目次
そもそもドレッシングとは?
サラダの美味しさは、ドレッシングが左右すると言っても過言ではないかもしれません。そのドレッシングには何が入っているのかというと、サラダ油やオリーブオイルなどの食用の植物性油脂、お酢や柑橘類の果汁が主な材料。それに加えて、食塩や砂糖、スパイスなどを混ぜ合わせてつくられます。
ドレッシングの種類は?
ドレシングは大きく分けて3つのタイプに分類されます。購入したドレッシングの裏のラベルには、以下のような記載があると思います。
・半固体状ドレッシング
マヨネーズやクリームドレッシングなど、液体でも個体でもない、粘度の高いドレッシングのこと。
・乳化液状ドレッシング
乳化液状とは、油と水分が混ざり合った状態のこと。食用油脂とお酢や柑橘系の果汁が混ざり合っていて、ある程度の粘度があるクリーミーなドレッシングのことをいいます。
・分離液状ドレッシング
分離液状ドレッシングは、完全に油と水分が分離しているもの。よく振ってから使うタイプのドレッシングです。
「ドレッシングタイプ調味料」とは?
上記の3つのタイプに加えて、「ドレッシングタイプ調味料」と記載されているものもあります。これは、お酢や柑橘系の果汁に食塩や砂糖などは使われているけれど、植物性油脂や動物性油脂が使われていない、液状もしくは半個体状のドレッシングのこと。例えばノンオイルドレッシングがこれに該当します。
また、「サラダ用調味料」と書かれているものも。これは、お酢や柑橘系の果汁に食塩や砂糖などに加えて、バターやマーガリン、ショートニングといった加工油脂などが使用されている半個体状もしくは粉状の調味料を指します。
和風ドレッシングとは?
ドレッシングにはフレンチドレッシングやイタリアンドレッシングなど様々な種類があります。その中の和風ドレッシングとは、醤油やわさび、青しそ、ごまなどの、日本特有の調味料や食材を使ったドレッシングのこと。
豆腐サラダや大根サラダなど、豆腐や野菜との相性が良いのはもちろんですが、牛肉のステーキや、蒸し鶏などの肉料理にもよく合う万能ドレッシングです。
基本の和風ドレッシングのレシピ
基本の和風ドレッシングのレシピを見ていきましょう。
用意するもの
・保存容器(密閉できるものが理想)
・泡立て器
・ボウル
材料(作りやすい量)
・醤油… 大さじ2
・サラダ油(お好みの食用植物油でOK)… 大さじ2
・お酢… 大さじ3
・砂糖… 小さじ2
ポイント
和風ドレッシングを作る際のポイントは、まずはサラダ油以外の調味料をよく混ぜることです。特に砂糖はサラダ油を入れる前によく溶かしましょう。砂糖が溶けた状態だと、あとから入れるサラダ油が乳化しやすくなります。
作り方
1、ボウルにサラダ油以外の調味料を入れます。
2、1を泡立て器でよくかき混ぜます。
3、2にサラダ油を少しずつ入れながらよく混ぜます。
混ざり合っているドレッシングも、時間が経つと、油と水分が分離してきます。軽く混ぜてから、食べてください。
激ウマ和風ドレッシングのレシピ5選
野菜やおかずがすすむ、おすすめ激ウマドレッシングのレシピと、それぞれおすすめの使い方を紹介していきます。
1:しょうがと醤油ドレッシング
【材料】
・すりおろししょうが… 大さじ1
・お酢… 大さじ1
・醤油… 大さじ2
・サラダ油… 大さじ3
・ハチミツ… 小さじ1
【作り方】
1、しょうがをすりおろします。
2、ボウルに、すりおろしたしょうが、醤油、お酢、ハチミツを入れてよく混ぜます。
3、2にゆっくりとサラダ油を入れながら混ぜ合わせてできあがりです。
【おすすめの使い方】
冷しゃぶサラダ、豆腐サラダ、豚肉の生姜焼きに相性バッチリ。
2:新たまねぎドレッシング
【材料】
・新たまねぎ… 小1個
・醤油… 大さじ3
・白だし… 大さじ1
・みりん… 大さじ3
・お酢… 大さじ3
・サラダ油… 大さじ3
・塩… ひとつまみ
・すりおろしニンニク(チューブでOK)… お好みで
【作り方】
1、新たまねぎは、すりおろします。
2、耐熱ボウルにみりんを入れラップをせずに、電子レンジで加熱。アルコールを飛ばします。
3、ボウルに2のみりん、醤油、白だし、お酢、塩、すりおろしニンニクを入れ混ぜます。
4、3にサラダ油を入れ、よく混ぜます。
5、4にすりおろした新たまねぎを入れて軽く混ぜて完成です。
冷蔵庫でしばらく寝かせてから使う方が味が染み込んで美味しい。
【おすすめの使い方】
グリーンサラダ、サーモンマリネ、牛肉のステーキなどによく合います。
3:ごまドレッシング
【材料】
・すりごま… 大さじ1〜2(お好みで)
・醤油… 大さじ3
・お酢… 大さじ3
・サラダ油(お好みでごま油に)… 大さじ1
・砂糖… 小さじ1
【作り方】
1、ボウルにサラダ油以外の調味料を全て入れて混ぜます。
2、1にサラダ油を入れてよく混ぜれば、できあがりです。
【おすすめの使い方】
トマトサラダ、茹でたブロッコリー、蒸し鶏にもおすすめです。
4:ポン酢とごま油ドレッシング
【材料】
・ポン酢… 大さじ3
・ごま油… 大さじ3
・すりおろしニンニク… 少々
【作り方】
1、全ての材料をボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。
【おすすめの使い方】
水菜のサラダ、マグロ、サーモンのサラダにかけると美味しいです。
5:ノンオイル青しそドレッシング
【材料】
・大葉… 10枚
・醤油… 大さじ3
・みりん… 大さじ3
・お酢… 大さじ3.5
・すりおろししょうが… 1かけ分
・砂糖… 小さじ1
・レモン汁… 大さじ1
【作り方】
1、みりんは耐熱容器に入れて、ラップはせずにレンジで加熱し、アルコールを飛ばします。
2、大葉は軽く刻んでおきましょう。
3、ボウルに醤油、お酢、すりおろししょうが、砂糖、レモン汁、アルコールを飛ばしたみりん、切った大葉を入れます。
4、3をハンドブレンダーもしくは、ミキサーにかけて攪拌してできあがりです。
【おすすめの使い方】
ワカメサラダ、冷奴、パスタソースなどにおすすめです。
自家製和風ドレッシングの保存方法・保存期間は?
自家製の和風ドレッシングの保存方法は、密閉容器に入れて冷蔵保存がベストです。保存期間は、サラダ油やお酢、醤油などの調味料だけで作ったものは約1か月間保存することができます。
しかし、柑橘系の果汁を入れた場合や、たまねぎやにんじんなどの野菜を入れた場合は、水分が加わるため日持ちしません。2~3日を目安に使い切るようにしましょう。
料理に合わせた和風ドレッシングを作ってみよう
ドレッシングを手作りするメリットは、添加物の心配がなく、自分好みの味にアレンジできるということです。和風ドレッシングはサラダだけでなく、肉料理や魚料理にも合う万能調味料です。ごまを多めにしてボリューム満点にしたり、さっぱりしたいときはお酢を効かせるなど、お好みの和風ドレッシングを作ってみてください。
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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)