風呂釜は月に1回の掃除が必要!? 使う洗剤や洗浄の手順をレクチャー

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お風呂を清潔に保つには、定期的な風呂釜洗浄が必要! 風呂釜のタイプに合わせた洗浄方法と、おすすめの洗浄剤をピックアップしてみました。

風呂釜はなぜ汚れるの?

まずは、風呂釜の仕組みから汚れが溜まる原因まで、詳しく解説。風呂釜の掃除はなぜ必要なのでしょうか。

風呂釜の仕組み

風呂釜には大きく分けて、一つ穴タイプと二つ穴タイプの風呂釜があります。一つ穴タイプの風呂釜は、強制循環型とも呼ばれ、浴槽の水を吸いこみ、風呂釜で水を温めてから浴槽に排出するまで一つの穴を通して行われます。

一つ穴タイプの循環口

一方、二つ穴タイプの風呂釜は、自然循環型といわれ、穴が二つ上下についている風呂釜を指します。下の穴から入ってきた水を風呂釜で温めて、上の穴から排出する仕組みになっています。

両タイプとも、皮脂や入浴剤などで汚れた湯を循環させているため、使用を重ねていくうちに風呂釜には汚れが溜まってしまいます。汚れが蓄積された風呂釜を使用すると、浴槽にも汚れたお湯が排出されていきます。湯船につかっている時に臭いがしたり、浮遊物がみられる場合は要注意のサインでもあります。

風呂釜を掃除しないことのリスク

普段からこまめに掃除しながら使っているお風呂ですが、目では見えにくい皮脂や水あか、シャンプーや入浴剤の成分が付着しています。これらの汚れが蓄積していくと、それらを餌にした細菌が発生することも。

カビが増殖するだけでなく、大腸菌やレジオネラ菌など体に害を及ぼすような危険な細菌が繁殖していく可能性もあります。お風呂を衛生的に使い続けるには、定期的な風呂釜洗浄が必要です。

一つ穴タイプの掃除方法

まずは、一つ穴タイプの風呂釜の掃除手順からみていきましょう。風呂釜専用の洗剤がある場合は、パッケージの裏に書かれている手順を参考にしましょう。

用意するもの

風呂釜洗浄剤または洗浄剤(オキシクリーン:500g、過炭酸ナトリウム・セスキ炭酸ソーダ:200~300g)、スポンジ、ゴム手袋、バケツ(洗浄剤を溶かしてから入れる場合)

※穴に取り付けられているフィルターを取り外してから洗浄を始めるとより汚れは落ちますが、髪などのごみや汚れが詰まってしまう恐れもあるので注意しましょう。

1.水を貯める

穴が完全に隠れ、さらに穴の5㎝ほど上の水位になるまで水を貯めていきます。残り湯に水を足して使用することも可能ですが、入浴剤が入った湯は洗浄効果が落ちてしまうため使用は避けましょう。

2.風呂釜洗剤などの洗浄剤を入れる

市販されている風呂釜専用の洗剤、もしくはオキシクリーンなど風呂釜の洗浄に適した洗浄剤を適量入れていきます。

※風呂釜に洗浄剤を直接入れる前に、洗面器などであらかじめお湯で溶かしてから入れると、簡単に混ぜ合わせることができます。

3.追いだきスタート

2~3分ほど追だきします。水から追いだきする場合や、汚れがひどい場合は、10分間追いだきをしていきます。

4.放置

一般的に市販されている風呂釜洗浄剤は追いだき後、10分程度放置します。使用する洗浄剤によってつけ置き時間が異なるので、それぞれの洗浄剤に適したつけ置き時間を守るようにしましょう。(オキシクリーン:2~6時間、過炭酸ナトリウム・セスキ炭酸ソーダ:2~3時間)

洗面器や座椅子などをいっしょにつけ置き洗浄する人も

5.排水→再び水を入れて、追いだきをする(すすぎ)

排水後、すすぎのため再度水を入れ、5分ほど追いだきをします。汚れや洗浄剤が残っているようであれば、すすぎの工程を何回か繰り返します。

6.排水→シャワーで洗い流す

汚れが残っている場合は、スポンジでこすってあげると簡単に取り除くことができます。フィルターにも汚れがついているので、取り外してからブラシで優しくこすりながら汚れを落としてあげましょう。

二つ穴タイプの掃除方法

次に二つ穴タイプの風呂釜の洗浄方法をご紹介。二つ穴タイプの風呂釜に使える風呂釜専用の洗剤を使用する場合は、商品によって手順が異なるため、必ずパッケージの裏に書かれている使用方法を守りましょう。

用意するもの

オキシクリーン:50g、いらなくなったタオル、ポット、スポンジ、ゴム手袋

1.フィルターを外し、下側の穴をタオルで塞ぐ

2.上側の穴にオキシクリーンを入れる

3.上側の穴にお湯を入れ、しばらく放置

ポットなどを使って40~50℃のお湯を上側の穴から溢れない程度にいれていきます。その後、2~6時間放置しておきましょう。

4.タオルを取り外し、ホースやシャワーを使って穴に向かって水を流す

下側に入れたタオルを取ったら、ホースやシャワーの水圧を使って勢いよく穴の中の洗浄をしていきます。フィルターの洗浄も忘れずにしておきましょう。

風呂釜の理想的な掃除頻度

一つ穴タイプの風呂釜に比べて、二つ穴タイプのほうが汚れが溜まりやすいといわれています。一つ穴タイプの風呂釜は、1~2ヶ月に1回、二つ穴タイプの風呂釜の場合は、1ヶ月に1回を目安として定期的に風呂釜洗浄を行いましょう。

また、木や大理石でできたお風呂では使用できない洗浄剤があるので、自宅のお風呂に適した洗浄剤であるか確認しましょう。

風呂釜掃除におすすめのアイテム

おすすめの風呂釜掃除用の洗剤がこちら。初めて風呂釜洗浄をする場合は、風呂釜専用の洗剤を使って各手順を守りながら進めていくと簡単です。

スクラビングバブル ジャバ: 1つ穴用 粉末タイプ

 

浴槽に水を貯め、粉を入れて追いだき5分→放置10分→排水→再び水を貯めて追いだき5分(すすぎ)するだけで簡単に配管の除菌ができます。放置時間が10分と短く、手早く掃除を済ませることができるのも◎

スクラビングバブル ジャバ:2つ穴用

 

40℃程度のお湯を上側の穴が隠れるまで貯めてから、下側の穴に注入式の洗浄剤をプッシュして送りこみます。数分追いだきしたら、ホースを下側の穴に入れて勢いよく洗い流し、その後、排水していきます。二つ穴の風呂釜掃除になれていない場合は、このような2つ穴専用の洗浄剤を使うと簡単にできそうですね。

エステー 洗浄力 フロ釜クリーナー 1つ穴 2つ穴 両用 液体タイプ

 

一つ穴、二つ穴のどちらのタイプでも使用が可能なエステーの風呂釜クリーナー。ミントの香りで消臭効果もあるので風呂釜の嫌な臭いもすっきり。液体タイプで素早くぬめりを除去してくれます。

風呂釜クリヤ 210g×3回分

 

過炭酸ナトリウムを主成分としている酸素系漂白剤。強力発砲で湯アカを分解してくれます。

オキシクリーン 1.5㎏

 

過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムを成分とし、家のお掃除に大活躍のオキシクリーン。洗濯槽や風呂釜掃除にも使用することができ、酸素の泡で除菌・消臭をしてくれます。お風呂のプラスチック製の小物やおもちゃを風呂釜を使ってオキシ漬けをするのも効果的。

セスキ炭酸ソーダ

 

台所や洗濯槽掃除にも使えるアルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、風呂釜に付着した皮脂汚れを取り除くこともできます。

定期的な風呂釜洗浄で毎日のお風呂を清潔に

毎日お風呂を洗っていても、見えない風呂釜の部分にはしっかりと汚れが溜まっています。1~2ヶ月に1度の頻度で風呂釜洗浄を行っていてもなかなかすべての汚れを取り切ることは難しいため、1年に1度はプロの掃除屋さんに任せて、しっかりと風呂釜洗浄をしてもらうの一つの方法です。

毎月決めた日に掃除をするようにしておくと、うっかり忘れてしまうこともなくなりそうですね。

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文・構成/HugKum編集部

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