我が子に「ジェネレーションギャップ」を感じることをランキング発表! 遊びや学びのツール、人間関係も、いろいろ違いすぎ・・・

学校生活からお家での遊びまで、令和の子どもたちを眺めていると「自分の子どもの頃とは違う」と感じることがいっぱい。今回は、そんな我が子に対して感じるジェネレーションギャップを700人のママパパにアンケート調査しました。

【順位発表】子どもにジェネレーションギャップを感じること

さっそくここからは、みなさんから寄せられた回答をランキング発表! 小学生育児中のママパパなら、きっと「あるある」と頷きたくなるような回答が寄せられました。

調査媒体:小学館『小学一年生』(2023年12月号)
設問:今のお子さんの生活について、おうちのかたが小学生の頃とは違うと感じることを選んでください(3つまで)

1位:遊び方(430票)

430もの票を集めて、1位となったのは『遊び方』でした。理由としては、以下のようなコメントが寄せられています。

「外で遊ばず家の中で遊ぶことが増えた」
「ゲームやタブレット遊びが多い」
「YouTubeをよく見ている」
「子どもだけで外遊びをさせるのが心配」

全体的に「今の子どもはお家で遊ぶことが増えた」と感じている親が多いようですね。スマホやタブレットを持つ子どもの増加や、YouTubeの子ども世代への浸透、コロナ禍によって、この傾向はより加速したように思います。
なかには、「子どもだけで外遊びをさせるのが心配」で、ついお家遊びが増えてしまう、といった旨のコメントも散見されました。

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2位:学校での学び(226票)

『学校での学び』は、226票が寄せられ2位にランクイン。現在の親世代が子どもだった頃は、たとえパソコンの授業があっても、ひとりひとりにタブレットが支給されるということはさすがになかったはず。現在は、ひとりひとりにタブレットが配られる時代。時代の変化を感じますね。

「タブレット学習がある」
「英語を小学生から習う」

また、2020年には小学校の英語教育が必修化されました。私立・公立にかかわらず、すべての子どもが小学生から英語を勉強しているというのも、昔からは想像しにくい状況かもしれません。

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3位:習い事(203票)

『習い事』のあり方に、自らとの世代間ギャップを感じるママパパも多数!  理由として特に目立ったのは、「習い事の多さ」「みんな習い事をしている」というものでした。

「習い事で忙しい子どもが多い」
「習い事をするのが当たり前になっている」

過去の記事で、小学生に人気の習い事を調査した際は、1位には「水泳」、2位には「塾」が挙がりました。お子さんの周りではどんな習い事が人気ですか?

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4位:体力(176票)

4位となったのは、お子さんの『体力』でした。我が子が「すぐに疲れてしまう」「すぐに風邪を引く」と実感している親御さんは少なくないようです。

「外遊びが少ないので体力が少ない」
「すぐに風邪を引く」

その理由としては、やはり「外遊びが少ないから」と予想するコメントが目立ちます。
過去の記事では、家の中でもできる「親子運動遊び」をご紹介しています。まずは親子でいっしょに運動をして、身体を動かす楽しさを共有してみては。

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5位:他人との関わり方(172票)

5位は『他人との関わり方』。確かに、お友だちとの関わり方も年々変化しているように感じられますよね。

「コロナの影響もあり、人との距離がある」
「スマホやタブレットが当たり前になっている」
「SNSの普及」

票が寄せられた理由としては、「コロナ禍以降、他人との距離ができてしまった」と我が子に感じるママパパの声が散見されました。
スマホやタブレットを使う子が増え、昨今では、子どものうちからSNSでコミュニケーションを取る子も珍しくありません。他人との関わり方も多様化していることがうかがえますね。

6位:休みの過ごしかた(160票)

6位は『休みの過ごしかた』でした。理由としては、休みの日でさえ、子どもに「時間の余裕がない」と感じる声が多数。

「時間の余裕がない」
「全くテレビを見ない」

なかには、自分の子ども時代と比べると、「全くテレビを見ない」と驚く声もありました。
過去の記事では、イマドキ小学一年生の「休みの日の過ごし方」をランキング発表しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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7位:食生活(127票)

7位には「食生活」がランクイン。目立ったのは、ご自分の幼少期よりも「外食が増えた」と感じるママパパの声。

「外食が多い」
「おやつがあふれていて、いくらでも食べようとする」

子連れで足を運びやすいお店が増え、外食が習慣づいているご家庭も少なくないのではないでしょうか。ほか、おやつのバリエーションも日々増えているため、お子さんが「おやつを食べる機会が増えた」と実感するコメントも見受けられました。

8位:親子の関わり方(61票)

『親子の関わり方』は8位に。なかでも、「親子の距離が近くなった」というコメントが多く見受けられました。

「モンスターペアレント、ヘリコプターペアレントが多い」
「一人っ子が多く、親子で過ごす時間や役割に違いを感じる」
「親子の距離が良くも悪くも近い」

一方、「モンスターペアレント、ヘリコプターペアレントが多い」といった声も多数。近年の日本では、夫婦とその子どもだけで構成される「核家族」が増えつづけていることに加え、ご近所づきあいも減少傾向にあります。このようなことを要因としたママやパパの孤立化も、モンスターペアレントの増加の一因として考えられているのです。

HugKumでは、過去にもモンスターペアレント問題を特集。モンペ体験談から、モンペ認定されないために注意したい点、モンペトラブルの対処までをお伝えしているので、ぜひ参照してみてくださいね。

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その他にもさまざまなコメントが!

そのほかにも、親御さんたちが世代間ギャップを感じる事柄が多数寄せられました。なかでも印象的だったのは、令和の子どもは『あだ名で呼ばない』『順位をつけない(徒競走など)』というもの。
最近では、「いじめにつながる可能性がある」として、お友だちを『あだ名で呼ばない』ことをルールとしている小学校も珍しくありません。また、「勝敗ではなく、成果を見てほしい」ことから、運動会の徒競走などで『順位をつけない』学校も増加中。どちらにも賛否両論ありますが、親の子どもの頃とは大きく状況が変わっていることが実感できますね。

世代間ギャップを親子の会話のテーマにしてみては

今回は、親が子どもに世代間ギャップを感じることをランキング発表してきました。こうして一望してみると、子どもの生活が時代の変化と密接に関係していることがよくわかりますね。

親の子どもの頃はどうだったのかを話してみると、会話も盛り上がりそう。ぜひ、令和の子どもと親の違いを話し合ってみては。

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1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

文・構成/羽吹理美

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