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更年期障害を乗り越え、健康管理の考え方に変化が
ウェルネスブランド「SIMPLISSE /シンプリス」や、超吸収型サニタリーショーツ「Bé-A」などのブランドを経営し、女性の健やかな毎日を追求する美容家・起業家の山本未奈子さん。私生活では、現在19歳の長女(海外に留学中)、12歳の長男、10歳の次女を育てるママです。
46歳のときに更年期うつを発症。2ヶ月間ベッドから起き上がれないほどの辛い日々を過ごしましたが、家族のサポートもあって回復。今は仕事が楽しくて仕方ないと語ります。後編では、山本さんが体調を維持するために大切にしていることや、更年期をこれから迎えるママたちへのアドバイスをお聞きしました。
46歳の頃の更年期うつについて語った「前編」はこちら
良い睡眠のために何をする? が行動の軸に
HugKum:更年期障害を経験し、現在の生活の中で心がけていることはありますか?
山本さん:睡眠の大切さを知り、きちんと眠るために何をすれば良いか考えるようになりました。やはり運動は重要で、週2回ヨガに通っています。最初はうまくポーズがとれませんでしたが、深い呼吸はリフレッシュに役立ちますし、身体を動かすことでよく眠れるようになります。
食事の面では、最近新たな発見がありました。遅延アレルギーに関する検査をしたところ、私はグルテンと乳糖の不耐症であることが分かったんです。不耐症とは、該当する食物を食べたあと、時間を経てさまざまな体調不良を引き起こすこと。実は多くの日本人がグルテンや乳製品の不耐症に該当すると言われています。診断後、グルテンと乳製品の摂取を控えてみると、気になっていたお腹の張りがなくなったり、吹き出物が出にくくなったりと、すごく調子が良くて! 食べ物でこんなに身体が変わるとは驚きました。もちろん体調が整うことで、良い眠りにもつながります。
こうやって聞くと健康フリークみたいですよね。でも、長生きしたくてやっているというよりも、今を心地よく生きるためにやっているイメージですね。
更年期の仕事。辞める以外の方法も探ってみて
HugKum:更年期の離職が多いと聞きます。体調が不安定な時期、仕事とはどう付き合っていけば良いでしょうか。
山本さん:統計によると、更年期症状を理由に離職、もしくは雇用や収入の劣化を経験した人は、更年期症状のある人の4人に1人だそうです。更年期症状には終わりがあるにも関わらず、見逃せない数字ですよね。私は半年間休職をしたのですが、その間は社員がメーリングリストなどから外してくれ、しっかり休むことができました。まずは自分の身体を第一優先に、症状がつらい時期はポジションを変えてもらったり、時短にしたりと、うまく乗り切れる方法を会社と相談できると良いと思います。
また、休日には夜の外出や遠出をやめるだけでも負担が減ります。ママは家族のことを優先してしまいがちですが、自分がリフレッシュすることを心がけて欲しいですね。
バランスを崩しがちな時期をサポートするサプリメント
HugKum:壮絶な経験だったと思いますが、仕事に活きていることはありますか?
山本さん:『シンプリス ザ バランス』には、この体験がダイレクトに活きています。更年期はホルモンが乱高下し、体調を崩したり心の負担が出たりしやすい時期。対策としては、ホルモン補充療法やエクオールの摂取など“足りないものを足す”方法が多くありますよね。
『シンプリス ザ バランス メノバランス』は不安定さに寄り添い、穏やかにするものを目指しました。
また、『シンプリス ザ バランス メノナイト ドリンク』は、私に限らず休息に悩みを抱える方のために、休息の質に着目。ノンカフェインで少量タイプなので、おやすみ前にも安心して飲んでいただけます。
シンプリス ザ バランス メノバランス
40~50代女性の、健やかで幸福感のある毎日のために7種の栄養素を凝縮。強力な抗酸化作用を持つ天然ポリフェノール「ピクノジェノール」やハーブを配合し女性特有のバランスをケア。個包装パウチだから、サプリメントの酸化を防ぎます。
シンプリス ザ バランス メノナイト ドリンク
40~50代女性の多くが感じている「休息」にまつわる悩みに「大麦乳酸発酵ギャバ」と「L-テアニン」の、2つの植物性アミノ酸を配合。おやすみ前に飲んで、休息の質アップを目指して。
完璧にできない自分を許して、心地よい生き方を見つけて
HugKum:これから更年期を迎えるママ達に伝えたいことはありますか?
山本さん:日本の女性は何でも完璧にこなそうとする傾向がありますが、無理せず自分を甘やかすことを重視してもいいのではと思います。私も、身体の異変を無視して走り続けた結果、症状の悪化につながってしまいました。「お母さんだからこれをしなきゃいけない!」と思いすぎず、完璧にできない自分を責めないこと。自分に対しての優しい気持ちを持つことが大切だと思います。
人生100年時代で考えると50歳はちょうど折り返し地点。更年期に変化が起きるのは、後半50年を充実して生きるための転換期のようなものではないでしょうか。私は自分の働き方や生活を見直すきっかけになり、今は生まれ変わったような気持ちでいます。皆さんもぜひ、ご自身を大切にする方法を見つけてみてください。
山本未奈子さんインタビュー【前編はこちら】
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撮影/田中麻以 取材・文/寒河江尚子