アウトドア好き必見! ロープワーク術のいろいろ|13種類のうち、いくつ知ってる?

ロープワークとは、ロープや綱を使ってさまざまな種類の結び目を作ったり、構造物を作ったりする技術のことです。釣りや登山・セーリング・植木の手入れなど、主にアウトドアで用いられる技術で、結び方や編み方の種類はたくさんあります。
今回はアウトドアが好きな方向けに、ロープワークにおける結び方・編み方を紹介します。子どもと一緒にキャンプや釣りなどに出掛ける際に役立つものばかりですから、ぜひ参考にしてみてください。

基本のロープワーク術

ロープワークの基本技術は「結び」と「つなぎ」です。「結び」はロープを結んで2カ所以上の部分を固定する技術で、種類がたくさんあります。今回は結びとつなぎを応用した、基本のロープワーク術を5つ解説します。子どもでもできるかんたんなものばかりなので、ぜひ教えてあげましょう。

止め結び

止め結びは、登山やキャンプ、船の繋留などで使われるロープワーク術です。

ロープの端を左手に持ち、手のひらを上に向けて、ロープの端を1回左手で巻き、左手の親指と人差し指で巻いたロープの端をつまみ、手のひらの上にのせます。
右手で巻いたロープの端を持ち上げ、左手の巻き目の下を通して手前に引き出し、左手の巻き目の上にのせます。
右手で巻いたロープの端を左手に通し、左手の巻き目の中に引っ掛けて、最後にロープの先端を引っ張り止め結びを締めます。

まき結び(クラブヒッチ)

ロープやひもを柱・ポールなどの円形の物体に巻きつけて固定するための結び方です。クラブやテントポール、マストなどの固定に使用されます。

まずロープの一端を柱などに固定し、もう一方の端を柱の周りに巻きつけて、ロープをもう一度柱の周りに巻きつけていきます。
ロープの一方を最後に巻きつけた部分の下を通し、上から抜け出したロープの部分を引っ張って締めます。

クラブヒッチを使うと柱とロープがしっかりと結びつき、固定強度が高くなります。

もやい結び(ボーラインノット)

ロープを滑り止め付きの結び目にする技術です。登山やキャンプ、釣りなどで使用されます。

まずロープを二つ折りにして、折り目から約30cmほど離れたポイントでロープを1回巻きます。つぎにロープを2回目に巻きつけますが、このとき1回目の巻き目の上に乗せるようにします。
2回目の巻き目の下に通して、最初に巻いた1回目の巻き目を挟み込んで、2回目の巻き目の下からロープを通し、反対側からロープを引っ張り出します。最後にロープを引っ張れば完成です。

ボーラインノットはロープを滑り止め付きにすることで、滑らずに荷物を吊り下げたり、物を結束したりできます。

※詳しくはこのあとのチキューギ.さんの動画(6:55~)を参照。

自在結び(トートラインヒッチ)

ロープを柱やポールなどの直径の大きい物体に巻きつけて固定する技術で、主にキャンプやアウトドアで使用されます。

ロープの一端を柱などに巻きつけて、もう一方の端を柱の周りに1回巻き、続いて柱の反対側からロープを引っ張り出します。引っ張り出したロープを柱の周りに巻いていき、最後に巻いたロープの下をくぐらせ、ロープの反対側から引っ張り出します。最後にロープを引っ張って締めれば完成です。

トートラインヒッチは、ロープを柱にしっかりと固定することができるため、テントやタープを設置する際などに役立ちます。

※詳しくはこのあとのチキューギ.さんの動画(10:19~)を参照。

本結び(リーフノット)

2本のロープを結び合わせる技術で、主にセーリングや釣りなどで使用されます。

2本のロープを平行に並べ、1本のロープの端を折り曲げて、曲げたロープの端からもう1本のロープを斜めに通して、折り曲げたロープの下をくぐらせます。
次にもう1本のロープを同じ方向に、折り曲げたロープの上をくぐらせて、2本のロープを1回ずつ交差させ、もう1本のロープを再び斜めに通し、折り曲げたロープの上をくぐらせます。最後に、2本のロープを引っ張って締めれば完成です。

▼アウトドアで使えるロープワークの紹介動画

教えてくれたのは…

チキューギ.さん

キャンプ初心者の方も安心してキャンプを楽しめるように、
「楽しく、分かりやすく、ちょっと為になる」動画作りを心掛けています。

【主な動画内容】
★キャンプのやり方を解説
★実際にキャンプをやっている様子
★キャンプに関する知識やアイデアを紹介
★キャンプギアの紹介や使い方紹介
などキャンプに役立つ情報が盛りだくさん!

チキューギ.

ロープワークで輪っかを作る方法

輪っかはロープを通すことができるため、さまざまな用途で役立ちます。また輪っかを結ぶことで、ロープを長くしたり、複雑な形状にしたりできます。ロープで輪っかを作ることができると便利ですから、ぜひ覚えておくといいでしょう。

マンハーネスノット

ロープを結び合わせてハーネスを作る技術です。ロッククライミングや救助活動などで活躍します。

ロープを2本用意し中央部分でクロスさせて、右のロープを左側から通し、左のロープを右側から通します。
通したロープの端を、反対側のロープを通した穴に通して、結び目をきつく結び、余分なロープを切り落とせば完成です。

マンハーネスノットは、安全性が要されるシーンで活用されることが多いため、正しく結ばれていることが重要です。

ループノット

ひもをループ状に結び、その中に別のひもを通す技術で、登山や釣りなどのアウトドア活動で使われます。

ひもの一端を折り曲げてループを作り、ループの上部からもう一方の端を通し、2本のひもを並行にします。
通した端をループの下部から再度通して、ひもの上部に出します。通した端とひもの一端をそれぞれ引っ張ってノットを締めれば完成です。

ループノットはループの大きさを調整することで、目的に応じた使い分けができます。

バタフライノット

ロープを束ねるために使用される技術で、中央に輪っかを作ることができるため、ロッククライミングや救助活動などでよく使われます。

ロープの中央部分を2回折り曲げて、中央部分を持ち上げて手前にかぶせ、かぶせた部分を奥に入れ込めば完成です。

バタフライノットはロープを簡単に束ねることができます。また輪っかを中央に作ってロープの両端を引っ張れば、輪っかの根本の結束がより強くなります。

教えてくれたのは…

POLALOP / ポラロップ さん

パラコード(パラシュートコード)を使った、ブレスレットやキーホルダーなどの編み方、ロープや紐の結び方(ロープワーク)をご紹介する動画も投稿しています。

POLALOP / ポラロップ

アウトドアで使えるロープワーク

アウトドアで使えるロープワーク
アウトドアで使えるロープワーク

簡単なロープワークでも、覚えておけばアウトドアや娯楽が快適になります。安全性も向上するため、子どもがいる家族は知っておいて損はありません。以下、アウトドアで使える代表的なロープワークを紹介します。

トラッカーズヒッチ

キャンプやアウトドア活動で使用される技術で、荷物を縛りつけたり、テントやタープなどの設営に役立ちます。

ひもを荷物の周りに一周させ交差させて、一方のひもを荷物の下から上に向けて通し、反対側のひもと重ね合わせます。
交差させたひもを下から上に向けて通し、2番目のひもと重ね合わせます。
2番目のひもを荷物の上から下に通し、1番目のひもと交差させます。
1番目のひもを荷物の下から上に通し、4番目のひもと重ね合わせて、4番目のひもを荷物の上から下に通し、最初のひもと交差させて結び目を引き締めれば完成です。

エバンスノット

釣りやアウトドア活動で使われる技術で、フックやルアーをひもに結び付けたりできます。

ひもの一端を輪状に折って、輪の中にもう一方の端を通します。通した端を再び輪の中に戻して二重の輪を作ります。
輪の中にフックやルアーを通し、輪の下の方に移動させます。ひもの上の方にある輪を、輪の下の方に向かって半回転させてフックやルアーを挟み込みます。
挟み込んだフックやルアーを状態を維持したまま、輪を3回以上周回させて、巻き終わった部分をフックやルアーと輪の間に通して結び目を引き締めれば完成です。

▼エバンスノットの説明動画はこちら

教えてくれたのは…

POLALOP / ポラロップ さん

パラコード(パラシュートコード)を使った、ブレスレットやキーホルダーなどの編み方、ロープや紐の結び方(ロープワーク)をご紹介する動画も投稿しています。

POLALOP / ポラロップ

アウトドア好きならロープワークを覚えて損はなし!

ロープワークにおける「結び」「つなぎ」は、日常やアウトドアのさまざまなシーンで活動を便利にしたり、身の安全を守ったりする大切な技術です。難易度はそれぞれ違うため、簡単なところから反復して覚えていくことをおすすめします。子どもと一緒に覚えれば、一生役立つ知識になるでしょう。

また今回紹介したさまざまな結びやつなぎの技術を応用して、独自の方法を開発することもロープワークの醍醐味です。子どもと一緒にオリジナルのロープワーク術を開発し、アウトドアをより充実させましょう。

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構成・文/HugKum編集部

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