英語「を」学ぶより、英語「で」学ぶ。小学校での「英語必修化」に向けて、幼児期から本当にやるべき5つのこと

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タブレット教材を展開する RISU Japan 代表で『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』の著者・今木智隆さんが、ビッグデータの分析から見えてくる「効果的な学習」の法則を指南します。今回は「英語」の取り組み方について。どんな方法論で何を優先すべきか、最新の英語教育事情に触れながら解説していただきました。

小学校のいわゆる「英語必修化」が始まり、家庭学習でも英語にどれぐらい力を入れるべきか迷われている方もいらっしゃると思います。特に中学受験を考えているご家庭では、他の科目より優先して勉強されるべきか悩みますよね。

今回は算数同様積み上げ式である英語について子どもたちを取り巻く状況と、英語学習の考え方をお伝えします。

小学校の英語必修化で状況はどう変わった?

小学校での英語教育。いわゆる「英語必修化」は、2020年度から完全実施となっています。

学習は小学校3年生からスタートし、小学3~4年生は「外国語活動」として、外国語(主に英語)で「聞く・話す」を通じて言語に慣れ親しむ時間が週1コマ程度設けられます。小学5~6年生になると教科としての「外国語」が始まり、「聞く・読む・話す・書く」の体系的な授業を通じて、中学以降につなげる学習が週2コマ程度行なわれます。

中学受験ではどれぐらいの学校が試験科目に英語を入れているのか?

このように現在は小学校から英語を学んでいる子どもたちですが、中学受験にはどのような影響があるでしょうか。

英語必修化が完全実施となった当初は「2020年度に5年生だった子どもたちが中学受験を迎える時期には、小学校で外国語として英語を学んだことが前提となるため、英語入試も本格的に解禁される」とも言われていました。そうなると、試験科目として英語を取り入れる学校も増えるのではと予想されていましたが、実際はそこまで急増しなかったようです。

首都圏模試センターのデータによりますと、英語入試を実施している首都圏の私立中学は、2014年には15校だったのに対し、2020年以降は140校を超え、2022年度は146校が英語入試を実施しています。これは首都圏の私立中学の約半数にあたる数です。2014年に比べると約10倍と大幅に増加していますが、英語必修化が始まった2020年以降は毎年数校の増加と落ち着いており、英語必修化による影響は関連性がないように読み取れます。

また、2022年度時点では、御三家、新御三家と呼ばれるような人気の難関校はどこも英語入試を取り入れていないというのも1つの傾向となっています。その他、英語入試を実施していたが取りやめたという学校も出てきており、全ての学校が英語入試に向けて舵を切っているわけではなさそうです。

英語の勉強は他の教科より優先すべき?

このような状況の中で、まず中学受験に向けての英語学習はどれぐらい優先すべきでしょうか。

帰国生や幼少期から英語学習に取り組んでいる場合など、特別に勉強時間に割かなくても英語が得意なのであれば、英語入試は得点源となり有利です。しかしそうでなければ、英語ありきで受験を考えず、主要4教科に時間を使うほうが良いという考え方もあります。

中学受験に向けて学習に充てられる時間は限られています。初めて学習するところから、苦労なく英語を「使える」レベルの子と同じぐらいの英語力を身に付けるには、相当な時間を割いて本格的な取り組みをする必要があります。同じ時間を割くなら主要4教科の力を伸ばしたほうが、効率良く学力を身に付けられるのではないでしょうか。

英語は中学受験がゴールではない

中学受験をする・しないに関わらず、英語力は長い目で見て、将来的には身に付けておきたい能力です。御三家、新御三家と呼ばれる学校はまだ英語入試を取り入れていませんが、これらの学校が英語を軽視しているかというとそうではなく、入学後にはハイレベルな英語教育を実施しています。

英語教育の開始年齢が小学生まで引き下げられたことからも、早くから英語に触れておくことは大切だと言えるでしょう。では、小さい頃の英語学習はどのように進めておくとよいでしょうか。

小さいうちの英語学習は下地作りから! お子さんと一緒に英語に親しむ方法5つ

小さいうちは、中学校から本格的に始まる英語学習に向けての下地作りだと考えてみると良いでしょう。

下地作りとしてできることは、英語に対する抵抗感をなくすことです。例えば次のような方法でも英語に親しむ機会を作ることができます。

1, 世界で起きている出来事(ニュース)に触れる

最近では動画視聴が増えたことにより、テレビを見ないご家庭も増えてきました。ニュースもテレビではなくスマホで読むという方も多いのではないでしょうか。

保護者は時事ニュースを把握していても、子どもの目に触れる機会は減っています。朝や夕方の決まった時間はニュースをつけるなど、世界で起きている出来事に触れる機会を増やしてみましょう。

2, 異文化の料理、衣装、歌を楽しむ

世界各国の伝統的な料理は、なかなか真似できない本格的な味ですよね。専門食レストランや輸入食材店に行ってみるなど、異文化の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

動画や図鑑できらびやかな民族衣装を見ることも子どもの興味を引くでしょう。

3, ディズニー映画などを英語の音声や字幕で見てみる

映画を見るときに、英語の音声や字幕を使ってみましょう。よく知っているストーリーなら、「このセリフ、英語でこう言うんだ!」と興味深く見ることができます。

ディズニー映画はプリンセスが主人公であることが多く、丁寧な言葉使いをするので英語学習に向いていると言われています。

4, 身近なものを英語で何というか調べてみる(単語を増やす)

親子でクイズを出し合ったりして、遊びながら身近なものの英単語を覚えてみましょう。野菜、動物、色など、カテゴリーごとに考えてみると大人でも案外知らない単語があるはずです。知らない単語を親子で調べてみると、会話がはずみますよ。

5, 街中にある英語案内を話題にしてみる

街の案内板にも英語表記が増えました。案内板はその場で日本語と比較できるので、楽しく学習できる教材です。

電車が好きな子は、車内や駅のアナウンス、電光掲示板を見てみましょう。歴史が好きな子はお寺やお城など、興味に合わせて学習することができます。

英語は「習うもの」という捉え方を変えてみる

私たち保護者世代は、多くの方が中学・高校と少なくとも6年間は英語を勉強しましたが、未だに「英語は苦手」「少しも話せない」と感じている方も多いのが現状です。

私たちにとって英語は“勉強科目として習うもの”になってしまっていたため、子どもにも勉強させなくてはと思ってしまいがちです。しかし、英語は1つの言語であり、本来は“ツールとして使うもの”と捉えるほうが自然です。勉強して理解することがゴールではなく、英語は使って何かをするためのものなのです。

英語をツールに算数単元を復習する「RISUきっずEnglish」の動画より

英語「を」学ぶ → 英語「で」学ぶ

例えば、私たちRISU算数の未就学児向けのRISUきっずでは、タブレットで算数を学んだあと、算数で学んだ内容の英語動画が届くようになっています。この学習方法は、英語「を」学ぶのではなく、算数を英語「で」学ぶという点で、英語を“手段”として取り入れており、英語に慣れ親しむためにとても有効な方法です。

英語がコミュニケーションを広げるためのツールであることを意識すれば、小さいうちにどのようなスタンスで英語に向き合えば良いかもイメージしやすいのではないでしょうか。

英語ネイティブと日本人の両先生のガイドで、ムリなく英語に触れるプログラムが幼児におすすめ

参考:
RISUきっず、RISUきっずEnglish|公式
「RISUきっずENGLISH」とは?英語で算数を学ぶ体験口コミ!

英語を身に付けるロードマップは長い目で考えて

今回は幼児~小学生の英語学習について、中学受験は英語ありきで考えず主要4教科を優先する選択肢もあること、小さいうちは楽しみながら英語に触れる機会を増やすことで、中学生になってからも抵抗感なく本格的な英語の学習につなげられることをお伝えしました。

子どもの頃に「英語が話せたら、もっと世界が広がって楽しそう!」と印象付けることができたら、嫌々勉強するよりも英語を吸収する力はアップするはず。英語が「使える」ようになるまでのロードマップは、中学や高校をゴールにせず長い目で考えてみてください。

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記事執筆

今木智隆|RISU Japan株式会社代表取締役
京都大学大学院エネルギー科学研究科修了。ユーザー行動調査・デジタルマーケティングのbeBitにて国内コンサルティング統括責任者を経験後、2014年、RISU Japan株式会社を設立。小学生の算数のタブレット学習教材で、延べ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムを考案。国内はもちろん、シリコンバレーのスクール等からも算数やAI指導のオファーが殺到している。

〈タブレット教材「RISU算数」とは〉

「RISU算数」はひとりひとりの学習データを分析し、最適な問題を出題するタブレット教材。タイミングの良い復習や、つまずいた際には動画での解説の配信を行うことにより、苦手を克服し得意を伸ばします。

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構成/HugKum編集部

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