公園での泥遊びや、絵の具で工作などをした後のお子さんの衣類の汚れは、一度の洗濯ではなかなか落ちにくいものですよね。そこでおすすめしたいアイテムが防水スプレー!防水スプレーというと雨の日対策として使うものだと思いがちですが、それだけではないのです。じつは、使い方次第でママの強い味方になってくれるアイテムです。
今回は、50年以上の歴史があるスコッチガードTM防水スプレーを製造販売しているスリーエム ジャパンでママにおすすめの防水スプレー活用法について教えてもらったので、ご紹介します。
水だけでなく、汚れだってはじく防水スプレー
スリーエム ジャパンによると防水スプレーは、水をはじくだけでなく、汚れも防いでくれるそうです。
市販されている防水スプレー製品は成分により、シリコーン樹脂製品とフッ素系樹脂製品とに大別できます。製品裏面の成分表示で分かります。
シリコーン樹脂は水のみ、フッ素系樹脂は水と油をはじくため、フッ素系樹脂の入っている製品は防水だけでなく、食べこぼし汚れなどの防汚効果もあります。
お出かけ前にシュッとひと拭き、を習慣に
『防水スプレーが水や油をはじく秘密は、主成分のフッ素系樹脂やシリコーン樹脂。糸の一本一本にくっついて繊維の上にキレイに並び、水をはじきます。糸より小さい成分なので、通気性が悪くなることもありません。また、最近は雨が降っていることに気づいてからも使える、防水効果発揮までの時間が「1分」というスプレーもあります。前もってスプレーしておくのはなかなか難しいけれど…というママにぴったりの製品です』
防水スプレーとは、雨などの水やお出かけの際の汚れなどから衣類や靴を守ってくれるものですが日常的にうまく活用すれば、ママの強い味方になります!
防水スプレーを日常的に使おう!子供の汚れ対策
雨の日対策はもちろん、特に小さいお子様をもつママには防水スプレーの日常使いがおすすめです。
幼稚園の制服や運動着、上履き
汗や泥汚れは洗濯してもキレイに落ちないことが多く、絵の具、習字の墨汁、泥汚れなどがついてしまうと二度洗いしたりと手間がかかりますが、着用前に防水スプレーをしておけば、汚れ防止になります。
幼稚園や習い事の布バッグ
手で触ったり、壁や地面と接触することも多いバッグ は、汚れやすいもの。きれいなうちにスプレーしておけば、雨や汚れ防止にもなります。
クッションやソファー
食べこぼしなどで汚れやすい、クッションやソファーにもスプレーをしておけば安心。汚れも簡単に落ちやすくなるので、掃除が楽になります。
ママの服
色々な物を触ったり、食べたりした後に子どもに洋服を触られて汚れてしまうなんてことは、よくあること。そんな時のために事前にママの服にスプレーしておけば、安心です。
ベビーカーやチャイルドシート
日常的に使用頻度が高いけれど、なかなか掃除する機会が少ないベビーカーやチャイルドシートにも防水スプレーで、防汚しておきましょう。
※必ず大人がスプレーし、乾くまでお子様やペットを近づけないようにしてください。また、製品はお子様の手の届かない場所に保管してください。
プロがレクチャー!防水スプレーの正しい使い方
スリーエムジャパンに防水スプレーの使い方を教えてもらいました!
✓もちを良くするため、洗濯したあとや買ったばかりの服など、キレイな状態でスプレーしましょう。
✓目立たない場所で色落ち、変色などしないかテストを。スプレーするときは風通しのよい屋外で使用してください。
✓15cm以上離してから、全体にまんべんなくしっとり湿らせる程度(洗濯物の脱水時のイメージ)スプレーします。
✓防水スプレーが定着するまでしっかり乾燥させましょう。約20分が目安(スプレー量や対象物によって異なります)。
出かける直前に急いでかけるのではなく、前日にスプレーするのがオススメです。
防水スプレーは摩擦に弱いため、何日間もつとは一概に言えません。衣類は洗濯のたびに、靴ならお手入れをするときにかけ直すのがオススメです。
※製品をご使用の際には、パッケージに記載している「使用上の注意」を事前にご確認ください。
防水スプレーを使えば、家事の時短にもつながる!
汚れやすい場所に、スプレーをひと吹き
防水スプレーで事前に防汚しておけば、キレイな状態を保つことができて汚れもつきにくくなるので、洗濯や掃除の時間を短縮することができます。ぜひみなさんも、汚れやすくて気になる物や場所に試してみてください。
※本文章はスコッチガードTM製品を基本とした記述となります。他社の防水スプレーについては、上記説明が当てはまらない場合がありますので、それぞれの製品の裏面をよく読んでお使いください。
取材・文/やまさきけいこ