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3歳児のプレゼントにおすすめの絵本|誕生日プレゼントにも!
少しストーリーのあるものも追えるようになり、主人公と一緒にどんどんお話の中に入っていけるのが3歳の時期です。また自分の生活に近いもの、体験したものごとに、より共感する年齡でもあるので、身近な生活をテーマにした絵本も◎。また知らないことへの吸収力もあるとき。見たことのないものや不思議なこと、自然のことなどにも目を向けられるようになっていくため、初期の科学絵本や知識の絵本もおすすめです。
【1】『とらのこさんきょうだい かえうた かえうた こいのぼり』
石井聖岳/作・絵 講談社
◆おすすめポイント
「こいのぼり」の替え歌で楽しむ絵本。「へびよ~り~ な~が~い こいの~ぼ~り~」…ナンセンスな替え歌と絵に大笑いしたあとには、端午の節句の意味や歴史も学べる絵本です。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳
『新幼児と保育』2014年4・5月号
【2】『くわずにょうぼう』
稲田和子/再話 赤羽末吉/画 福音館書店
◆おすすめポイント
お節句のかざりや菖蒲湯の由来絵本として紹介されることの多い絵本。美しいにょうぼうは、実はおにばばだった! 男を救ったのは、群生したショウブとヨモギでした。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳
『新幼児と保育』2014年4・5月号
【3】『こども』
キャサリン&ローレンス・アンホルト/作・絵 内田莉莎子/訳 徳間書店
◆おすすめポイント
「こどもって?」「こどもの ひみつって?」「ポケットの なかには?」…そんなたくさんの問いかけから展開していく絵本です。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳
『新幼児と保育』2014年4・5月号
【4】『よるの ようちえん』
谷川俊太郎/文 中辻悦子/写真 福音館書店
◆おすすめポイント
子どもたちがみんな帰ったころを見計らって、幼稚園に現れる不思議な生き物。我がもの顔で遊びまわり、朝が来るとどこかに消えていきます。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳
『新幼児と保育』2014年6・7月号
2歳児のプレゼントにおすすめの絵本
言葉のくり返しやリズミカルな言葉も大好きな2歳児。美しい言葉、楽しい言葉が多く使われていることも絵本選びのポイントになります。
【1】『やさい』
平山和子/作 福音館書店
◆おすすめポイント
大根、キャベツなど身近な野菜が育った畑での姿に続き、お店に並べられた姿が描かれています。クラシックな印象ですが、野菜の滋味を感じられる作品。
◆対象年齢
2歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【2】『じゃぐちをあけると』
しんぐう すすむ/作 福音館書店
◆おすすめポイント
水を目の前にした子どもの、やってみたいことおよそすべて、絵本の中で遊ばせてくれます。
◆対象年齢
2歳~
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【3】『おんなじ おんなじ』
多田ヒロシ/作 こぐま社
◆おすすめポイント
言葉のくり返し。「おんなじ」なことと、どちらも2歳児の好きなものです。何回でも、くり返し読んで楽しめます。「おんなじ」なことを子どもたちが納得できるよう、絵を十分に見せてあげましょう。
◆対象年齢
2歳~
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【4】『くらい くらい』
はせがわ せつこ/文 やぎゅうげんいちろう/絵 福音館書店
◆おすすめポイント
真っ暗な部屋にシルエットで「まっくらまっくらくらーいくらいでんきをつけてちょうだい」で始まります。想像したり、言葉のリズムも楽しめます。
◆対象年齢
2歳~
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【5】『はらぺこあおむし』
エリック・カール/作 もりひさし/訳 偕成社
◆おすすめポイント
日曜日、生まれたばかりのあおむしはおなかがぺっこぺこ。月曜日、リンゴを一つ。火曜日、梨を二つ。こうして毎日食べ続け...。鮮やかなコラージュと穴あきの仕掛けが楽しい。
◆対象年齢
2歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
1歳児のプレゼントにおすすめの絵本
「ママ、だっこ」「あしを とんとん」など二語文や繰り返しの言葉など、1歳児の成長に合ったしかけのある本を選ぶのがおすすめです。単純な言葉のくり返しが大好きな時期なので、オノマトペ(擬音語、擬態語)が多く使われている絵本をプレゼントして、たくさんの言葉と出会わせてあげてください。
【1】『あっぷっぷ』
中川ひろたか/文 村上康成/絵 ひかりのくに
◆おすすめポイント
「にらめっこしましょ わらうとまけよ」と歌いながらページをめくりましょう。繰り返しや絵の表情が楽しく何回でも遊べます。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【2】『あかちゃんたいそう』
鈴木まもる/作 小峰書店
◆おすすめポイント
最初はお母さんが。2回目からはお子さんと一緒に動作をつけて。ほっぺ・鼻・手・足と、それぞれ確認しながら楽しんでください。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【3】『だるまさんが』
かがくい ひろし/作 ブロンズ新社
◆おすすめポイント
だるまさんになって体を動かしたり、「どてっ」などオノマトペを変えたり、さまざまに遊べます。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【4】『ぴょーん』
まつおか たつひで/作 ポプラ社
◆おすすめポイント
小さいサイズの絵本でありながら、存在感は抜群。縦開きでページを跳ね上げることで飛び上がる躍動感を表現しています。読みながらピョーンと遊びましょう。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【5】『どんどこ ももんちゃん』
とよた かずひこ/作 童心社
◆おすすめポイント
スーパー赤ちゃんは子供たちに大人気。シンプルで単純なことが面白さの秘密です。
◆対象年齢
1歳~
◆ママパパの口コミ
0歳児のプレゼントにおすすめの絵本
日に日に成長する0歳の時期の子どもにとって、絵本は会話や遊びの延長線上にあるものです。内容を読み解いたり、読み通すことは大切なことではありません。大人と絵本と一緒に過ごす時間に心地よさを感じ、絵本を「楽しいもの」と思えるようなものを選びましょう。
【1】『いない いない ばあ』
松谷みよ子/作 瀬川康男/絵 童心社
◆おすすめポイント
発売以来、もうどれほどの親子を笑顔にしたことか!日本で一番売れている赤ちゃん絵本です。まずは遊びを体験してから読みましょう。
◆対象年齢
0歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【2】『くっついた』
三浦太郎/作 こぐま社
◆おすすめポイント
歌うように読み、遊びましょう。「くっついた」は頬を両手でやさしく包むしぐさをしてもいいですね。
◆対象年齢
0歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【3】『パタパタあそぼう いない いない ばあ!』
ジュリアーノ・フェリー/作 小学館
◆おすすめポイント
表紙を開くと、両手で顔を覆ったくまの子。その手がパタパタ開き、ページ毎に現れる身近な動物と「いないいないばあ!」最後は鏡で自分と「いないいないばあ!」
◆対象年齢
0歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【4】『ととけっこう よがあけた』
こばやし えみこ/案 ましま せつこ/絵 こぐま社
◆おすすめポイント
タイトルと同名のわらべうたの絵本。歌いながらページをめくってください。歌えなくても、わらべうた絵本は、読むだけでその楽しさが伝わるように工夫されています。
◆対象年齢
0歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【5】『ころ ころ ころ』
元永定正/作 福音館書店
◆おすすめポイント
現代アートの第一人者による、赤ちゃん絵本の王道のような1冊。色と音の美しい絵本は、お子さんのその時の様子によって、優しく読んだり、リズミカルに読んだりして楽しめます。
◆対象年齢
0歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
大人になってももらって嬉しいプレゼントにおすすめ絵本
【1】『かさじぞう』
瀬田貞二/再話 福音館書店
◆おすすめポイント
日本の最も美しい昔話絵本の1冊です。墨絵で描かれた雪の質感が印象的です。
◆対象年齢
5歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【2】『おおかみと七ひきのこやぎ』
瀬田貞二/訳 福音館書店
◆おすすめポイント
グリム童話のなかでも幼い子から人気のお話。よく知られた昔話こそ、しっかりとした絵本で子どもに読んであげたいものです。50年以上読み継がれている1冊です。
◆対象年齢
5歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【3】『たまごからうま』
酒井公子/再話 偕成社
◆おすすめポイント
ゆかいなベンガルの昔話です。明るいおおらかな絵と、落語のような展開で子どもたちに大人気の1冊。
◆対象年齢
5歳~
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【4】『ブレーメンのおんがくたい』
瀬田貞二/訳 福音館書店
◆おすすめポイント
躍動感のある線画タッチの美しい絵本です。ロバの上に次々と、犬、猫、雄鶏が乗るシーンが楽しく印象的。
◆対象年齢
5歳~
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【5】『サンタクロースになるひ』
種村有希子/作 小学館
◆おすすめポイント
めいくんはサンタクロースになりたくて、毎日練習に励んでいました。そしてクリスマスの前夜、願いが叶ってサンタさんのお手伝いをすることに…。
◆対象年齢
4歳、5歳、6歳
『新幼児と保育』2016年12・1月号
教えてくれたのは
児玉ひろ美さん
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)