心に響く名言”で世代を超えて人気の絵本「星の王子さま」の魅力を徹底解説します。内容や名言のポイントから、読み聞かせにおすすめな英語絵本の紹介まで!
人気のおすすめ絵本「星の王子さま」の魅力
アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ/作 池澤夏樹/編集 集英社
◆内容
砂漠に不時着したパイロットの回想で物語は始まります。
ある日パイロットが少年と出会います。そしてその少年がある小惑星の王子だとわかります。
王子はその惑星で一輪のバラを大切に育てていましたが、バラとケンカをしてしまい、他の星を巡る旅に出ます。地理学者に勧められてやってきた地球に着いた王子は、自分が残してきたバラと同じ花が、地球のそこら中に咲いていることを知り。自分の花がありふれたものだったと泣きます。気持ちを切り替えて出会ったキツネと遊ぼうと誘います。しかし、キツネは、仲良くなった者としか遊ばない、といいます。王子は「仲良くなる」ということは、たくさんの中から他とは違う特別な存在になることで、そうなるためには絆を深める必要があるということを、キツネから学びます。そしてキツネからとっておきの秘密を教えてもらい、星に帰るのです。
◆名言「大切なものは…」について
キツネから教えてもらった秘密、それは「大切なものは目に見えないんだよ」という言葉でした。
大切に育てたバラがありふれたものだと泣いた王子。でもたくさんある中でも、自分がそれを大切にして信頼し絆を深めれば、それは自分にとってはとても大切なものなのだ、ということに気がつきます。。本当に大切なものは、自分の心が決めるということなのでしょうか。この名言については、受け取る人にとってそれぞれの解釈があると思います。子どもの心に届くわかりやすい言葉で書かれた絵本だからこそ、じっくりとこの名言について、改めて親子で感想を話してみるのも良いかもしれません。
◆対象年齢
5歳〜10歳
◆ママパパの口コミ
英語の読み聞かせにおすすめ!絵本「星の王子さま The Little Prince」
星の王子さま The Little Prince (世界の名作 英語絵本)
葉 祥明, リサ・ヴォート/作 Jリサーチ出版
◆こんな本
名作「星の王子さま」の原作の世界観はそのままに、葉祥明さんの繊細なイラストで美しく描かれたのがこの絵本「星の王子さま」。原作の中から印象的な文章が丁寧に選ばれ、ストーリーとともに、素晴らしい絵で「星の王子さま」の物語を子どもたちにもわかりやすく伝えてくれます。
日本語、英語の両方が併記されていて、どちらも短い表現でまるで詩のように展開していきます。小さすぎる子どもには難しいかもしれませんが、小学生が初めて「星の王子さま」を自分で読むのにはちょうどいい内容です。「星の王子さま」の原作を読んだという大人の方にも、また原作とは違ったシンプルな言葉と優しいイラストで再びストーリーの魅力が再認識できる絵本になっています。
◆ママパパの口コミ
文・構成/HugKum編集部