鎧塚俊彦さんも絶賛!『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1はクッキング・リアリティ番組ながらドラマが満載

イギリスで社会現象を巻き起こした人気番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』の日本版がいよいよ配信!

あの『バチェラー・ジャパン』シリーズや『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シリーズなど、数々の人気バラエティ・リアリティ番組を手がけてきたPrime Video Japan初のクッキング・リアリティ番組。
審査員を務めた鎧塚俊彦さんが「お菓子作りの原点に触れた!」とまでインタビュー中に発した、涙あり笑いありの壮大なドキュメンタリー『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1の魅力を単独インタビューでたっぷりと紹介します!

パティシエ 鎧塚俊彦さんが審査員を務めた、『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1の現場は?

ヨーロッパで日本人初の三つ星レストランシェフパティシエを務めたあと、「Toshi Yoroizuka」はじめ、農園を併設したパティスリー&レストラン「一夜城 Yoroizuka Farm」等を展開する、日本を代表するトップパティシエ鎧塚俊彦さん。

 

今回は、『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1に登場する総勢10名のアマチュアベイカー(以下ベイカー)たちの腕をジャッジする審査員として、日仏ベーカリーグループのオーナーでパン職人の石川芳美さんと一緒に登場します。

 

リアリティ番組の撮影現場は?「ハードな合宿みたいだったよ」

鎧塚さん:すごく量も食べたしね、楽しく過ごしましたよ。ちょっと僕は、太っちゃったし笑。だけど、ベイカーたちは試されているわけだから、リラックスしているようでかなりプレッシャーだったと思いますね。

僕たちは審査員だからなるべく彼らとは会わないようにしていたけれど、毎回のテーマが本当にハードだからね。それも長時間で。みんなで泣き合うくらいハードで、毎回ドキドキする人生の大きな経験。ほんとに、ハードな合宿みたいでした。それをみんなで乗り越えていったからこそ、気持ち的に離れがたい関係になったんじゃないかな。

 

“ブリティッシュ”っぽさもある?「非日常的な感じだね」

鎧塚さん:『ブリティッシュ・ベイクオフ』も見たことはありますが『ベイクオフ・ジャパン』は日本らしさのあるジャパンオリジナルになったと思いますね。

でも冷蔵庫の色使いとかインテリアとか、小物とかがなんとなく日本っぽくない。あえて、全く違う空間をスタッフの方も作り上げていったんだと思います。それは独特の空気感というか、子どもの頃に見た海外のテレビドラマを観ているようで、非日常的な雰囲気でしたね。

1話ごとに3つの課題。毎回、繰り広げられる凄技メニューの数々

10人のベイカーたちが挑戦する課題は、1話ごとに3つ。自分の得意なオリジナルレシピで腕を競う「オリジナル・チャレンジ」と用意されたレシピを再現する「テクニカル・チャレンジ」、独創性とセンスが求められる「ショーストッパー・チャレンジ」があります。

ずばり、レシピ選定の背景は?「これは、かなり厳密に考えてるよ」

鎧塚さん:まず、視聴者にもわかりやすく、すぐ浮かぶレシピっていうことが大事だよね。みんなが知っているというレシピであることが大切です。その中で、チョコとかシュー、ムース、バタークリームといったように、カテゴリごとにいろんな角度から技術をみることになります。そんな、「力量を図れて、面白いものになるだろう」という観点でレシピを選びます。

特に印象に残っているレシピは?「みんなが”ぎゃ〜!”って言ったの」

鎧塚さん:[スフレチーズケーキ]の回などは、特に印象的だったね。簡単そうに見えて、実はすごく難しいんです。もう一つ、すごく印象に残っているのは[オペラ]ですね。あれは、何層にも重ねて仕上げていくケーキなんですよね。だからか、ベイカーたちが事前に話していたとき「オペラはやりたくない」って言っていたらしいんですよね。そんな中で、僕が「オペラをやります!」って発表したものだから、みんな「ぎゃ〜!」ってなってました笑。

 

『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1 配信直前記念イベントでデコレーションされたケーキ。右が坂井真紀さん&工藤阿須賀さんペアの作品で、左がおいでやすこがのお二人の作品

 

各エピソードで一人ずつ番組を去る…

楽しいだけじゃないのがクッキング・リアリティ番組。各エピソードで一人ずつ番組を去っていく過酷なクッキングコンテストです。共にしのぎを削った仲間との別れのシーンは、涙腺が崩壊……。

番組を去る人を選ぶ立場にあってどうですか?「長い人生プラスにしていけるかどうか」

鎧塚さん:番組を去る人を選ぶことは本当に大変なことだけど、ここは一緒に審査員をした石川さんとほぼ同じ考え方の中でやってこられました。

僕は失敗してしまってもそれを次にどう生かすかっていうのが一番大事なところだと思っているんです。一つの課題で失敗してしまったとしても、期待を込めてもう一度チャレンジしてもらおうと決意したり、僕たちもいろいろな思いの中で審査をしていました。

1位を意味するスターベイカーになって、良くなる人もいれば反対に次の課題でちょっと油断が出てしまう人もいる。2位でいた方が、次にもっと良くなる人もいたりするんですよ。だから、これからの長い人生にこの判断がプラスになっていくかどうか、っていうのはものすごく大事にしていましたね。

 

「僕自身もね、お菓子づくりの原点に触れたんだよ」

ベイカーたちの発想やアイデアに驚かされた?「スパイスの使い方とか、新しかったなあ」

鎧塚さん:いろいろな刺激はありました。なかでも日系3世のブラジル人Satoruのスパイスの使い方は興味深かったな。食材の使い方も独特で。これはぜひ配信で観てみてくださいね。

『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1後に芽生えたことは?「なんというか。お菓子づくりの原点に触れたんだ」

鎧塚さん:ベイカーたちの食材の色使いとか楽しいものはいっぱいありました。それは最近の流行りなのかな、写真で面白さを引き立たせるようなことを計算したメニューとか、新しい発見や気づきもたくさんありましたね。

ベイカーたちが、多種多様のパンやマカロン、ケーキといった幅広いメニューに対応してくる成長ぶりも驚いたし、感動したよね。みんなお子さんがいたり、愛する人がいたり、その人のために一生懸命になっている姿が本当に素晴らしかったですね。

それはね、商売でやっているのとは明らかに違う..….。これこそ、お菓子づくりの原点っていうのかな。「誰かのために、作ってあげる」っていう、とっても大切なものをたくさん見せてもらいましたね。

『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1 配信直前記念イベントにて。右からベイクオフに出演する鎧塚俊彦さん、工藤阿須賀さん、坂井真紀さんと、イベントに登場したおいでやすこがのお二人

回を進むごとに、深くハマる面白み 「親子で一緒に」

10人のベイカーたちがクッキングコンテストに挑戦する「ベイクオフ・ジャパン」。各回1名ずつ番組を去っていくので、後半になるほど一人一人にフォーカスされる時間が長くなり、それが深くハマる面白みにつながっています。

どんな人に見てほしい?「親子で一緒に、みんなで見てほしい」

鎧塚さん:お菓子好きな人だけじゃなくて、お菓子を作ったことがない人も、みんなで楽しめる番組です。

ベイカーたちは、10代から50代まで幅広い世代のメンバー構成になっています。お子さんがいたり、主夫をしていたり、恋人がいたり、学生だったり。僕をはじめ、皆さんにとっても身近にいる友達となんら変わらない人たちが奮闘します。だから、ベイカーたちが、成長したり、失敗したり、笑ったり、泣いたりすることを、自分ごとのように置き換えて見ることもできると思いますよ。

男女問わず、お子さんも親御さんも、お父さんも、みんなで見てほしいですね。

話題の『ベイクオフ・ジャパン』、親子でハマるかも!?

イギリスで社会現象を巻き起こした人気番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』の日本版『ベイクオフ・ジャパン』。

あの『バチェラー・ジャパン』シリーズや『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シリーズなど、数々の人気バラエティ・リアリティ番組を手がけてきたPrime Video Japan初のクッキング・リアリティ番組ということもあって、ますます期待大。親子でハマるかも!?

配信第2回目は29日㈮。スターベイカーは誰の手に!?ぜひ、ご家族みんなで楽しくご覧ください!

鎧塚俊彦さんが坂井真紀さん、工藤阿須賀さんペアを勝者に選んだ瞬間。

 

『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1

2022年4月22日(金)よりAmazon プライム会員向け独占配信

キャスト

審査員 鎧塚俊彦/石川芳美
ホスト 坂井真紀/工藤阿須加

取材・文/太田さちか 写真/五十嵐美弥

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