先輩ママに聞く、娘に「ジュニア用ブラ」を買ったきっかけ
小学生高学年の女の子は成長に伴い、こころもからだも大きく変わります。
からだの変化によって、胸の痛みを感じたり、胸が気になって学校の授業や運動の妨げになってしまうことも。
からだの成長に合わせてどのような下着を選んだらいいのか、先輩ママにジュニア用ブラジャーを選んだきっかけや悩みについて聞いてみました。
ジュニア用ブラジャーを選んだきっかっけは?
ジュニア用ブラジャーを意識して選ぶようになったのは、いつ頃からなのでしょうか?小学校高学年女子のママに聞いてみました。
10歳頃から胸が大きくなってきたので、そろそろブラジャーを買いに行こう!と声がけした。
子どもが自分からブラジャーが欲しいとお願いするのは、少し勇気が要りますよね。
日頃から、からだの変化や下着について話しをしたり、一緒に下着売り場へ行って買い物ができると相談事もスムーズにできそうです。
ブラジャーを装着するときの「悩み」を下着づくりのプロに聞いた
ブラジャーを装着するようになると、大人になったような嬉しい気持ちがする反面、悩みもあるはず。
母親と娘が抱えるそれぞれの悩みとは?
子ども用アンダーウェアメーカー/モンタナムースの玉置さんが悩みにお答えします。
お話をうかがったのは
母親の悩みは?
玉置さん: ブラトップを着けているから胸が離れるということはありませんが、運動時はスポーツブラでしっかりと胸を守りましょう。
また、大人用のブラトップではカップが合わないことが多いので、フィッターのいるお店でジュニア用ブラトップを選んでもらうと良いでしょう。
玉置さん:締め付けが苦手なお子さまは、ワイヤー部分が柔らかいものやノンワイヤー、もしくは、ソフトサポートのスポーツブラがおすすめです。
成長期向けのスポーツブラは、締め付けないように設計されているものが多く、スポーツ時以外にも着けていて問題ありません。
玉置さん:子どもと大人では、ブラジャーを着ける目的が異なります。大人は、柔らかい胸の形を整えるためですが、子どもはまだかたく、成長途中の胸を守るためです。
サイズが変わるとコストはかかりますが、靴のサイズを変えるように、お子さまの成長に合わせて体に合った下着を選びましょう。
子どもの悩みは?
子どもはどんな悩みがあるのでしょうか?
玉置さん:周りの友達が着けていないと恥ずかしいという気持ちがあると思います。
まずは、子どもに自分の体の変化を肯定的に捉えてもらうよう説明し、その上でプライベートゾーンを大切にする必要性を話すことで、なぜ、ブラジャーが必要なのかを伝えましょう。
今後の人生で自分の体を大切にできるようにここで茶化したり、太ったなど否定的なことを言わないようにしてください。
発育段階に合わせた下着の選び方
はじめてのブラジャーは、発達段階に応じて上手に選びたいですね。
玉置さんに、段階別におすすめの下着をご紹介いただきます。
ファーストステップは、カップ付きタンクトップがおすすめ
玉置さん:子どもの胸の発育段階として、まず乳頭付近が膨らみはじめ、次に初経を迎えた頃から膨らみが全体的に広がり胸の形が出来てきます。
乳頭部の膨らみや痛みが気になりだした最初のステップには、胸の部分が二重になったタンクトップやキャミソールタイプの下着を選びましょう。
ランドセルやリュックが当たっても肩が痛くならないよう、タンクトップ型が好まれています。見た目も今までの下着と変わらず、抵抗感なく着用できます。
ファーストブラの前段階におすすめの胸二重タンクトップ
周りのお友達がまだブラジャーを着けていない年齢層のお子さまには、胸二重タンクトップがおすすめ。胸の膨らみが気になるときは、二重のカップ部分に厚みのあるものを選びましょう。
やわらかくよく伸び、カップ部分がしっかりした胸二重タンクトップです。
肌触りが優しく締め付け感がないため、着け心地が良く動きを妨げません。ワンサイズで長く着用できます。通常より長めの丈で背中もしっかりカバー。汗の吸収が早く乾きやすいです。
また、カップ部分は縫い付けてあり、洗濯してもヨレないので形を整える手間も省きます。
洋服に透けにくいスモーキーピンク色。同色素材のボクサー型パンツ、その他カラーも入荷予定です。
※2022年11月15日から販売予定
胸全体にまるみが出たらブラジャーを装着
玉置さん:胸がまるみを帯びてきたらブラジャーに移行します。ワイヤーが柔らかく、カップ全体で胸を包み込んでくれるジュニア用ブラジャーを着用しましょう。
大人用のブラジャーを着用すると、カップの上部が浮いてしまったり、きつい下着を着けて胸を抑え込んでしまい、成長を阻害してしまう恐れがあります。
また、部活動等が活発になる頃には、バストの揺れを抑えサポートしてくれるスポーツブラタイプの下着が良いでしょう。
運動をするお子さまは、スポーツタイプのブラジャーと合わせて持っていると◎。
胸は、運動中に最大15cm上下に動くことがあるため、胸を保護するためにも必要です。
下着選びは子どもの気持ちを取り入れて
玉置さん:子どもの下着選びで大切なことは、本人の希望をしっかりと聞くことです。
学校のある平日は、洋服に透けにくい目立たない色を取り入れたり、週末は好きな色や柄を取り入れるなど、一緒に考えながら選べると良いですね。
成長には個人差がありますので、定期的に店舗に足を運び、胸のサイズを測定してもらうと良いでしょう。
ジュニア用ブラジャーの必要性を伝えよう
子どもは、からだの見た目よりも着け心地や使いやすさを重視するため、ブラジャーの着用が定着しにくいことがあります。
胸が出てきたらジュニア用のブラジャーを着ける必要があることを説明し、学校生活を送る上で周囲の視線やマナーとしてもブラジャーを着用したいですね。
また、周りのお友達の目も気になる年頃です。子どもの不安や悩みを聞いて、自分に合った下着を着けることの重要性を伝えましょう。