離乳食のりんごの進め方を解説!生はダメ?下ごしらえや加熱、冷凍保存法と初期・中期・後期別レシピ

りんごはデザートとしてだけでなく食事にもアレンジできます。変色するので保存が難しいと思われがちですが、冷凍保存も可能。りんごは手に入りやすく、カリウムや食物繊維といった栄養も豊富なので、離乳食初期から使いがちですが、のどに詰まらせやすい食材なので注意が必要です。

離乳食のりんごはいつから食べてOK?

りんごは甘みもあり初期から使える食材ですが、甘みが強いため与えすぎに注意が必要です。 食物繊維が多いので、初期にはすりおろした果汁を薄めて使用します。中期・後期以降も、すりおろし方や切り方が大きいとのどに詰まりやすく実際に事故例もあるので、必ずやわらかく煮てから細かく切り分けて与えましょう。

生のりんごはひかえて加熱を

生のりんごを食べるのは完了期を過ぎてからにしましょう。加熱してやわらかくしたものを、初期はすりおろし、中期以降は細かく切って与えます。

市販のりんごジャムやジュースの使用は?

市販のジャムやジュースには糖分がたくさん入っているため、離乳食期は慎重に選ぶことが重要です。ジャムは1歳を過ぎ、完了期に入ってから。なるべく添加物が少ないものを選んで。砂糖を使わず手作りするのが安心です。りんごジュースは赤ちゃん用の市販のものを、表記してある月齢に従って選んで。いずれも毎日などの習慣にせず、時々あげる程度にしてください。

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りんごの下ごしらえと保存法

下ごしらえ・加熱

生のりんごは繊維が多いので、離乳食としてはすりおろして使用しましょう。

果汁を与える場合は、すりおろしたりんごを絞ってお湯で薄め、煮る場合は、食べやすい大きさにカットしたものを少量の水で蒸し煮にして、りんごの水分がなくなるくらいまで弱火で煮て柔らかくします。

電子レンジで加熱する場合

電子レンジでも耐熱容器にリンゴを入れて水をふりかけ、1分ほど加熱することで蒸し煮になります。

冷凍保存方法

あまり保存に向かないと思われがちですが、りんごは冷凍保存することができます。1/8の串切りにして皮をむいたりんごを保存袋に入れて冷凍するだけ。使うときに必要な分だけ解凍し、調理に使うことができます。

少し解けてきた状態のりんごはシャーベットのように食べられるので、幼児以上の子どもにはオススメです。

 離乳食初期|りんごのレシピ

 りんごのペースト

甘みがあるので汁もいただきましょう。

◆材料(1食分)

りんご 1/8カット

◆作り方

1.カットしたりんごをすりおろし、電子レンジで1分加熱します。

2. 汁も一緒にいただきましょう。

 離乳食中期|りんごのレシピ

りんごのヨーグルト和え

ヨーグルトと合わせて栄養たっぷり。

◆材料(1食分)

りんご 1/8カット
プレーンヨーグルト(無糖) 大さじ2

◆作り方

1.初期レシピのりんごのペーストに無糖のプレーンヨーグルトをまぜるだけ。

ヨーグルトなどの酸味をあわせることで食べやすくなります。

離乳食後期|りんごのレシピ

りんごのコンポート

ほんのりバターの香りがりんごとよく合います。

◆材料(1食分)

りんご 20g
人参 10g
バター 1g
砂糖 少々

◆作り方

1.皮をむいた人参をすりおろします。

 

2. 5mmの厚さにしたりんごと1をバターで炒めます。

 

3. バターがりんごに染み込み、加熱されてしんなりとしたらできあがり。

記事監修

野村 泉|栄養士・幼児食アドバイザー

病院内にて妊産婦・乳幼児の栄養指導に従事。東京・小金井市のもぐもぐ子ども調理室にてレシピ監修、講義サポート、離乳食・幼児食講座を担当。

ほかにも、離乳食期にはこんなりんごレシピがおすすめ!

焼きりんごの蒸し煮

りんごの自然な甘さがグッと顔を出す!

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
りんご 2個
油 大さじ1
シナモン 少々

◆作り方

【1】りんごは皮と種を除いて、ひと口大に切る。
【2】フライパンに油とりんごを入れて、中火で油がなじむように炒めたら、弱火にしてフタをし、15分蒸し煮する。シナモンをふる。

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【離乳食後期の赤ちゃん~】 おろしりんごのじゃがいも煮

すりおろしたりんごとじゃがいもをりんごの甘みで食べやすいメニューです。

<材料>

じゃがいも 20g
りんご 15g

<作り方>

・りんごをすりおろす

1.みずでじゃがいもとりんごを煮る

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【1歳以降~】さつまいもとあったかすりおろしりんご

使う食材はシンプル!自然の甘みと酸味を生かして。風邪や体調不良のときにも。

◆材料

(子ども3~4人分)
さつまいも 150~200g
塩 少々
りんご 1/4個

【A】
砂糖 20g
水 150cc

【B】
片栗粉 小さじ1
水 小さじ2

◆作り方

【1】さつまいもはよく洗い、1cm幅の輪切りにし、水にサッとさらす。鍋に入れて水(分量外)をひたひたに注ぎ、塩を加えて7分ゆでて、水けをきる。半分に切って器に盛る。
【2】鍋に【A】を入れ、りんごをすりおろしながら加え、中火にかけて1~2分煮、混ぜた【B】を加えてとろみをつける。【1】にかける。
*お好みでレモン汁をかけても。

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離乳食のりんごに関する体験談

HugKum編集部では、1~2歳の子供がいるママやパパを対象に、離乳食のりんごに関するアンケートを実施しました。まずは、離乳食でりんごを食べたお子さんの様子について聞いてみました。

Q.離乳食でお子様はりんごを好んで食べてくれましたか?

好んで食べたお子さんは6割超え、食べてくれたお子さんを含めると実に80%以上のお子さんが食べられた、という結果に。
りんごはお子さんに大人気の食材です。さわやかな甘みがあるりんご、納得の結果ですね。お子さんの様子を詳しくご紹介します。

「すりおろしても煮ても食べれなかった…後期にようやくジュースなら飲めるようになった」(40代・東京都・子ども1人)
「果物は好きでした。 自分で上手に食べられるように、すりおろして飲めるような状態にしてあげました。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「ペーストの時は嫌がったので少し時間を空けて固形のものをあげたら食べてくれた」(30代・福岡県・子ども1人)
「そのままのりんごは好きではなかったようですが、すりおろしてヨーグルトに混ぜたり、さつまいもやかぼちゃなどと和えたら食べてくれました。」(30代・岐阜県・子ども2人)
「生のりんごは好きじゃないので、煮詰めてヨーグルトに混ぜるとパクパク食べる」(20代・福岡県・子ども1人)
「煮りんごが好きでよく食べていました。また、実家近くの農家さんが作ったリンゴチップスもお気に入りでした。 しかし、離乳食が終わった翌シーズンには全く食べなくなりました(泣)」(40代・千葉県・子ども2人)
「すりおろしから始めて、スライスして与えるようになってからも好きでよく食べてました。 小松菜などに混ぜて与えることもありました。」(30代・奈良県・子ども2人)

人気のあるりんごですが、メニューによっては好き嫌いも別れたようです。煮るなど過熱をすると甘みが増し、食感も食べやすくなるのか喜んで食べたお子さんの体験談が多く見られました。ヨーグルトに混ぜたり、さつまいもやかぼちゃ、小松菜など野菜と組み合わせられるのも魅力ですね。

手に入りやすいりんごは離乳食の幅をぐっと広げられる食材です。工夫してメニューに取り入れてみてください。

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構成/HugKum編集部 写真/田中麻衣

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