赤ちゃん、子どもが下痢の時の食事はどうする?消化にいい食材、レシピや嘔吐、熱への対処法も

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。

普段、元気な子どもが熱を出したり、下痢、嘔吐など体調不良の時は、とても心配です。普段は騒がしくて、静かにしてほしい日もありますが、いざ熱でダウンして静かになると「1分でも早く元気になって!」と思うものです。今日は、子どもが熱や嘔吐、下痢の時の食事について話します。

2歳頃までの子供が下痢をしたら、食事は?

乳児は胃の構造が未熟なため、ちょっとした刺激で嘔吐することがあります。1歳を過ぎても、激しく泣くことなどがきっかけで吐いてしまうことがありますが、こういった嘔吐は特に心配のないものです。

一方、症状のひとつとしておう吐が見られる病気に胃腸炎があります。気管支炎などの激しいせきや、髄膜炎など脳神経系の病気もおう吐の原因になります。前後の様子をよく見て、適切な処置を心がけましょう。下痢にかんしては、体質的に便が緩めの子もいるので、ふだんのその子と比べて便の状態を見極めることが大切です。

子供が下痢のときの食事の進め方

子どもが下痢をしたときは、脱水症状の予防が第一です。ただし、嘔吐した場合は、直後に水分をとると再び嘔吐を誘発することがあるので、吐き気が治まってから少量ずつ飲ませましょう。まずは水分をこまめに飲ませ、食欲があるのであれば、普段のように離乳食や食事を食べてもOKですが、胃腸が弱っているので繊維、油脂の多いものは避けて、消化の良い食べ物を与えるなど、いつもよりも配慮が必要です。大切なポイントは、

・少しずつ与える

・今よりも、1段階戻ったメニューを与える

ということです

子供の消化にいい食べ物

子どもが下痢をしている時は胃腸が弱っているサイン。おすすめの食事は、おかゆ、うどん、野菜スープなど消化の良いものです。

 

子供が下痢のときの食事レシピ

【離乳食中期の赤ちゃん~】 りんごとにんじんのおろし煮

りんごとにんじんの甘みで食べやすいレシピです。

<材料>

りんご 15g

にんじん 15g

水 100ml

<作り方>

・りんご、にんじんの皮をむいてすりおろす

1.小鍋にリンゴと水を入れて煮る

【離乳食後期の赤ちゃん~】 大根のだしがゆ

大根の甘みとだしの風味が美味しいメニューです

<材料>

5倍かゆ 50g

大根 15g

かつお昆布だし 50ml

<作り方>

・大根をすりおろす

1.5倍かゆに大根とだしを入れて煮る

 

子供が嘔吐してしまうときの食事の注意点

赤ちゃんや子どもが何度も嘔吐をしている時に心配なことは、水分が失われたことによる脱水症状です。普段よりもこまめに水分補給を心がけます。しかし、吐いてすぐはまたすぐに吐くこともあります。吐き気がある時は一度に水分を与えると吐くこともあるので、少しずつ何回かに分けて与えましょう。まずは水分がとれるかどうかを確認。水分だけでも吐いてしまう場合は、食事はむりしなくてもOKです。次々に嘔吐する、嘔吐が長引いている場合は、赤ちゃんの様子を見ながらです。

食欲があるのであれば、食べてもOKですが、以下を参考にしましょう。

・消化の良いもの

・少しずつ与える

・1段階戻ったメニューを与える

 

嘔吐してしまうときのレシピ

【離乳食後の赤ちゃん~】 おろしりんごのじゃがいも煮

すりおろしたりんごとじゃがいもをりんごの甘みで食べやすいメニューです。

<材料>

じゃがいも 20g

りんご 15g

<作り方>

・りんごをすりおろす

1.みずでじゃがいもとりんごを煮る

【離乳食完了期の赤ちゃん~】 野菜スープ

にんじんと大根を軟らかく煮て、シンプルなスープにしていただきます

<材料>

大根 15g

にんじん 15g

かつお昆布だし 200ml

<作り方>

・にんじん、大根は煮やすい大きさに切る

1.かつお昆布だしでにんじんと大根を煮る

2.軟らかくなったら取り出して1cmに切る

3.鍋に戻して再加熱する

 

子供が熱のときの食事の注意点(0歳、1歳、2歳の乳児の場合)

赤ちゃんの平熱は36.5~37.5度ということで大人よりも少し高めです。高い熱がある時は、汗をかくことで体から水分やナトリウム、カリウムなどのミネラルも失われます。ですので、水分補給やミネラルをとることが大切です。例えば、母乳、ミルク、湯冷まし、麦茶、果汁、乳幼児用のイオン水などです。

小さい子どもは脱水になりやすいのでいつもよりも水分をとることを心がけながら、食事のことを考えていきましょう。熱があっても普段通りの食欲があれば、食べてもOKです。

・消化がいい

・薄味のもの

・口当たりがいい

消化がいい食べ物は、おかゆ、煮込みうどん、野菜スープ、豆腐、乳製品などです

まずは、おかゆやうどんなど、本人が食べられるものを中心にしながら与えてみましょう。体力の回復を考え、豆腐、白身魚、鶏ささみなどのたんぱく質を徐々に増やしていきましょうね。

 

子供が熱のときの食事の注意点(幼児、小学生の場合)

次に、幼児さんや小学生の子どもが熱を出した時の食事についてです。幼児、小学生になると「食べたい」食べ物を自分の意思で伝えることもできるようになります。さっぱりとしていて子どもが食べたいと思うものを与えるといいですね。例えば、ゼリー、アイス、ヨーグルトなどもOK。後は、乳児と同じように、おかゆ、うどんなどを用意します。油料理は避け、味付けもいつもよりも薄めで作ってあげましょう。

 

熱があるとき、風邪の時の食事レシピ

それでは、具体的にどんなメニューを食べればいいかを紹介します。

【離乳食中期の赤ちゃん~】 豆腐がゆ

いつもは5倍がゆですが、今日は熱があるので10倍かゆにして食べやすくしています。

<材料>

米 15g

水 150ml

豆腐 15g

かぼちゃ 10g

<作り方>

・かぼちゃは、皮、種、ワタを取って煮やすい大きさに切る

1.鍋に米と水を入れて30分浸水させ、ふたをしたまま火にかけます。沸騰したら弱火に変えてゆっくり20 ~30分かけて炊きます

2.10倍かゆを炊き始めて10分ごろにかぼちゃを、15分ごろに豆腐を入れて一緒に炊く

2.10倍かゆが出来上がったら、かぼちゃと豆腐を細かくつぶす

 【離乳食後期の赤ちゃん~】 しらすとかぶのうどん

いつも以上にゆっくりクタクタに煮たうどんをいただきます。幼児さん、小学生も麺の長さを変えたら、このメニューでOK!

<材料>

ゆでうどん 50~80g

しらす 5g

かぶ 15g

かつお昆布だし 150ml

しょう油 0.5ml

<作り方>

・うどんは下茹でして5㎜に切る

・しらすは、茹でて塩抜きして5㎜に切る

・かぶは皮をむいて煮やすい大きさに切る

1.かつお昆布だしでかぶを煮る。軟らかくなったら取り出して5㎜に切る

2.1を鍋に戻して全ての材料を入れ、うどんがクタクタに軟らかくなるまで煮てしょう油で風味をつける

【離乳食完了期の赤ちゃん~】 卵だしがゆ

だしで炊いたおかゆだから、味付けなしでも美味しいです。幼児さんも小学生も、このメニューでOK!

<材料>

ご飯 50g

卵 1/2

かつお昆布だし 200ml

<作り方>

1.鍋に、ご飯とかつお昆布だしを入れて、蓋をしておかゆ状になるまで煮る

2.溶き卵を回しいれてフタをして卵に火がしっかり通るまで煮る

 

子供が熱のときの食べ物をコンビニで選ぶなら?

例えば、親子で同じタイミングで熱を出してしまうことってあると思います。料理もできなくらいしんどかったら?そんな時はコンビニで食べられるものを探してもいいかもしれません。熱で食欲がない時に食べられるものはあるかな?とわが家の近くのコンビニをリサーチしてみました。

例えば、バナナ、豆腐、鍋焼きうどん、フルーツ缶詰、ゼリー、レトルトのおかゆ、カップスープなど。既製品は大人用に作られているので、使うとしても1歳以降。倍以上に薄めて食べさせるようにしましょう。

 

熱を下げてくれる食べ物(食材)は?

きゅうりやスイカ、トマトなどに熱を下げる作用があります。我が家では熱が出ると母がトマトジュースを買ってきて、飲まされていました。トマトそのものをかんで食べる元気がないので、トマトジュースは飲みやすかった記憶があります。赤ちゃんには食塩不使用のトマトジュースを選ぶといいですね。

 

 

 

体調の悪い時は、子どものペースに合わせて食事を食べさせてください。疑問がある場合は、かかりつけの小児科に訪ねることをお勧めします。

 

中田 馨(なかた かおり)

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 

中田馨の和の離乳食レシピブログ

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