2歳,3歳の習い事ランキング!人気は水泳、ダンス、バレエ、ピアノ。いつから始めるのがベスト?

ついこの間まで赤ちゃんだと思っていたわが子が日に日に成長し、遊びに集中している姿などを目にすると「うちの子ってすごい!」と思いますよね。そんな頃、早い子はもう始めているという声をちらほら聞くようになり、意識するようになるのが習いごと。

2歳ではまだ早い? 3歳ならちょうどいい? 子どもの発達や性格、そして習いごとの種類によって考えなくてはならないいろいろなこと。専門家の方にお話を伺いながら、これを機にわが子に最適な学びの環境を考えてみましょう。

 

子どもの習い事、いつから始めるといいの?

頭や体が柔軟なうちに、早く始めたほうが身につくと思われがちな習いごとですが、いつから始めるのがいいのでしょうか。

●習いごとをさせるなら 本人が好きなことを

スポーツなどの第一線で活躍している人の中には、幼いうちからその競技を始めている人が少なくありません。でも、子どもの習いごとは「本人が好きである」ことが大前提。「早く始めさえすれば上手になる」というわけではないのです。興味がないことを無理強いしても身につかないと言われています。

●子供自身がやりたいことを選ぶと、ぐんと伸びる!

習いごとについて、親が選んだものをやらせた場合と、子ども自身にやりたいものを選ばせた場合では、その後の伸び方が大きくかわる、という調査結果があります。親にやらされた子は、自分で考えたり人の話を聞いたりするのが苦手な「指示待ちタイプ」になりがち。これに対して自分で選んだ子は、自分の考えを伝えたり人の話を聞いたりする能力が高く、語彙力や表現力も豊かになる、というものです。大人だって、興味がない仕事ははかどらないもの。子どもでもそれは同じです。「楽しい!」と感じられないことには集中できないし、持続もしにくいのです。

まずは、わが子のよいところ、好きなことや得意なことを見極めるのが親の仕事。ただし、「得意なこと」とは、「高い成果を出せること」「他人より上手にできること」という意味ではありません。「子ども自身が夢中になって楽しめること」です。子どもが静かにひとり遊びをしているときこそ、そっと様子を見てみましょう。

●失敗しても、その過程に目を向けてみよう

自分からやり始めて失敗したときは、結果ではなく、「何を、なぜしたかったのか」という動機や過程に目を向けてみてください。また、親がいいなと思うことや好きなことに誘ってみるのも、ときには大事です。子どもは、今、目の前にあることに捉われやすいので、新しいことのおもしろさに気づけない場合があるからです。大切なのは、人の能力には、必ず偏りがある、と理解しておくこと。絵を描くのが好きな人もいれば、体を使うのが好きな人もいます。「苦手なスポーツを克服させよう!」と水泳教室に通わせても、本人が楽しめなければ、よい結果にはつながらないのです。あらゆる能力をまんべんなく伸ばそうとするよりも、それぞれの子どもの特性である「偏り」を生かし、「得意」にかえていくことを考えてみましょう。

 

発表!2歳、3歳児に人気の習い事ランキング

では実際に始めている子どもはどんな習いごとをしているのでしょうか。

<2歳,3歳児がいま習っている習いごとランキング>

 

未就学児も習いごとナンバー1は水泳!

やはり水泳が断トツ1位!小学校低学年、高学年のランキングでは2位以下は順位を入れ替えるところもありますが、水泳はどの世代でも1位を守っていました。未就学児で習いごとをしている中で水泳をしている人は、41.1%と、半数近い人が一つ目の習いごとに水泳を選び、それを小学校高学年まで続けていることが多いようです。

 

 

<2歳,3歳児にこれから習わせたい習いごとランキング>

2歳,3歳に注目の習い事は書道、そろばん、ダンス

「いま習っている習いごと」で水泳だった人は41.1%でしたが、「これから習いたい習いごと」でも、その41.1%以外の多くが水泳を選び、水泳はどちらのランキングでも不動の1位となっています。

一つ目の習いごとでは運動系の多かった未就学児の習いごとですが、これから習いたいこととなるとピアノも含め、書道やそろばんのようなじっくりと腰を据えて習うものもランクインが目立ちました。また「いま習っている習いごと」では9位だったダンスは、小学校の必修化もあり「これから習わせるもう1つ」に選ばれたようで、6位とジャンプアップしていました。

 

井桁容子先生

お話:井桁容子先生

保育の根っこを考える会主宰。福島県いわき市生まれ。
東京家政婦大学短期大学保育科を卒業後、同大学ナースリールームに2017年3月まで勤務。おもな著書に『ありのまま子育て―やわらか母さんでいるために』(赤ちゃんとママ社)、『保育でつむぐ 子どもと親のいい関係』(小学館)など。

イラスト/小泉直子 再構成/HugKum編集部
出典:『めばえ』2017年11月号

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