料理が苦手な僕が利用した最初のサービスとは
娘が3歳のときに妻が癌で他界し、父子家庭になった我が家。
外食や弁当を買う日々
娘の世話や家事などに追われて時間がないこともあり、外食や弁当が毎日続くなんて日も多かったです。
愛情いっぱいの料理を作ってみたい
あるとき、愛情を込めた手料理を娘に作ってあげたいなぁと思うようになりました……。
こちらは、園の行事で娘に持たせた、記念すべきお弁当の写真!
できるじゃん!!と思われたかもしれませんが、冷凍食品と100均で買った子供向けの弁当備品を駆使して何とかという感じ。
というのも、僕は料理をした経験がほとんどなくて味噌汁さえもまともに作れませんでした。
その上、僕はかなりの面倒くさがり屋。料理をすることが非常に億劫でした。
「食材宅配サービス」
そこでまず始めたのが、献立・レシピ、それに必要な食材を家まで毎日届けてくれる「食材宅配サービス」を利用しての料理。
これなら毎日の献立・レシピに悩むことはないし、買い物に行く必要もありません。
おまけに栄養のバランスも良く考えられています。まさに、僕にとっては一石二鳥以上のサービスでした。
うまくいきません!
これで毎日の料理は大丈夫!のはずが、いきませんでした。
その原因は、いろいろあるのですが、娘はその日の気分によって食べたいものが変わりやすい気分屋さん。
気分と献立が合わないとき、娘は作っても食べてくれないことが多かったのです。
だから、その日届いた食材を使って、その食材で違う料理を作るなんて日も多々ありました。実例をあげると、カレーのための食材で肉野菜サラダを作るみたいな……(笑)。そういうわけで、食材の宅配サービスはやめることになりました。
現在はどう乗り切っているか
次に始めたのが、「料理を楽しくすることを考える」でした。
娘のリクエストを聞く!
その日に娘が食べたいものを聴いて、出来るだけリクエストに応えることにしました。もちろん、栄養が偏り過ぎない程度で。
このやり方なら、娘の喜ぶ顔が見られるので、僕が「料理を楽しむ」ことができます!
また、面倒くさがり屋な僕は、料理の腕を磨いて美味しいものを作るということよりも、その日に食べたいものを楽しく料理するほうが良いと思いました! この発想は宅配サービスを試してみたからこそ、考えられたことだと思います。
具体的には、
・料理の工程に名前をつける。
例:「食材を煮込む」→「食材を優しくする」、「小麦粉を混ぜる」→「小麦粉で筋トレ」
・食事を「Party」にする。
例:「今日はカレー」→「今日はカレーParty」
・レシピにはない独自の味付けやアレンジに挑戦してみる。
例:味噌汁にコーンを入れるなど
・お酒をお供に、好きな音楽を聴きながら料理する。
・スーパーで娘に美味しそうな食材を選ばせる。
などなど……。
こんなことをやっていると不思議なことに、あれだけ料理を面倒くさいと思っていた僕でさえも料理が面白くなってきました♪
娘も手伝ってくれるようになった
そんな様子を見て、現在14歳になる娘も積極的に手伝いをしてくれるようにもなりました。
僕が楽しそうにやっているからこそ、娘もやりたいと思ってくれたのでしょう。人間は楽しそうなことには関わりたくなりますものね。
そんな効果があり、毎日の料理が苦も無く準備できるようになりました。楽しむことで僕の料理の腕も少しはまともになったと思います。
問題はひとつ…
ただ一つ問題点を挙げるとすれば、お酒を呑みながら作ることが多いことや独自味付けが強すぎるからか、娘にとっては味が濃すぎると言われること。
娘から「パパの料理は、給食や外食で食べる同じメニューより圧倒的に濃い!」と何度も言われたことが……(苦笑)。
どうも、中華料理などの男っぽい料理を作る時は、特に!
だから、そこは今でも良く注意しています。
料理は楽しむことが大事
その注意も含めて、僕は苦手で億劫だった料理を今では楽しめるようになりました。子どもの勉強や運動も同じだと思いますが、この経験から家事や料理もスキルを磨くこと以上に「楽しむ工夫」をすることが、まずは大事と、僕は思うようになりました。
今夜の料理も楽しみです!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
すべての親子が幸せでありますように!
あなたにはこちらの記事もおすすめ!
文・写真/ひまわりひであき