世代を超えて人気!有名うさぎ絵本
【1】『どうぞのいす』
香山美子/作 柿本幸造/絵 ひさかたチャイルド
◆こんな本
『どうぞのいす』は、絵本はもちろん、劇やオペレッタなどにもなり、子どもたちが何らかの形で出会っている作品のひとつです。ウサギさんが作った小さないすがきっかけで、優しい言葉と思いがリレーのように次の人(動物)につながっていく物語ですが、原作の絵本は1981年の出版以来、昨年月で124刷100万部超のロングセラー作品です。子どもたちは作品を通し「どうぞ」という言葉を体験で覚え、身近に感じているのでしょう。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳、6歳
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2018年4・5月号
【2】『わたしのワンピース』
作・絵:にしまき かやこ こぐま社
◆こんな本
空から落ちてきたまっしろな布で、うさぎさんはワンピースを作りました。最初はまっしろだったのに、次々に美しい模様に変わり、やがて空へと連れて行ってくれます。
ストーリーのある作品は、目と耳、両方から入る情報をしっかり伝えることが大切です。開き癖をつけるなど、本の準備をしっかりとし、ぐらつかないこと、声が届くことを大切にしてください。「ラララン ロロロン」など、リズミカルで心地よい言葉のくり返しを聞きながら、ワンピースの模様が次は何の模様になるのか、子どもたちは想像を膨らませて楽しむことでしょう。
◆対象年齢
2歳~
◆ママパパの口コミ
『0・1・2歳児の保育』2014年春号
海外の有名作家が描く、うさぎ絵本
【1】『ごめんね!』
ノルベルト・ランダ/作 ティム・ワーンズ/絵 三辺律子/訳 ブロンズ新社
◆こんな本
お友達とケンカしたとき仲直りしたいと思っている子に。うさぎくんとくまくんは、大の仲よし。ふたりはうさくまハウスで一緒に暮らしています。ある日ふたりが見つけたキラキラ光るもの。ふたりで取り合っているうちに、キラキラはまっぷたつに! ふたりはカンカン、さぁ一体、どうなる?
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳~
◆ママパパの口コミ
『edu』2015年5・6月号
【2】『しろいうさぎとくろいうさぎ』
ガース・ウイリアムズ/文・絵 まつおか きょうこ/訳 福音館書店
◆こんな本
二ひきの小さなうさぎは、いつも一緒に楽しく遊んでします。ある日、くろいうさぎがいいました「ぼく、ねがいごとをしているんだよ。いつも いつも、いつまでも、きみといっしょにいられますようにってさ。」シンプルでストレートな言葉が子どもの心に届きます。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳、6歳
◆ママパパの口コミ
『新幼児と保育』2018年12・1月号
可愛いうさぎのキャラクターが登場する絵本♪
【1】『うさぎじまのうさぎちゃん』
ゆうき えつこ、福田 幸広/作 小学館
◆こんな本
ぬいぐるみのように可愛いウサギたちの住むうさぎ島。こんな島が本当にあるなんて、大人も驚きます。
◆対象年齢
3歳~
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【2】『おすわり どうぞ』
しもかわら ゆみ/作 講談社
◆こんな本
ねずみ、りす、うさぎ…それぞれ自分に「ね、ぴったり」のいすがあります。やさしい絵と言葉で満足感があり、読み終えると子どもたちの「ぴったりごっこ」が始まるかも。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳
『0・1・2歳児の保育』2018年冬号
【3】『こうさぎと4ほんのマフラー』
わたり むつこ/作 でくね いく/絵 のら書店
◆こんな本
うさぎまちに降り続いた雪がやみました。こうさぎの4兄弟は、おばあちゃんからもらったマフラーを巻いて森へ。冬のさまざまな不思議に出会います。長めのお話ですが、難しさはありません。「聞く」力を身につけたいときにおすすめ。
◆対象年齢
3歳、4歳、5歳~
『edu』2015年5・6月号
教えてくれたのは
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。