多くのランドセルメーカーの中から、我が子にぴったりのランドセルを探すのは至難の技。「一体どこのメーカーがいいのかしら?」とお悩みのパパ・ママに、ランドセルメーカーを一挙ご紹介。それぞれのメーカーの特徴や価格帯も併せてチェックしてみてくださいね。また、男の子・女の子別の人気ランドセルメーカーも発表します! ラン活(ランドセル活動)にお役立てください。

ランドセルメーカー一覧とその特徴
ランドセルメーカーといっても、大手メーカーから流通系、工房系、はたまたファッションブランド系など、実にさまざま。それぞれの特徴をお教えします。
大手メーカー
その認知度と多くの小学生ユーザーに信頼されているのが、大手ランドセルメーカー。どんな特徴があるのでしょうか。
・セイバン(天使のはねランドセル)
セイバンは、ランドセルの老舗国産メーカーです。創業以来、背負いやすく、かつ軽量で子どもに負担が掛からないよう、日本の熟練の職人たちが心を込めて、高品質なランドセルを作り続けています。セイバンの大きな特徴のひとつが、CMでもおなじみの「天使のはね」。「ランドセルの重心を上げれば、軽く感じるのではないか」という発想から生まれた機能です。また、フィット感、通気性、充実の収納力、安全フックなど、使い心地も抜群。多くのお子さんに指示されています。価格は、安いものなら5万円台、高いものなら8万円台です。
ランドセルなら【天使のはね】-丈夫でしっかり、6年安心|ランドセルのセイバン
・協和(ふわりぃランドセル)
1967年、業界初のクラリーノランドセルを発売した老舗メーカーの協和。「ふわりぃランドセル」でご存知の方も多いことでしょう。この「ふわりぃランドセル」は、子どもたちが毎日安心・安全・快適に背負ってもらえるような工夫とアイデアがいっぱい。初期のクッション構造に何度も改良を重ね、現在の二層ウレタンを一体成型したクッションを開発。以降、今日に至るまで全てのふわりぃランドセルに採用し、約200万人もの子どもたちの肩を支えています。価格は、安いものなら3万円台、高いものなら6万円台とリーズナブルです。
・株式会社ハシモトBaggage(フィットちゃんランドセル)
株式会社ハシモトBaggageは、ランドセル・学生カバン類・各種ビジネスバッグの製造メーカー。「フィットちゃんランドセル」の会社です。「フィットちゃん」の魅力は、150種類50色から選べる豊富なラインナップ。さらに、フィットちゃん独自の「フィットちゃん背カン」で、ランドセルが軽く感じられ、背負いやすくおろしやすい構造になっています(特許第3524547号)。価格は、安いものなら3万円台、高いものなら9万円台と幅広い価格帯で展開しています。
・羅羅屋(ララちゃんランドセル)
「ララちゃんランドセル」でお馴染みの羅羅屋は、日本で初めてランドセルのオーダーメイドを始めたランドセル専門メーカーです。創業以来40年以上、「未来をつくる子どもたちのためにひとつひとつに心を込めて手作りでお届けしたい」という思いを、大切にしています。特徴は、フィット感と背負いやすさ。 子どもたちのカラダの変化にも寄り添えるように、低学年期のための肩ベルト「ソフトなベルト」を新開発し、すべてのランドセルに採用しています。価格は、既製品のものなら4万円台〜5万円台、オーダーメイドのものでも5万円台〜7万円台と、良心的です。
百貨店
百貨店やデパートで販売されているランドセルは、老舗ならではの高級感などが魅力です。
・高島屋
老舗百貨店・高島屋のランドセルは、機能性に富んだモデルや、多彩なカラー、工房系メーカーから有名ブランドモデルまで、種類豊富に揃えています。背負い心地良く、丈夫で長持ち。また、教科書や持ち物が増えた時のことを考え、素材そのものを少しでも軽くし、負担を軽減する工夫も施されています。さらに、リボンなどの飾りをカスタムして楽しめるシリーズや、タブレット教育に合わせた次世代モデルも。価格は、安いものなら5万円台から、高いものなら10万円台です。
高島屋のおすすめ人気ランドセル特集 | 2020 高島屋のランドセル
・三越伊勢丹
三越伊勢丹のランドセルは、老舗のランドセル・鞄メーカーや、新進気鋭のデザイナーブランドなど、三越伊勢丹とのコラボレーションで生まれたランドセルが勢ぞろい。三越伊勢丹オリジナルのランドセルはデザインや機能性に富んでいます。また、「パターンメイド」なら、組み合わせは全部で800万通り以上。本体や内装、縁巻のカラーなど、豊富な組み合わせのパターンでお子さまの個性を表現できます。価格は、安いものなら5万円台から、高いものなら20万円台の超高級なものまで、取り揃えられています。
流通系メーカー
大手スーパーマーケットなどでもランドセルを販売しています。しっかりとした品質やリーズナブルな価格帯などで選ばれています。
・イオン(トップバリュ かるすぽ)
2001年に、業界初の24色ランドセルを発売したのが、イオンです。A4 クリアファイルがラクラク入る革新的なサイズ、小マチが伸びるランドセルなど、新しい試みを続けています。イオンのこれまでの工夫が愛され、販売数は10年間で約228万個を突破。そんなイオンが提案するランドセルは、「かるがる背おえて、すっぽり入る収納力」の「かるすぽ」です。新学習指導要領で、こどもたちの荷物が増えても、小さな背中への負担が抑えられます。価格は、安いものなら3万円台、高いものなら6万円台と好みの機能やデザインに合わせて選ぶことができるのも特徴のひとつです。
イオンのランドセル | かるすぽランドセルは大容量なのに軽い
・イトーヨーカドー
大手スーパーのイトーヨーカドーも、ランドセルを販売しています。その名も、「手ぶ・ラク ランドセル」。教科書だけでなく、体操着や水筒などの荷物がたっぷり入る収納力が魅力。しかも、ランドセル内のものをすぐ取り出せる「散乱防止仕切り」がついているのもメリットです。また、人気のブランドやキャラクターとのコラボランドセルも豊富にラインナップされています。価格は、安いものならなんと2万円台から、高いものなら7万円台まで。
・ニトリ
インテリア小売業大手のニトリも、ランドセル「わんぱく組」を販売。「わんぱく組」には、豊富なカラーバリエーションと刺繍やポケットなど多彩なデザインが魅力の「メチャピカ わんぱく組」や、ベーシックなタイプの「NEWSTARわんぱく組」などがあります。特徴は日本製生地を使用し、軽くて強い構造であること。また、最大の魅力は価格です。価格は、安いものなら1万円台から、高いものでも4万円台まで。ランドセルも「お、ねだん以上」です。
ランドセル | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット
工房系メーカー
鞄工房のランドセルは、いずれも丁寧な作りと、しっかりとした品質が特徴です。
・土屋鞄製造所
1965年、たった一人のランドセル工房から始まった土屋鞄製造所。そこから一人、二人と仲間が増え、 今では日本の職人技を磨き伝える熟練職人と、それを未来へつなぐ若い世代がともにものづくりに励む工房になりました。土屋鞄のランドセルは、昔ながらのシンプルな形と大きくなっても似合う、凛とした美しい佇まいが特徴。職人が、一つひとつ300以上もの工程をかけて作るため、丈夫なのも魅力です。価格は、安いものなら6万円台から、高いものなら12万円まで。
・池田屋
1950年創業の池田屋は、専門店としてお子様の立場からランドセルの理想を追求しているメーカーです。池田屋の「ぴかちゃんらんどせる」は、ハイブリッド構造。牛革だけ、人工皮革だけで作るランドセルでは実現できない「軽さと丈夫さ」が特徴です。また、4重補強で耐加重80kg。変形防止板がない一般的なランドセルよりも1.5倍の強度を誇ります。価格は、安いものなら4万円台から、高いものなら9万円台です。
・中村鞄製作所
東京で1960年に創業した中村鞄製作所は、熟練職人による手作りランドセルの老舗工房です。毎日背負うランドセルだから、背負い心地や使いやすさ、安全対策にもこだわって、職人さんがひとつひとつ時間をかけて丁寧に仕上げています 。こちらのランドセルの特徴は、ふっくらとしたクッションの厚み。他にない背負い心地を実感できるランドセルです。価格は、安いものなら5万円台から、高いものなら8万円台です。
ランドセル中村鞄製作所【公式】創業1960年の老舗ランドセル製作会社。
ファッションブランド
魅力的なデザインのランドセルを展開するのが、ファッションブランドが販売するランドセルです。
・メゾピアノ
「ナルミヤインターナショナル」が手がける子ども向けファッションブランド「メゾピアノ」。こちらのブランドのランドセルは、アンティーク調、やガーリーなデザインなど。ランドセルとは思えないほどのかわいらしいデザインが魅力です。女の子向けのものが豊富にラインナップされていますが、男の子向けのものもあります。価格は、安いものなら7万円台から、高いものなら12万円台まで。
mezzo piano(メゾピアノ)公式通販サイト | NARUMIYA ONLINE | ナルミヤオンライン
・ジル スチュアート
女性に大人気のアパレルブランド「JILLSTUART(ジル スチュアート)」も、ランドセルを販売しています。ジル スチュアートのランドセルは、上品でフェミニン。ビジューをあしらった取り外し可能な大きなリボンが特徴です。シンプルなデザインも魅力的。
・ポロ ラルフローレン
アメリカのファッションブランド「ポロ ラルフ ローレン」。こちらのブランドのランドセルは、鋲や生地などランドセルを構成する様々な素材や部品を厳選し、金具やファスナーといったひとつひとつのディテールにまでこだわってデザインされています。
ランドセル専門ブランド
ランドセルのみでブランド展開するメーカーをご紹介します。
・LIRICO(リリコ)
ランドセル専門ブランドの「LIRICO」は、全てのランドセルが高品質な日本製のLIRICOのオリジナルモデル。ロマンティックやウエスタンの世界などをデザイン化し、ランドセルにしています。その特徴は、日本の伝統工芸品にも用いられる金糸の刺繍や、高貴な質感を醸し出すエンボス加工。特徴的なので、見ればすぐに「LIRICO」のランドセルだということが分かります。価格は、安いものなら5万円台から、高いものなら6万円台です。
・Nino Y Nina(ニノニナ)
「Nino Y Nina」も、ランドセル専門のブランドです。こちらのランドセルは、百貨店モデルをメインに製造している工房で作られています。代理店や問屋を挟まない為、品質の良いランドセルをリーズナブルな価格で販売しているのが魅力です。また、お子さんのことを考えた背負いやすい機能も充実。コストパフォーマンスにも優れています。価格は、5〜6万円台です。
・VONDS(ボンズ)
最高級生地の質感と、落ち着いた高級感あふれるデザインが魅力の「VONDS」のランドセル。優れた特徴は、専用筆箱ポケットです。ひと目で「筆箱入れ」と分かる形と位置なので、お子さんにもランドセルの効率的な収納ができ、習慣づけることができるというメリットがあります。価格は、7万円台です。
男の子に人気のランドセルメーカー5選
HugKumでは、HugKum会員にランドセルについてのアンケートを実施しました(2019年4月6日~20日実施。回答数234)。そのアンケートより、男の子・女の子に人気のランドセルメーカーをご紹介します。
セイバン

ランドセル大手メーカーのセイバン。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・昔からあるメーカーで、安心
・ランドセルといえば、セイバン
セイバンの定番商品は、「天使のはね クラシック」です。オーソドックスなデザインと定番のカラーで、女の子も男の子も使えるクラシカルな雰囲気。セイバン独自の機能を最大限に詰め込んだ、ハイスペックで6年間飽きのこないシンプルなデザインが魅力です。
株式会社ハシモトBaggage(フィットちゃんランドセル)

やはり、ランドセル大手メーカーは人気が高いです!
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・CMが有名で、安心感がある
・よく聞くブランド名だから
株式会社ハシモトBaggageの代表的なランドセルと言えば、「フィットちゃん201」です。ランドセルが軽く感じられ、背負いやすくおろしやすい構造の「フィットちゃん背カン」はもちろん、デザインも機能もシンプルな、お手頃価格のシリーズです。
イオン・トップバリュ かるすぽ

イオンが生活圏内の身近な存在であることが分かる口コミが多数ありました。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・近くにイオンがあったから
・コストパフォーマンスがいい
・割引があった
イオンの「はなまるランドセル24」は、カラフルな24色の色展開が魅力的。それのみならず、背負いやすさも、価格も、みんなにグッドバランスの「はなまる」ランドセルです。
土屋鞄製造所

かっこよさと品質のよさが決め手になった口コミがありました。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・男の子なのでかっこいい、素敵なものを持ってほしい
・品質が良さそう
土屋鞄の「牛革 ベーシックカラー」は、愛され続ける定番シリーズ。赤や黒など、昔ながらの落ち着いた色で仕立てたられ、飾り立てない“素”の美しさが、お子さまの6年間にそっと寄り添います。
羅羅屋(ララちゃんランドセル)

大手ランドセルメーカーは根強い人気です。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・昔からランドセルを作ってきた会社の方が使いやすそう、子どもにも良さそう
・親である自分が使っていたのと同じメーカーだから安心感がある
ララちゃんのランドセル「Kirara」は、シックな色合いと落ち着いた革の質感に映える、アンティークゴールドの金具とシャンパンゴールドのステッチがポイント。こだわりの仕上がりでランドセル姿もおしゃれにきまります。
女の子に人気のランドセルメーカー5選
女の子のランドセルメーカーで、人気なのはどこなのでしょうか? アンケートよりランキングにしました。
セイバン

女の子の人気ランドセルメーカーは、男の子の人気メーカーにも挙げられていたセイバンです。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・軽くて肩が凝らない
・信頼度が高いブランドだから
・定評があるので
機能性に富んだセイバンのランドセルのひとつに、「天使のはね クラシックネオ」があります。このランドセルは、どのカラーを選んでも、シックかつシンプルなデザイン。そこに、「背中Wクッション」や「ラクパッドフレックス」などの快適に背負うための機能や、はっ水性を高めたセイバンオリジナル素材「アンジュエール グロス」を使用し、機能性にも優れています。
株式会社ハシモトBaggage(フィットちゃんランドセル)
株式会社ハシモトBaggageが選ばれています。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・丈夫で長く使えそう
・定番のメーカーで、丈夫そう
株式会社ハシモトBaggageの代表的な機能、「フィットちゃん」が装備され、なおかつ最高級のランドセルが「ロイヤルローズ プルミエール」です。銀糸で施したローズの刺繍がゴージャスで存在感たっぷり。「安ピカッ」機能や型崩れしにくい補強など、機能性にも優れ、お子さんにも親御さんにも大人気のシリーズです。
イオン・かるすぽ

コストパフォーマンスのよさで購入した方がたくさんいました。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・他社と比較して安かった
・近くに店舗があり、子供といっしょに見に行けたから
・機能と値段で選んだ
そんなイオンのランドセルに「みらいポケット」があります。このランドセルは、子どもたちの6年間を考えて開発されたランドセル。年々荷物が増えていっても、小マチのポケットがググンと伸びて、「超」大容量になるのがポイントです。
高島屋

老舗のブランド力で選ばれているようです。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・品質がよさそう
・老舗百貨店なので安心
「【高島屋オリジナル】【名入れ】ランドセル」は、上品な牛革カラーが人気のランドセル。シンプルなデザインに、大きなリボンが特徴です。リボンの飾りは小さな鋲に付け替えて、違った雰囲気のランドセルにカスタムできます。
三越伊勢丹

三越伊勢丹のランドセルも大人気です。
人気の理由
ママ・パパの口コミ
・機能面が充実していて使いやすそう。
・豊富なカラーバリエーションから選べるから。
三越伊勢丹のランドセルは、プライベートブランド〈ロイスター〉を中心に、デザインや機能性に富んだ、こだわりのラインナップが。なかでも、「【三越伊勢丹オリジナル】<ロイスター>クラリーノキューブランドセル レッド」は、「クラリーノ® エフ」を採用したキューブ型ランドセル。他にはない豊富なカラーバリエーションとクラシックなデザインで、高級感があります。
【三越伊勢丹オリジナル】<ロイスター>クラリーノキューブランドセル レッド
ランドセル選びは、メーカーも吟味して
ランドセル選びには、色や収納力、サイズなども重要ですが、メーカーで検討するのもおすすめです。それぞれのメーカーの特徴から吟味し、最良のランドセルをお子さんといっしょに選べるといいですね。
文・構成/HugKum編集部