ぞうの絵本おすすめ10選|人気『ぐるんぱのようちえん』や大人も泣ける絵本をプロ目線でセレクト

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JPIC読書アドバイザーの児玉ひろ美さんが、かわいいぞうが登場する絵本を厳選。大人も泣ける本もなど、小学館の児童誌掲載の人気コラムなどからピックアップしました。

子どもに人気!ぞうの絵本おすすめ

【1】『まるさんかくぞう』

及川 賢治、竹内 繭子/作 文溪堂

◆こんな本

「まる、さんかく、しかく。さんかく、ぞう、まる。」色と形と言葉の組み合わせで、何回でも遊べます。

◆対象年齢

3歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【2】『どうぶつのおかあさん』

小森 厚/作 福音館書店

◆こんな本

ねこ、らいおん、さる…それぞれの動物ならではの最上級の優しさで、おかあさんは子どもを運びます。そして、「おかあさんぞうは こどもを はなで おして あるかせます」母親ぞうの優しい促しに、子ぞうは歩みを進めるのです。

◆対象年齢

3歳~

◆ママパパの口コミ

「子供の検診の時にもらうことができ、1歳になる前から読み聞かせていました。 優しい絵と色々な動物が出てくるのでこの絵本が大好きでした。 2歳くらいに大きくなると、それぞれの動物の違いを一緒に考えたりもできて、とても良い絵本だと思います。」(40代・福岡県・子ども2人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【3】『かさの女王さま』

シリン・イム・ブリッジズ/作 ユ・テウン/絵 松井るり子/訳 らんか社

◆こんな本

「わたくしは ゾウがすきなので ございます」 花やチョウなどの伝統的な傘の絵柄ではなく、大好きなゾウを描く主人公ヌット。王様の「なぜ 花とチョウでは いけなかったのですか」の問いに、ヌットはそう答えます。そんなヌットを王様は、「この子は こころから 絵をつけた」と認めてくれます。

◆対象年齢

3歳、4歳~

『新幼児と保育』2017年6・7月号

【4】『みんな みんな いない いない ばあ』

今村葦子/文 斎藤隆夫/絵 あすなろ書房

◆こんな本

「ころ ころ ころろ かえるさんが ほらね いない いない ばあ/ちゅう ちゅう ちゅう ねずみさんが ほらね いない いない ばあ」。かえる、ねずみ、ふくろう、ぞう、それぞれの表情がユニークな「いない いない ばあ」です。見返しにある楽譜を参考に、歌って参加型にしたり、絵本とは違う動物に置き換えて歌ったり、幅広い年齢が一緒に楽しむことができます。

◆対象年齢

0歳、1歳、2歳

◆ママパパの口コミ

「絵本を読み聞かせながら子供達も一緒になっていないいないばーをやっていた。」(30代・東京都子ども・3人)

『0・1・2歳児の保育』2018年夏号

【5】『おおきくなったら』

ふくだ としお・ふくだ あきこ/作 幻冬舎

◆こんな本

大きくなりたい主人公の「あり」。ひよこはにわとりに、おたまじゃくしはかえるに、いもむしはちょうちょに...。小さなありの大きな夢に、ぞうが優しく寄り添います。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳、6歳

◆ママパパの口コミ

「優しい絵がでとっても好きな絵本。この絵本からパパもママも大きくなったら?と興味をもつようになった一冊」(30代・東京都・子ども2人)

『新幼児と保育』2018年6・7月号

【6】『さかさことばでうんどうかい【新版】』

西村敏雄/作 福音館書店

◆こんな本

上から読んでも、下から読んでも同じ言葉を楽しむ、逆さ言葉の絵本です。文字を読み始めた子どもはもちろん、まだ文字を読めない子も、たっぷり語感を楽しめます。

◆対象年齢

4歳~

『新幼児と保育』2018年8・9月号

 

【7】『ぐるんぱのようちえん』

西内 ミナミ/作 堀内 誠一/絵 福音館書店

◆こんな本

泣き虫で失敗ばかりの大きなぞうのぐるんぱ。ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。さまざまな仕事場で一生懸命働きますが、なんでも大きく作り過ぎてしまうのです。しょんぼりした後の大成功に、子どもたちは大喜びします。1966年から読み継がれるロングセラー。

◆対象年齢

3歳~

◆ママパパの口コミ

「色彩が綺麗で見た目から興味を持ってくれました。読んでみると内容も楽しく気に入って何度も読んでいます。」(30代・東京都・子ども1人)

【8】『ぞうくんのさんぽ』

なかの ひろたか/作・絵 なかの まさたか/作 福音館書店

◆こんな本

いい天気にご機嫌なぞうくん、お散歩に出かけ、かばくんに出合います。「さんぽだよ。いっしょに いこう」「せなかに のせてくれるなら いっても いいよ」「いいとも、いいとも」力持ちのぞうくん、かばくんを背中にのせました。

◆対象年齢

2歳~

◆ママパパの口コミ

「簡単な内容で、子ども達も次に出てくる動物や展開にワクワクしながら見てました。」(30代・神奈川県・子ども2人)

【9】『ぞうのババール』

ジャン・ド・ブリュノフ/作 やがわ すみこ/訳 評論社

◆こんな本

人間の世界に興味があるババールが、ある日、街へやってきます。そこで出会ったおばあさんにババールは面倒を見てもらい、何とも優雅な生活が始まるのです。ババールが初めてフランスで出版された時と同じ大きさのクラッシックな絵本です。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「絵がかわいい」(30代・長野県・子ども2人)

【10】『かわいそうなぞう』

土家 由岐雄/作 武部 本一郎/絵 金の星社

◆こんな本

戦争中、人々の安全のためにと、やむを得ず殺された動物園のゾウのおはなし。実際の記録との相違が議論の対象となることもありますが、戦争を語り継ぐことが困難になりつつある今、子どもが共感を持ちやすい、お話の運びで戦争の無慈悲を伝えています。

◆対象年齢

5歳~

◆ママパパの口コミ

「まだ年齢が低く理解できない所が多かったが悲しい事はわかっていて、象の心配をしていた」(30代・神奈川県・子ども1人)

教えてくれたのは

児玉ひろ美|JPIC読書アドバイザー・台東区立中央図書館司書

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

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