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SNS?書店での試し読み? 子どもの本、何を参考に選んでる?
「読書は心の栄養」ともいわれるように、本を読むことで得られる能力や知識は数え切れません。子どもには本を読む機会をできるだけたくさん作ってあげたいものですが、購入するとなると、種類によっては安くはない場合も…。また、買ったはいいものの、内容がお子さんの成長度に適していない、なんてこともあるかもしれません。
そこで、まずは、お子さんの本を購入する際は、どこでどのように選んでいるかをママパパたちに聞いてみました。
みなさんからの回答をさっそく見ていきましょう。
書店店頭で選ぶ派が圧倒的多数!
もっとも多かった回答は、「書店店頭で子どもが選ぶ」(67.6%)。また3番目の「書店店頭で親が選ぶ」(38.4%)も多く票を集め、お子さんの好みに重きを置く方と、ママパパおすすめの本を買う方(お子さんがまだ自分では選べない年齢の場合も含む)とで票が分かれたものの、インターネット時代においても、書店で実物を手にして選ぶ方が圧倒的に多いことがわかりました。
お子さん用の本だと、内容のほかにも、使われている漢字のレベルや、ルビの有無、挿絵の有無等々もチェックする必要があるので、やはり、中身を実際に確認できたほうが安心ですよね。
学校や図書館のおすすめも参考に
また、2番目に多かったのは「学校や図書館のおすすめ」を参考にするという回答(40.1%)。
学校通信や図書館の掲示板などでは、お子さんの年齢・学年に合った推薦図書が掲載されている場合があります。教育や本に詳しい人たちのおすすめなら、買ってみて「違った!」ということもあまりなさそうです。
ネット検索や専門サイト、新聞・雑誌の情報も
また、「ネット検索や専門サイト」(24.6%)や「SNSの情報」(14.4%)、「新聞・雑誌の情報」(11.9%)を参考にしているとの声も多く寄せられました。なかには、「友達の口コミ」(6.8%)を参考にしている方も。
実際に手に取らなくても、あらすじが面白そうだったり、「子どもがこう感動してた!」といった生の声がわかると、「次、買ってみようかな?」と思えますよね。
子どもの本、どこで買ってる? ネット派?店頭派?それとも…
店頭のほかにもネットショッピングで簡単に本が買えるようになった昨今、みなさん、お子さんの本はどこで購入しているのでしょうか。こちらもアンケートに寄せられた回答を見てみましょう!
やっぱり書店が大多数!
こちらもやはり、「書店の店頭で購入する」(72.0%)に圧倒的に多くの票が集まりました。前章で「書店店頭で選ぶ」と答えてくださった方の多くは、選んだその場で購入しているようですね。
図書館・児童館で借りる子も
次に多かったのが、「図書館や児童館で借りる」(52.8%)との回答。
たくさんの本を気兼ねなく子どもに与えるのに、非常に便利なのが図書館や児童館の本の貸し出しシステムです。借りたものであれば、間違えたものを手にした場合もダメージゼロ。ただし、期限以内に読み切らなければいけないのが、お子さんによっては難点かもしれません。
ネットで購入
「Amazonなどオンラインショップで新品購入する」派(27.3%)のご家庭も、もちろん少なくはありません。
中身の全体を俯瞰できないのがデメリットですが、ショップによっては一部「試し読み」ができる場合もあります。内容がすでに把握できているなら、定価より安かったり、自宅に届けてくれたりと、なにかとメリットも多い方法です。
古本で買うご家庭や、プレゼントやお下がりでもらう子も!
その他にも、できるだけ「古本を購入」(11.2%)することでコストダウンを試みるといった声や、本は「プレゼントしてもらう」(6.9%)「きょうだいが購入したものを読む」(4.1%)といったものも散見されました。
子どもの本に、年間いくらかけてる?
では、みなさん、お子さん一人あたりに買ってあげる本の総額は、年間でいくらくらいなのでしょうか。こちらもアンケート結果を見てみましょう!
アンケートの結果、もっとも多かったのは「1万円以内」(20.5%)。その次が「4000円以内」(19.8%)、「2000円以内」(18.4%)、「6000円以内」(16.2%)と、上位の票にはばらつきが見られました。
しかしながら、「買わない」(1.9%)がもっとも少ない回答で、「1万5000円〜3万円以上」の方がより多くの票を集めていることからも、多くのご家庭で子どもの本にかける金額設定は、決して安くはないことがわかります。
多くのご家庭が、子ども用の本は丁寧に選び、出費を惜しまない傾向に
育児中の多くのご家庭が、お子さんに与える本は丁寧に選び、かつ出費はあまり惜しまない傾向にあることが感じられましたね。多くのママパパたちが、お子さんの読書の機会を大切にしていることが伝わってきます。
幼少期の読書体験は、その後の成長にもきっと良い影響をもたらしてくれるはず。今後もたくさんの素敵な本にめぐりあえますように。
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文/羽吹理美 構成/HugKum編集部