娘が欲しい「生理用品」がどれか分からない
小学6年生で生理になった娘。ある日、
「エリス(Eris)ってメーカーのふつうのやつ買ってきて」
と娘に頼まれ、ドラッグストアに行ってみるものの種類が多くて、どれがそれなのか探せませんでした。
かといって、店員さんに聞く勇気もないシャイな僕……。
生理用品には種類がある!
きっと、これに違いないと買ったものは、そのメーカーの「超安心」というキャッチフレーズがあった生理用品。ところが、それは夜用だったという……。娘が求めていた「普通のもの」とは違いガッカリさせてしまったことがあります。
その経験を経て、僕は生理用品には種類が豊富にあることを知りました。
例えば、素材が違ったり、サイズが長かったり、羽がついていたり、メーカーは同じでもいろいろあるのですね。
そして、その種類から生理の時の経血の量やその日に身体を動かすレベルによって選び使い分けをするということも分かりました。
今思えば、昼用と夜用は、基本中の基本です!
実は、僕はそれまでシングルファーザーなのに、生理のことは学校の女性の先生や女性の知り合いに任せればいいやくらいに考えていて……。頼ることや任せることは、もちろん大事なときもあるのですが、パパ自身が生理を理解できると思春期の娘との関係ももっと円滑になるとうことを学びました。
パパが主体的に「生理」を学ぶ
生理という言葉は知っていても、男性には経験ができないことなので、前向きに学ぼうとした方や深く理解している方は少ないのではないでしょうか?
しかし、パパが主体的に「生理」を学ぶことは非常に大切でしっかり学ぶと本当の意味で娘を理解することに繋がりました。
「生理」の辛さについて
まずは、「生理」の辛さについて僕が学んだことをお伝えしますね。
一般的に生理期間は3~7日程度で、下記のような症状があるようです。
・ まとわりつくような眠気
・ 制御不能なイライラ
・ ズキズキする頭痛
・ 肌荒れ
・ 倦怠感
・ ズーンと重い腹痛
・ チクチクする腹痛
・ ドンドンと響く腹痛
もちろん個人差があるようですが、こんな症状が毎月あったら本当に辛いですよね。
自業自得なパパの二日酔いとは違いますからね(苦笑)。
これらを理解した後、娘にイラッとされた日やケンカになった日を振り返ってみたら、娘が生理中だった!なんてこともありました。その時に、このような辛さを少しでも理解していたら自分自身はもっと寛容になれたかも……。全国のパパさんも、これを知っておくとおそらく良い対応ができますよ!
生理痛を緩和させる「5つのおもてなし」とは
ここまでのことを知っただけでも、思春期の娘との接し方が良い方向へ変わった気がするのですが、さらに生理痛を緩和させる「5つのおもてなし」も学びました。
1.ひざ掛けなどを用意
からだが冷えると生理痛は悪化しやすいので、身体を温めるための、ひざ掛けなどを用意してあげる。
2.湯船を準備
上記と同じで身体を温めるために湯船を準備してあげる。香りのよい入浴剤を使えば、アロマセラピー効果も発揮されて心身共にリラックスができるでしょう。
3.生理痛に効くツボをマスター
生理痛に効くツボを押してあげる。詳しいツボの場所はネットで調べてみて下さい。すぐに検索できるはずです。
4. 温かい飲み物を用意
イライラを抑えるマグネシウムを多く含むココアや血の巡りを良くするサフラン茶は特におススメらしいです。
5. 豚の生姜焼き
豚の生姜焼きを作ってあげました。からだの調子を整えるたんぱく質を含む豚肉に、からだを温める効果のある生姜で味付けた生姜焼きは一石二鳥の食べ物とか。
娘の生理期間にやってはいけないこと
「生理」を理解することで、思春期の娘さんとの関係が必ず上手くいくとは限りませんが、娘さんに対する反応や声のかけ方、接し方を改善してみようと考えた結果になります。うちの場合はママがいない分、僕のおもてなしを非常に喜んでもらえました。
張り切り過ぎはアウト
ただし、張り切り過ぎには注意してくださいね。娘さんが望んでないのにやり過ぎると、ただのお節介となり逆効果になってしまいます(笑)。反応を見ながら徐々に試してみてください。
娘さんがいるパパにとって、思春期は非常に不安な時期ではありますが「生理」を理解することで、思春期だからとあきらめず、僕はそれまで以上に娘と上手く接することができたと思います。男性では経験できない「生理」を主体的に学び、思春期の娘さんと向き合って欲しいと思います。すべての親子が幸せになりますように!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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文/ひまわりひであき 構成/HugKum編集部