目次
スポーツスタッキングってなに?
スポーツスタッキングは、12個のプラスチック製のカップを決められた形に積み上げたり崩したりするスポーツで、そのスピードを競います。1985年ごろ、アメリカの子どもたちが紙コップをピラミッド型に重ねて遊んでいたことから始まり、現在では世界53か国で楽しまれています。世界各地で大会が行われ、日本でも地区大会・全国大会が催され、世界大会へ選手を送り出しています。
色々な競技があって、親子で参加できるペア、団体など、様々な楽しみ方があるのが魅力!今や超注目のスポーツなのです。
秒速のスーパーキッズ・澤田兄妹にインタビュー
今回は日本人初の世界記録を持つ澤田龍人さん、日本最速記録を持つ彩杏さん兄妹にお話を伺いました。秒速の世界にチャレンジしている兄妹が、スポーツスタッキングをはじめたきっかけや練習法など教えてもらいました。
【澤田龍人選手プロフィール】
年齢:12歳(6年生)
所属:さわだSCチーム
日本代表歴:5年
経歴:2018年 アメリカ世界大会出場/2019年 スペイン世界大会出場 ダブルス世界チャンピオン/2020年 オンライン世界大会出場/2021年G5タイマー世界記録樹立/2022年ジャパンカップ 総合2位/G5タイマー日本記録樹立
【澤田彩杏選手プロフィール】
年齢:8歳(2年生)
所属:さわだSCチーム
日本代表歴:4年 4歳から最年少スタート
経歴:2018年アメリカ世界大会出場 /
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速すぎて見えません!
スポーツスタッキングを始めたきっかけ
スポーツスタッキングを始めたきっかけを教えてください
龍人さん:お父さんに体験にいってみないかと誘われて、速い選手のプレイをみて影響を受けて5歳からはじめました。
彩杏さん:私は3歳からやっています。お兄ちゃんとお母さんがやっていて私もやりたいなと思ってはじめました。
スポーツスタッキングをやっていて楽しいなと思うところ、難しいなと思うところはありますか?
龍人さん:練習していく度にどんどんタイムが速くなっていってくのが魅力だと思います。難しいところは、力が入ってしまうとやりずらいので なるべく力を入れないでリラックスした状態でやることです。
彩杏さん:練習してどんどんタイムが速くなっていくと嬉しいなって思います。難しいのは、最後にカップを積むときに崩れやすいところです。
練習法や普段の過ごしかたは?
普段から練習はどのくらいやっているのでしょうか?
龍人さん:練習は毎日やっています。大会前になると1日2~3時間程度練習しています。
彩杏さん:お兄ちゃんと一緒に練習することが多いです。
大会に挑むときの気持ち、リラックス法があれば教えてください。
龍人さん:大会当日は、いつも緊張します。心を落ち着かせてどれだけ自分のベストをつくせるかということが大切なので、試合前に仲間と話したりしてリラックスできるように心がけています。
彩杏さん:大会に出るときは緊張します。緊張しないように音楽を聴いたり、深呼吸をしています。
スポーツスタッキング以外の習い事やオフの時間にやっていることはありますか?
龍人さん:習い事は、4歳の時からテニスを習っていて今でも続けています。オフの日は、勉強をしたり、ルービックキューブやけん玉で手を鍛えることを意識して練習しています。
彩杏さん:学校の授業では体育が好きです。習い事はお兄ちゃんと一緒にテニスをやっています。休みの日は、勉強とかゲームをしたり、手を動かすためにけん玉もやっています。
澤田兄妹の今後の目標
龍人さん:スポーツスタッキングは、タイムが速くなると面白いし世界中に仲間ができるのが魅力だと思います。これから、大会でいろいろな国の選手と友達になって交流し、世界チャンピオンになれるように頑張ります。
彩杏さん:世界チャンピオンになって、いろんな国に行って、たくさんの人とお友達になることが目標です。スポーツスタッキングは、タイムが縮まると嬉しいし楽しいから、まだやったことがない人はやってみて欲しいです。
父・澤田康徳さんに聞く、ふたりとの関わり、選手としてのサポートの仕方
澤田康徳さん
一般社団法人WSSA-JAPAN 日本スポーツスタッキング協会の理事長。「さわだスポーツクラブ」取締役社長。子どもたちに体を動かす楽しさを知ってもらうことを目指し、遊びによる成長を重視した理論に基づく運動プログラムを同社で提供。幼稚園・保育園への出張授業、オンライン授業も行う。
龍人さん、彩杏さん兄妹の父であり、日本スポーツスタッキング協会の理事長を務める澤田康徳さんに、スポーツスタッキングや選手とコーチとして子どもとの関わりかたなどお話を聞きました。
スポーツスタッキングの日本での盛り上がり、世界の状況は?
スポーツスタッキングがメディアで取り上げられることが多くなりましたが、日本や世界での盛り上がりはどのような状況なのでしょうか。
澤田さん:メディアに取り上げられるようになり、興味を持ってくださる方が増えました。競技人口としては、まだまだ少なくて1000人程度ではありますが、有名人やユーチューバーの方にも興味を持っていただき名前は広まってきたと思います。
世界での盛り上がり状況は、53か国が加盟しており世界でランキングを競っています。発祥の地であるアメリカが一番競技人口が多いのですが、アジア圏が盛り上がっていて、特に東南アジアのマレーシア、シンガポールがアジア大会を開くほど力を入れています。このスポーツの主流の年齢が12歳くらいから高校生までがピークとなっていて、その年齢層の競技人口が多いのが東南アジアです。
スポーツスタッキングの楽しさ
スポーツスタッキングの楽しさや魅力を教えてください。
澤田さん:1000分の1秒のタイムを競い合うというのが、楽しいところですね。自分自身が練習すればするほどタイムが縮まっていくのが魅力です。競技人口が多いスポーツだと日本代表に選ばれるのにハードルが高いと思いますが、まだマイナーなので日本代表に選ばれる率が高い。各年齢ごとにカテゴリーがわかれているので、始めてから1年くらいで日本代表になれた子もいます。世界大会に参加したときに同世代の子と交流ができるというのも魅力ですね。
コーチと選手、親子としての関わり方
競技と向き合う子どもたちと、コーチでもある澤田さんはどのように関わっているのでしょうか?
澤田さん:自分の子どもに対して指導をしない。これが一番の秘訣だと思っています。競技によっては二人三脚でやっていった方がいい場合もあるかと思いますが、子どもと親の関係性という部分を考えていくと親が言いすぎると良くない方向に進んで行くことが多いように感じます。
信頼できるコーチに任せるのが一番。メンタル面、費用面でのサポートは惜しみなくしますけど、技術的な部分のサポートは他人に任せるようにしています。私は選手ではないので、子どものちょっとしたことでも尊敬できます。
親子で同じスポーツをやっていると難しい部分もあると思いますが、子どもから教わることもたくさんあるので、ひとつでもいいので良いところ見つけてあげて欲しいと思います。
競技を続けていくうえで、気を付けていることなどがあれば教えてください。
澤田さん:子ども自身が楽しめるような環境をどうやったら作れるかということを常に意識しています。練習が思うように進んでいないときは、家族で競い合うなどゲーム形式を取り入れたりしています。
大会前以外は、あまり干渉せずにやりたい練習をやらせるように。ルービックキューブやけん玉を取り入れたり、親からもらう情報より、友達や自分から見つけたほうが続くことが多いですよね。
スポーツスタッキングを始めたいと思った方へのメッセージをお願いします。
澤田さん:スポーツスタッキングは、まだまだマイナーなスポーツで競技人口が少ないので、頑張れば日本代表になれる可能性も高いです。興味を持ったら、スポーツスタッキングカップを触ってみてください。そして、大会に参加してください!
大会に参加することで自分自身が悩んでいることへの解決やタイムも伸びていくのでおすすめです。
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今回取材させていただいたのは【さわだスポーツクラブ 】
さわだスポーツクラブが目指すのは三感&三育のスポーツ教育です。子どもたちの「こころ」と「からだ」の教育を通して人間的5つの成長をバランスよく伸ばし、人間形成を支援していきます。
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取材・文/やまさきけいこ
撮影/五十嵐美弥
構成/HugKum編集部