琴線を揺さぶるDisney+最新3作まとめ!『私ときどきレッサーパンダ』や『アイス・エイジ』『スパイダーマン』まで

3月にディズニープラスで配信されるファミリーにおすすめの『私ときどきレッサーパンダ』に、『アイス・エイジ バックの大冒険』、ドラマシリーズ「スパイダーマン&アメイジング・フレンズ」の見どころをご紹介。

©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

待ちに待った春休みがやってきます。まだまだ、遠出などの旅行がしづらいコロナ禍なので、ディズニーの定額制公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)のおすすめファミリー映画&ドラマを家族で楽しみませんか? 今回は3月配信のホットな3作をレコメンドします!

少女が時々レッサーパンダになってしまうというユニークな設定のディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』に、氷河期のマンモスやナマケモノなどの家族愛を描く人気シリーズ最新作『アイス・エイジ バックの大冒険』は、イチオシのファミリー映画2本です。

©2022 Disney Enterprises. Inc.

また、全米累計興行収入歴代3位の特大ヒットとなり、日本でも大ヒットした『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(公開中)でスパイダーマンが大好きになったファミリーは、この機会に1980年代にアメリカで放映されていたテレビアニメ「スパイダーマン&アメイジング・フレンズ」を観てみませんか?

爆笑必至の設定なのに涙腺崩壊!『私ときどきレッサーパンダ』

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『私ときどきレッサーパンダ』(3月11日より独占配信中)というタイトルを初めて耳にした時、さすがはディズニー&ピクサー作品!斜め上を行くアイディアを思いつくなと感心しました。

主人公の少女メイは、母親の前では常に生真面目で頑張り屋さんという絵に描いたようないい子ですが、友だちの前ではハメを外して、大好きなアイドルグループの話で大いに盛り上がれるような普通の明るい女の子なのです。

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ところがある出来事がきっかけとなり、自分を見失うと、モフモフで巨大なレッサーパンダになってしまうという緊急事態が発生!このレッサーパンダがこれまた、もふもふでなんとも愛らしい。

本作で描かれるのは、思春期特有の少女のリアルな悩みと、親からの過剰なプレッシャーで本当の自分自身を出せない子どもの葛藤です。ママパパ目線で観ると、かつて自分たちが通過してきたほろ苦い気持ちを思い出す一方で、登場する過保護で厳格なメイの母親を反面教師のように見てしまいそう。


やがて、親に気を遣いすぎるメイを見ていて抱きしめたくなりますし、異常な体質となってしまったメイが、一体どうなってしまうのだろう?とドキドキハラハラしながら見守っていくと思います。もちろん、ご安心ください!そこはディズニー&ピクサーならではの琴線を揺さぶる着地点が用意されています。

個人的には、今の世相を反映した結末を観て「そう来るか!」と驚きましたが、そこは観てのお楽しみということで。主人公メイ役の佐竹桃華、母親ミン役の木村佳乃と、日本版声優陣も、ナイスキャスティングでしたので、乞うご期待。

『私ときどきレッサーパンダ』は3月11日(金)よりディズニープラスにて見放題で独占配信中
監督・脚本:ドミー・シー
声の出演:ロザリー・シアン、サンドラ・オー…ほか 日本版の声の出演:佐竹桃華、木村佳乃…ほか
公式HP: https://disneyplus.disney.co.jp/program/lesserpanda.html

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氷河期も今も親の愛情は変わらない!『アイス・エイジ バックの大冒険』

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シリーズスタートから20年目を迎える大人気のアドベンチャーシリーズ『アイス・エイジ』の最新作が、ディズニープラスオリジナル映画『アイス・エイジ バックの大冒険』として、3月25日(金)より独占配信されます。

舞台は、2万年前の氷河期である地球。これまでにマンモスのマニーやナマケモノのシドなど、愉快な仲間たちが繰り広げる波乱万丈な大冒険が描かれてきましたが、一貫して描かれてきたのは、「いろんな形の家族がある」というテーマかと。特に本作は、子どもはもちろん、大人の心にも非常に響く感動作に仕上がっていました。

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マニーやシド、サーベルタイガーのディエゴ、マンモスのエディに、エディの弟として育ったフクロネズミの双子クラッシュとエディは、種を超えたファミリーの絆でつながっていました。ところがクラッシュとエディが、自分たちの自由を求め、仲間の元から離れようとします。

うっかり恐竜たちが暮らす最も危険な“地底世界”に落ちてしまったクラッシュたちは、一匹狼の恐竜ハンター、バックと再会し、彼の生き様に憧れます。そこからなんと、悪巧みをする恐竜とバックとの激しいバトルに巻き込まれてしまって、さあ大変!


いわゆる子どもの巣立ちを描いていく本作だからこそ、ママパパ世代は、出ていった弟たちが心配で仕方がない様子の姉エディに心から共感できそう。また、もっと広い世界を見てみたいと願うクラッシュたちの成長ぶりを頼もしく思う分、子離れしていく寂しさもかみしめることになるのではないかと。

加えて、孤高のハンターだったバックが、実は共に生きていく家族を必要としていたことに気づいていくという過程にも、熱いものがこみ上げます。

また、ロシアのウクライナ侵攻に世界中が憂うなかで本作を観ると、戦いの無意味さと、種を超えてお互いを理解し合うことの尊さをもかみしめてしまいました。マニー役の山寺宏一、シド役の太田光(爆笑問題)ら声優陣のあうんのやりとりも素晴らしいので、ぜひ家族でご覧ください。

『アイス・エイジ バックの大冒険』は3月25日(金)よりディズニープラスで独占配信開始
監督:ジョン・C・ドンキン プロデューサー:ロリ・フォルテ
声の出演:サイモン・ペッグ、ジャスティナ・マシャド…ほか 日本版の声の出演:山寺宏一、シド役の太田光(爆笑問題)…ほか
公式HP: https://disneyplus.jp/

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スパイダーマンがもっと大好きになる!「スパイダーマン&アメイジング・フレンズ」

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最後におすすめする作品は、1981年から1983年にかけてアメリカで製作されたテレビアニメシリーズ「スパイダーマン&アメイジング・フレンズ」で、嬉しいことに3月9日よりディズニープラスにて配信が開始されました!

2022年もスパイダーマンは、映画界のキラーコンテンツとなっています。Hugkumでも以前にご紹介した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、世界的に特大級のメガヒット!なんと2月には、2009年公開の『アバター』を抜いて、全米累計興行収入歴代3位となったことが報じられたのも記憶に新しいところです。

また、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞、第76回ゴールデングローブ賞の最優秀長編アニメーション映画賞を獲得した『スパイダーマン スパイダーバース』(18)の続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース パート1(原題:Spider-Man: Across the Spider-Verse (Part-One))』が2022年10月7日(金)に全米公開される予定(日本も2022年に公開予定)。その予習としても、「スパイダーマン」シリーズの入門編としても、ぜひ、「スパイダーマン&アメイジング・フレンズ」は押さえておきたいシリーズです。

スパイダーマンが、「X-メン」のアイスマンやファイアスターら仲間たちと共に、街に現れた敵と戦っていくという本シリーズ。もちろん、スパイダーマンでお馴染みのスーパーヴィランも多数登場します。

第1話のヴィランは、実写化映画でも人気を博したグリーン・ゴブリンです。第2話では全身に鎧をまとったドクター・ドゥームが登場。1話26分尺で観やすいですし、80年代ならではの懐かしさ溢れるポップな映像も新鮮で、勧善懲悪なドラマはまさにファミリー向けの作品と言えそう。

ぜひ、春休みのステイホーム期間に、家族みんなでサブスクタイムを満喫してみてください。

「スパイダーマン&アメイジング・フレンズ」は3月9日よりディズニープラスで配信中
原作:スタン・リー
声の出演:ダン・ギルヴェザン、フランク・ウェルカー、キャシー・ガーヴァー…ほか
公式HP: https://disneyplus.jp/

文/山崎伸子

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