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切ってちぎって、混ぜるだけ!
「切ってちぎって、混ぜるだけ! の1行レシピ」というお題で、Hugkum読者に募集をしたところ、多くの皆様からご回答をいただきました。日々の暮らしの中で愛されてきた秀逸なレシピを、一部は実際に作って実食しつつ、ご紹介します!
調査概要
調査対象:HugKumメルマガ会員968人
調査時期:2022年10~11月
最強調味料で和えるだけ!
醤油を筆頭に、白だし、塩昆布など、どのご家庭にもなくなると困ってしまう「最強の調味料」があるはずです。その調味料と、食材を和えるだけで完遂するレシピが、こちらです。読んでいると、作りたくなるものばかりです! お子さんのお手伝いにも最適。
・豆腐に塩昆布をまぶして、ごま油をかける[大阪府 男性]
・トマトを、塩昆布、ごま油で和える[千葉県 女性]
・千切りキャベツ、塩昆布を、一晩 冷蔵庫に寝かす[大阪府 女性]
・きゅうり、塩昆布、ごま油を和える[愛媛県 女性]
・お米に、塩昆布、ツナ缶を入れて炊く[愛知県 女性]
・じゃがいも、カニカマを塩昆布、マヨネーズで和えたもの[茨城県 女]
・子供にちぎらせたチーズ、塩昆布をご飯に混ぜておにぎり[青森県 女性]
「塩昆布、in具材レシピ」だけでこれだけのものが揃いました! どれも、今すぐに作れそうなものばかりです。
作ってみた! 豆腐と昆布の旨味、香るごま油♪
上記のレシピから、「お豆腐に塩昆布をまぶして、ごま油をかける一品」を実際に作ってみました。
豆腐はスプーンですくえば、包丁を使わずに作ることができます。小学校低学年のお子さんでも、ひとりで安心して任せることができそうです。味付けも、塩昆布とごま油だけなので、間違いありません。
ちぎったり、混ぜたりといった作業は、手先の発達を促し、脳の発育にも良い影響を及ぼします。「汚すから」「危ないから」と避けずに子どもに任せてみることで、自信にも繋がりますよ。自分で作った料理は、きっと味わいも違うはず!
他のレシピも、どんどん見ていきましょう。
・豆腐に、キムチ、韓国のり、ごま油をかける [埼玉県 女性]
・茹でた小松菜、千切り人参に、鶏ガラスープの素、醤油、ごま油、砂糖、煎りゴマを混ぜて「簡単ナムル」[長野県 女性]
・レンチンしたもやし、醤油、にんにく、ごま油、唐辛子を和える[東京都 女性]
・アボカドに、塩、ラー油、ゴマをかけるだけの「サラダ 」[愛知県 女性]
・切ったアボカド、ごま油、麺つゆを和える [大阪府 女性 女性]
作ってみた! クリーミーなのにピリリと辛いアボカド
材料に「アボカド、ラー油、岩塩、煎りゴマ」を用意し、適量ずつかけました。
クリーミーなアボカドがピリリと辛く、岩塩の塩味が効いています。ラー油は中華料理の調味料ですが、おしゃれなイタリアンバルでいただくような一品です。色もきれいで秀逸。
・茹でたジャガイモ、明太子、マヨネーズを和える [山梨県 女性]
・生野菜を、味噌、マヨネーズのタレにディップ [東京都 女性]
どれも決して目新しいメニューではありませんが、こうして1行で書いてあると作ってみたくなります。作り方も、本当に簡単!
ストック食品を使って、ボリューミー&栄養摂取!
チーズや、ツナ缶、マヨネーズなどの加工品や、頼れるストック食材を活用したレシピも役に立ちます。まずは、チーズレシピからご紹介していきます。
・クリームチーズ、ネギ、鰹節を混ぜて、醤油をかける [香川県 女性]
・チーズ、切ったトマトに、オリーブオイル、塩コショウをかける[愛知県 女性]
・茹でたマカロニ、ブロッコリー、コーン、マヨネーズを和えて、粉チーズをかける[福井県 女性]
作ってみた! おうち居酒屋、開店!
「クリームチーズ、ネギ、かつお節に醤油をかけた一品」を作ってみました。
醤油とかつお節が香り、お酒のおつまみになる一品です。お子さんが食べやすいクリームチーズなので、気をつけないとなくなっちゃうかもしれません(笑)。こんな料理をおつまみにしながら、友達とのおしゃべりや、手の込んだ料理をじっくり作っても、愉しい時間になりそうです。
ツナや鯖の缶詰、おじゃこを使うレシピも多く集まりました。パッと使えて、面倒な下ごしらえもなく、栄養面からも推奨食材です。
・トマト、オクラを1cm角に切る。ツナ缶、砂糖、醤油、すりごまと一緒に混ぜる[広島県 女性]
・切り干し大根、ツナ缶、マヨネーズをよく混ぜる[茨城県 女性]
・千切りキャベツ、冷凍コーン、ツナ缶を混ぜて醤油をかける[神奈川県 女性]
・薄切りのナス、鯖の味噌煮缶を混ぜてレンジで7分後、潰して混ぜる[山口県 女性]
・千切りキャベツ、水煮鯖缶、マヨネーズを和えるだけ[神奈川県 女性]
・プチトマト、しらすに、ごま油、味ぽんのドレッシングをかける[東京都 女性]
・ピーマン、ちりめんじゃこを醤油で炒める[愛知県 女性]
作ってみた! 野菜の大量摂取にもお役立ち
「切り干し大根、ツナ缶、マヨネーズの和えもの」を作ってみました。
ストックできる常備食材ばかりなので、あと一品欲しい時にもサッと作れます。これなら栄養豊富な切り干し大根を、より頻繁に食べられますね。
塩胡椒で味を強くすると、トマトや、きゅうりなどの生野菜が一緒に食べられそう。大人は黒胡椒でアクセントをつけると、美味です。
皆さんの、食への欲求が垣間見られるようなレシピばかりが並びます。ひとつひとつ、試してみたくなりますね。
・千切りの人参、レーズンを、好みのドレッシングで和える[ 東京都 女性]
・水切りしたヨーグルト、キャベツ、コーン、塩コショウを混ぜて冷蔵庫で冷やす「簡単コールスロー」[東京都 男性]
・チキンラーメン、キャベツを混ぜる[大阪府 男性]
・千切りキャベツ、パリパリ麺を混ぜるサラダ[神奈川県 女性]
もみこんで放置系のバリエーションが豊富すぎる!
野菜は塩もみするだけで、おいしく食べられるものも多いですが、砂糖や味噌を少量加えると趣向が変わります。
・切ったパプリカを塩もみして、酢、砂糖に漬ける[神奈川県 女性]
・レンコン、大根、人参など、甘酢で一日ほど漬けておく[愛知県 女性]
・ダイコン細切り、味噌、しそ、砂糖を和えて、冷蔵庫に一晩寝かす[東京都 女性]
作ってみた! 酢の物が毎日作れちゃう!
「レンコン、大根、人参の薄切り、甘酢漬け」を作ってみました。
レンコンは、柔らかい先端部位ならば生で食べることができます。薄切りにして、酢水に数分浸せばアク抜きが完了。食べてみて、固さが気になれば湯通ししてください。その間に、薄切りの大根と人参を用意します。
325mlのタッパーに入る量の野菜と、米酢100cc、砂糖大さじ2を混ぜます。直後は、野菜全体が漬け汁に浸りませんが、すぐに水が上がり、ひたひたになります。30分程度待つとポリポリ感が残り、一晩待てばカンタン甘酢漬けに。甘酢には、八方酢やりんご酢を使っても良さそうです。
次は、きゅうりの七変化。バリエーションが豊富です。
・ビニール袋にきゅうり、白だしを入れ、揉むだけ! [千葉県 女性]
・乱切りのきゅうりをポリ袋へ。だしの素、塩、砂糖、すりごまを加えてシェイク。「即席漬け」のできあがり[神奈川県]
・きゅうりを叩いて、塩昆布、ごま油を和える! [東京都 女性]
・きゅうり、千切りキャベツを塩もみして、ごま油、中華だしで和える[愛媛県 女性]
・きゅうりを叩いて切って、砂糖に漬けて10分置く。醤油、鶏がらで味付け[愛知県 女性]
・きゅうり、ハムを切って、ツナ缶、マヨネーズを混ぜる[ 熊本県 女性]
・きゅうり、れんこん、ツナ缶を、麺つゆ、マヨネーズ、煎りごまで和えるとおいしいです[ 岐阜県 女性]
卵さえあれば、なんとかなりそうな気がする(笑)。卵は、心身共に頼りになる食材です。
・半熟卵を作り、殻を割って、タッパーで麺つゆを薄めたタレに漬ける[神奈川県 女性]
・ゆで卵、うずら卵を麺つゆに漬けて、「味付け卵」[北海道 女性]
・ゆで卵の味噌漬け[沖縄県 女性]
意外な取り合わせに「やってみたい」感がそそられる!
皆さんからいただいた多くのご応募の中には、大胆な組み合わせも多数ありました。中でも納豆アレンジが目を引きます。初めての出会いを試してみたくなります!
・絹ごし豆腐に揚げ玉、納豆、ネギをのせて麺つゆをかける[千葉県 女性]
・豆腐、納豆、アボカドをご飯にのせ、醤油をたらす [埼玉県 女性]
・刻みキャベツ、納豆を混ぜる[東京都 女性]
・千切りキャベツ、納豆とタレ、麺つゆ、ちぎった海苔を加えて混ぜる[茨城県 女性]
・千切りキャベツ、納豆、麺つゆ、マヨネーズを混ぜて、刻んだ海苔をかける[香川県 女性]
作ってみた! え、納豆にマヨネーズ… ⁉
最初に、「手でちぎったキャベツと納豆」を混ぜてみました。
納豆とキャベツの相性は良く、おいしい~。温かいご飯にのせた納豆よりも、あっさりと食べられます。ただ混ぜてすぐだったため、納豆とキャベツの一体感が足りなく、時間をおいて馴染ませるとさらに良さそう。スプーンですくって、海苔に巻いて食べようかな…と思いつきましたが、そうそう、海苔を混ぜるレシピもお寄せ頂いていましたね。
次に、「千切りキャベツ、納豆とタレ、麺つゆ、海苔」を和えました。
千切りキャベツを入れて混ぜ始めたとたん、泡が盛り上がるように、納豆がフワフワに! これはお子さんにやってもらうと、喜ぶかもしれません。食べてみると、食感もフワフワ。ご飯にのせても、おいしそうですよ。
最後は「マヨネーズ和え」です。
白くフワフワに膨らんで、なんだか幻想的… 。においは納豆なんですが(笑)。マヨネーズの酸味で、よりサラダに近づきました。
さらに、ここにキムチを入れて、ごま油を足して、卵の黄身を… ネギを… 煎りごまを… なんて、永遠に味変が続く妄想まで広がります。納豆って、懐の広い食材なんですね。
・湯むきしたミニトマトに、砂糖を軽くまぶし、馴染んだら冷凍する「トマトアイス」[群馬県 女性]
・キャベツ、梅干しを混ぜる [広島県 女性]
・茹でたもやし、シソの粉を混ぜた「和え物 」[石川県 女性]
・とろろ昆布、ネギ、麺つゆ(大さじ1)を入れ、お湯を注ぐ「簡単スープ 」[大阪府 女性]
暮らしを支える1行レシピ
食卓を囲んだ、ご家族の笑顔が目に浮かぶようなレシピばかりでした。忙しい毎日の中で工夫しながら食材を生かし、おいしくいただいて、また元気に暮らしを営んでいく温かさを感じます。
特別な食材や、難しいテクニックがなくても、おいしい食卓は作れるようです。1行レシピなので、作れば覚えてしまえるものばかり。ぜひ、これからの食卓に定番となるレシピを見つけてください。
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文・写真/もぱ(京都メディアライン)