水着やサンダル、水鉄砲…外遊びグッズ収納は1軍2軍に分けて!水谷妙子さんが伝授

「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。

夏休み前に!外遊びグッズを整えよう!

今回のテーマは「外遊びグッズの収納」。いよいよ本格的に暑くなってきました。夏休みも近づき、子どもと一緒に過ごす外遊びの計画を立てる方も多いのではないでしょうか。外遊びグッズは色々な種類があり、かさばりがち…。「一体どうやって収納したらいいの?」とお困りの方は多いです。この機会に整理収納のポイントをおさえて、レジャーシーズンをめいっぱい楽しむ準備をしましょう。

よく使うプールグッズは、自分で管理できる場所に置く

小学生のプールグッズは、自分で管理できるように

夏のレジャーと言えば、プールや海などの水遊び。家族とのお出かけ以外にも、幼児は保育園や幼稚園の活動の中で、小学生は授業や夏休みのプール開放などで、プールグッズを使う機会がありますよね。

幼児の場合は様子を見ながらでOKですが、小学生になったら自分で管理できるようチャレンジしましょう。ランドセルや学用品の近くに置き場所を設けて、時間割表を確認しながらセット。まずは自分の身の回りの準備ができれば、ゆくゆくは家族でお出かけする時の戦力になってくれるはず!

プールバッグはショルダータイプがオススメ

子ども用のプールバッグは色々なデザインがあります。わが家はナップザック型やトート型などを試しましたが、最終的にショルダー型に落ち着きました。両手があくので、荷物が多い登下校時でも安心です。

プールバッグを購入する時は、サイズもしっかりチェック!プールグッズの中で一番かさばるアイテムは、ボタン付きのラップタオル。身長が高くなるとラップタオルも長くなり、かさばるようになります。プールグッズ一式がきちんと収まり、子どもが無理なく出し入れできるか確認してから購入しましょう。

一軍は「玄関近く」に収納

外遊びグッズは一軍と二軍で分類

収納の大原則は「使う場所に置くこと」です。外遊びグッズはなるべく玄関周辺に収納するのがベスト。シューズクロークや屋外の納戸が充実しているお家はどんどん活用しましょう。とは言え、収納スペースが限られている場合も多いですよね。外遊びグッズを一箇所にまとめられない場合は一軍と二軍に分けて収納します。

一軍は、一年通して使うモノや今の季節によく使うモノ。二軍は、たまに使うモノや季節外のモノ。衣類の衣替えと同じで、外遊びグッズも使用頻度に応じて入れ替えるようにすると、その時に必要なモノを出し入れしやすくなります。

ボックスを引き出して使う場合は「スキマ」がポイント

わが家の一軍の外遊びグッズは、玄関近くの廊下収納にまとめています。棚にIKEAの「スクッブ」という持ち手付きのボックスを入れ、引き出しのように使っています。棚の中にボックスをピッタリ埋めてしまうと、中身が一覧しにくかったり、大きなグッズを収納しにくくなります。ボックスと棚の間に10cmほどスキマがあくように棚板を調節したり、あえて低めのボックスを選ぶとスムーズに出し入れできます。

二軍は「多少使いにくい場所」でもOK

あまり使わないモノは

二軍の外遊びグッズ(たまに使うモノや、季節外のモノ)は、一軍グッズより優先順位を下げて、普段アクセスしにくい場所でもOKです。ただし、使用頻度が低いからといってゴチャゴチャ状態はNG。しっかり整理&わかりやすく収納して、使う時に備えましょう。

わが家はウォークインクローゼットが二軍の外遊びグッズの定位置です。防災備蓄品やアウトドア用品、クリスマスツリーなどが入っているエリアにまとめて収納しています。中身は、かさばるリュック型水鉄砲、川遊び用の釣りセット、たまに使うバスケットボールなどです。

その他の二軍アイテムと一緒に、無印良品の「ポリプロピレンキャリーボックス・折りたたみ式・大」を使って収納しています。半透明素材なので、外からでも中身の気配がわかります。さらに養生テープでラベルを貼り付けておけば、いざ使う時にサッと見つけることができます。

スーツケースも収納スペースとして活用

旅行用の大きなスーツケースも収納スペースとして使えます。写真の左側は、家族でプールに行く時のセット。浮き輪、空気入れ、大人の水着、防水スマホケースなど。右側はウインタースポーツセット。スノーウェアや、手袋、ゴーグルなどをまとめています。

ただし、これは外遊びグッズとスーツケースの両方とも、使用頻度が低いからこそできる収納方法です。頻繁に使うスーツケースの場合は入れ替え作業が面倒になるので使わないでくださいね。

外遊びグッズのバッグは「丈夫さ」が命!

汚れを気にせず使えるレジャーシート素材のバッグ

ここからは、よく使う一軍の外遊びグッズの持ち運び方法をご紹介します。

無印良品の「ポリエチレンシート・トートバッグ」と「ミニ・トートバッグ」はアウトドアでラフに使えるオススメアイテム。レジャーシート素材で、多少の雨や汚れも気にせず使えます。

長短2種類のハンドルや、中身がこぼれにくい中央のスナップボタンなど、細かい工夫もいっぱいです。色はライトベージュとネイビーの2色ありますが、汚れや経年劣化の目立ちにくさを重視するとネイビーがオススメ。

ボールやラジコン、砂場セットなど、汚れを完全に落としきれない外遊びグッズも多いですが、このバッグなら汚れたら洗えばOKなので安心です。

よく使うモノは、専用バッグにひとまとめ

外遊びの時に「肝心なモノ」を忘れてしまい、楽しめなかった経験はありませんか?例えば、ボールと空気入れ。ラジコンとコントローラー。バラバラに収納してしまうと、出かける時にうっかり忘れてしまいがち。また、外で遊んでいるうちに無くしてしまう場合も。

よく使うグッズは「◯◯専用バッグ」を決めて、一緒に使う仲間をまとめておきましょう。あらかじめ準備しておくと、お出かけ先で「しまった!忘れた!」と困ることもありません。

細々したグッズは、透明ジップ付き袋で仕分け

透明ジップ付き袋で中身が見えるように

細々したパーツがある外遊びグッズは、あらかじめ透明ジップ付き袋で仕分けすると便利です。IKEAの「イースタードフリーザーバッグ」はサイズが豊富なので、いろいろなモノに使えます。中身が見える袋に入れておけば「コレはなんだろう?」と確認する手間が減り、家族みんなが外遊びグッズを準備&片づけできるようになります。

シャボン玉グッズもひとまとめ

シャボン玉は、年齢や季節を問わずみんなが楽しめる遊びですよね。わが家にも色々なタイミングで買い足したシャボン玉グッズがあるのですが、透明ジップ付き袋にひとまとめにしておくとバラバラになりません。

使用後のシャボン玉グッズのお悩みと言えば、液ダレ。ジップ付き袋でまとめておけば、液がこぼれて他の荷物を汚す心配もありません。お手持ちのアイテムに合った袋を選び、使いやすく仕分けてみてくださいね。

衛生用品はコンパクト&季節に合ったものを

夏のレジャーは衛生用品が増えがち

清潔を保ったり、怪我や体調不良に備えたり。衛生用品は外遊びグッズの中でもしっかり備えておきたいですよね。

わが家の場合、通年で持ち運ぶアイテムはウェットティッシュや絆創膏ぐらいですが、夏が近づくと必要なモノが一気に増えます。虫除けグッズ、日焼け止め、ハンディ扇風機など。たくさん種類があるので、メッシュの袋にまとめてサッと出し入れできるようにしています。

使用期限がある衛生用品は、購入時のモノ選びも重要です。ワンシーズンで使い切れる大きさを選び、来年に持ち越さないように心がけましょう。

わが家は虫除けスプレーのボトルタイプが使いきれず「これ、まだ使えるの?」となりがちでした。そこでシートタイプの虫除けを購入したところ、最後までストレスなく使い切れ、荷物もコンパクトになりました。同じ機能でも色々なタイプがあるので、それぞれに合ったものを選ぶといいですね。

外遊び用に泡ハンドソープを持ち運ぶ

わが家では無印良品の「PET小分けボトル・泡タイプ・50ml」にハンドソープを詰めて持ち歩いています。公園やグラウンドのトイレや手洗い場には石けんやハンドソープがない場合も。これがあれば泥汚れやウイルスなどをスッキリ洗い流せますし、コンパクトなので荷物の邪魔になりません。

ただでさえ荷物がかさばる外遊び。衛生用品は季節に合った必要なアイテムを厳選して備えましょう。

いかがでしたか?本格的に夏を迎える前に知っておきたい「外遊びグッズの収納」のコツをご紹介しました。今のうちに整えて、楽しく快適な夏を過ごしてくださいね。参考になれば嬉しいです。

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記事監修

整理収納アドバイザー
水谷妙子
無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー6万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。8歳6歳4歳の3児の母。

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