉の種類

牛肉はコクが出るので、カレーに合わないということはありませんが、牛すじ肉など下処理に時間がかかるものもあるので、時間がない時には手軽に使える部位を選びましょう。

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鶏肉でカレーにおすすめの部位

さっぱりと食べられるのが魅力的な鶏肉のカレー。常備していることも多いので、便利に使えますよね。

鶏むね肉

パサつく、食感が固いなどと言われがちですが、フォークで全体に穴を開けたり、ヨーグルトなどに漬け込んでおくと柔らかくしっとりした味わいに。あっさりしているので、カレー本来の味を生かすことができます。

鶏もも肉

むね肉と違い、少し固めの部位ですが、適度な脂がコクとうまみを出しつつも、全体的には淡泊であっさりとした味わいのカレーに仕上がります。表面に焼き色をつけてから焼くと水分が閉じ込められジューシーに仕上がります。

鶏ひき肉

時短で簡単に作れるのが鶏ひき肉。あっさり仕上げたい場合にはむね肉を、コクや旨味を味わいたいならもも肉がおすすめです。

鶏手羽元

調理に時間がかかりそうな手羽元ですが、骨に沿って切り込みを入れれば短時間で内側までしっかり煮込め、骨つきにくならではの旨味も楽しめます。

カレーに合わない鶏肉の種類

あっさりと仕上がり、子どもも食べやすい鶏肉は、どんな部位でも合うのですが、ヘルシーでコスパのいいささみ肉はうまく下処理をしないと固くなりがち。筋を切ったり、フォークで穴を開けたりするなど、工夫することで美味しく食べられます。

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どんなカレーにするかで肉は選んで

肉の種類や部位によって、調理や仕上がりが変わってくるカレー。どんな肉でも美味しく仕上がるので、目指すカレーによって肉を選ぶのがおすすめです。今までに使ったことのない肉にもぜひチャレンジして!

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文/松川麗 構成/HugKum編集部

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