叱り方が分からない
Kくんは、働く車が好きな2歳の男の子。
登園して自由遊びのときに
車を並べて遊んでいました。
すると、SくんがKくんの並べていた車を一つ、手に取りました。
Kくんは怒って、Sくんを突き飛ばしてしまいます。
この時に感情的に「突き飛ばしちゃダメだよ!」と叱るのはN Gです。
泣くSくんを抱っこしながらKくんに、
と伝えます。
そしてSくんにも「Kくんが使っていたから、かしてって言おうね」と伝えました。
二人ともよく分かってくれて、お互いに「ごめんね」と言い合っていました。
今回は例として書きましたが、本来はお友だちに危害が加わりそうな場面では、保育士が止めに入ります。
「子どもを叱る」というと、
どこまで叱っていいのか、どう言い聞かせればいいか分からないという話を保護者からよく聞きます。
難しく考えなくても大丈夫!
なぜそうするといけないのか
なぜそうして欲しいのかなどの理由を
子どもが分かりやすいように伝えること、それが叱ることだと思います。
叱るときのポイントは二つ。
大人が感情的になって叱ってしまうと、
子どもは「こわい顔で怒られた」という情報しか頭に入らなくなります。
なので、なるべく冷静に伝えるようにします。
あと、長く話をしても子どもは理解できません。
なるべく端的に、分かりやすい言葉で伝えるといいと思います。
私は保育園児と小学生の子どもが3人いるのですが
もし自分が感情的に怒ってしまいそう!と思ったときに
夫がいる時は、夫に子どもの相手を代わってもらっています。
夫が感情的になりそうな時は、交代して私が叱り役をします。
他にも感情的になりそうな時に
6秒数えるといい
別室に行って心を落ち着かせる
などがあります。
保育士をしている私も家に帰れば、子どものグズりに感情的になることも多々です。
子育てをがんばるパパさん、ママさん、
これからも一緒にがんばりましょうね。
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