目次
学校の授業のひっ算は定規で書かなきゃダメ!謎なルールが…
小学2年生で算数の時間に習う「ひっ算」。娘は4月から2年生でまだ実体験がなかったので、先輩ママたちに尋ねてみました。すると「うちの娘も疑問に思いながら定規で線を引いている」という話や「学校のものは定規で書かなきゃダメ。でも中学受験の塾ではフリーハンドだから『なんで?』という子どもを納得させるのが大変だった」という体験談もありました。
文房具で子どものストレスを軽減しよう
学校のルールで定規を使うと決まっていても、文房具で線を引く負担を軽くできるかもしれない。そう信じて調べたところ、力になってくれるアイテムが2つ見つかりました。
たしざん・ひきざんに集中できるノート「ひっ算ノート」
お馴染みの「キャンパスノート」をはじめ、コクヨの紙製品の製造をしているコクヨ工業滋賀。この会社には「こんなノートがあったらいいな」と思いついたアイデアをすぐに作って販売する『すぐつく』という実験的なブランドがあり、その商品の1つとして「ひっ算ノート」が販売されています。
勉強する姿を見てひらめいた!
小学生のお子さんが一生懸命線を引く姿を見てひらめいたノートなのだそうです。ひっ算を習い始めたばかりに加えて、定規の扱いに慣れていない小学校低学年のお子さんの姿を見て、「もし、ひっ算用の線が印刷されていれば、線をひくことに気を取られず計算に集中できるのではないか?」とこのノートを作りました。あらかじめ用意されたフォーマットで、3桁までのたしざん・ひきざんができます。
どんなノート?
各ページには約1cmの方眼が水色で印刷されています。それに加えて濃い水色で囲われている左端の部分や黒で書かれた丸と横線があります。
- 少し太い水色の線で囲われた一番左の列。ここにはどの問題に取り組んだか記録をするスペースです。ドリルや問題集のタイトルや番号を書いてください。
- 黒い線の丸。ここには問題番号を記入します。
- 黒い横線の上2段が計算式を書くところ。下が答えを書くところです。
たっぷり勉強できます
1ページあたり10問の計算ができ、1冊に30枚(60ページ)あるので、できる計算は600問!定規の扱いには別途慣れる必要がありますが、「ひっ算のスタートをサポートしたい」というお父さんの優しさから生まれたアイデアノートです。
税込198円で同社通信販売サイト「となりのひきだし」にて販売中です。
ひっ算の線に特化した定規「せんびきくん」
「せんびきくん」はひっ算の横線を引きやすくするために作られた定規です。ポイントはその長さにあります。
計算をするたびに定規を何度も何度も使うことになります。テストの時には加えて素早く線を引く必要もあるでしょう。そんな時に長い定規では小回りが効かず操作性が落ちてしまいます。かといって短すぎると線が引ききれなかったり、持ちづらさも出てきます。
そこで「せんびきくん」は全体の長さは11cm、目盛りは0〜10cmとコンパクトだけれど使いやすい長さを追求しました。
薄くて曲げやすい
「せんびきくん」は他の定規と比べて薄めに作られています。これは、机や紙の上に置かれた定規を持ち上げやすくするためや、曲がっている面に線をひきやすくするための工夫なのです。例えば、定規の両端を中心に向かって軽くつまむと真ん中が浮くようになり、そして持ち上げやすくなるのです。
デザインはオーソドックスで4色展開
「せんびきくん」の色は青、赤、緑、グレーの4色。数字を読みやすくするため、「0」「5」「10」の3つの数字は目立つように丸がつけられています。
メーカー希望小売価格は143円(税込)で販売中です。
定規で線を引くこと
「定規でまっすぐな線を引く」大人には簡単な作業ですが、小学生の頃を思い出すと幾度となく定規が動き、線がガタガタになったり曲がってしまったりと苦労したことを思い出しました。
ひっ算にも定規にも少しずつ慣れて、楽しく勉強ができるといいですね。
漢字好きになるノートもおすすめ
文・構成/ふじいなおみ