ミルクと母乳、どっちをあげてる?それぞれの理由&お悩みも
まずは、0歳児の授乳事情についてのアンケート結果をお伝えします。ミルクと母乳、主にどちらをあげているのか、そして、それぞれの理由とお悩みも聞いてみました。
母乳とミルクどちらがメイン?
みなさんからの回答を集計してみると、「母乳」が58%で、「ミルク」が42%という結果に。中には、時と場合によって使い分けたり、お子さんの歯が生えてきたことで途中からミルクに変えたり、といった方も少なくないようです。
みなさんから寄せられた回答の理由も、ご紹介します!
母乳をあげている理由
「母乳をあげている理由」としては、「母乳に含まれる免疫物質をなるべく与えたい」といった声や「ミルクと違ってあげるのが楽だから」といった声が目立ちます。「準備や片付けが不要」といったメリットを感じる声も散見されました。
母乳には様々な栄養が含まれていると聞いたので、メインは母乳で足りない分は育児用ミルクで補っていました。 [ 男性 ]
免疫力つくなど母乳の方が良いと聞いたから。お金もかからないし、準備や片付けも不要で楽だから。 [ 女性 ]
小さい頃こそ自然のものだけを取らせたいから。また親子のスキンシップにも必要で、吸啜をしっかりさせることで発達にも影響するから4人とも完全母乳にこだわりました。 [ 女性 ]
ミルクをあげている理由
一方、「ミルクをあげている理由」としては、「母乳が出にくかった」「赤ちゃんの母乳拒否があった」といったご事情が多く見受けられました。とはいえ、「ミルクであればママパパどちらでもあげられること」や「ミルクの方が腹持ちが良いこと」等、ミルクならではのメリットを享受する声も挙がっています。
「ミルクの方が腹持ちがよくコントロールしやすかったので、上の子の生活リズムに合わせやすくて4ヶ月ぐらいから完全ミルクにした。 [ 女性 ]」
「一時保育など、他の人に預けることを考えていたので、ミルクメインにした。 [ 女性 ]」
授乳に関するお悩みは?
母乳・ミルクにかかわらず、授乳にはお悩みが付き物です。たとえば、母乳には「飲んでいる量が分かりにくい」「誰かに預けたり、パパに代わってもらったりできない」「出先で授乳スペースを探すのが大変」といったお悩みが。ミルクにもまた、「出先でミルクを作るのが大変」「哺乳瓶や乳首をはじめ、ミルクのために揃えるグッズが多い」「ミルク代が高い」といったお悩みが見受けられました。
みなさんから寄せられたコメントをご紹介します。
母乳へのお悩み
母乳だとどれくらい飲んでいるのか分からなかった [ 女性 ]
母乳だと誰かに預けたり、夜間も主人に授乳を変わってもらうなどできず寝不足の日々が続き少し大変でした。外出時には授乳スペースがある場所をみつけるのも大変でした。 [ 女性 ]
ミルクへのお悩み
お出かけ先で、ミルク用のお湯が設置されていないと不便。水筒を持ち歩くと荷物だし、重くもなって大変なので… [ 女性 ]
成長に合わせて哺乳瓶の乳首を買わないといけない。ミルクのためのグッズが多すぎる。 [ 女性 ]
離乳食でよく使う食材&おすすめの便利アイテムは?
生後5〜6ヶ月にもなると、離乳食も徐々にはじまります。離乳食でよく使う食材や、おすすめの便利アイテムもアンケートで聞いてみました。
離乳食でよく使う食材は?
まず聞いてみたのは「離乳食でよく使う食材」。みなさんから寄せられた食材を、離乳食初期・中期・後期に分けてお伝えしていきます。
【離乳食初期】生後5-6ヶ月
離乳食初期の主食としては、「米」がもっとも多く、「そうめん・うどん」のような消化にやさしい食材も挙がりました。
タンパク質では「白身魚」がもっとも人気で、次いで票が寄せられたのは「豆腐」。野菜では「にんじん」、くだものでは「バナナ」がくだもの全体の5割を超えるほどの人気を見せました。
離乳食をはじめたばかりのこの時期は、なめらかにすりつぶしやすいものが票を集めやすい傾向に。
【離乳食中期】生後7-8ヶ月
離乳食中期でも、主食でもっとも人気なのはやはり「米」ですが、この時期になると、次いで「そうめん・うどん」と同程度に「パン」にも票が増えていきます。パン粥にしてあげるご家庭が多いのではないでしょうか。
タンパク質では、「豆腐」がもっとも多く、「白身魚」、「プレーンヨーグルト」、「卵」にも多数の票が寄せられました。
野菜では、「にんじん」「かぼちゃ」そして「じゃがいも」がほぼ同率で人気。くだものはやはり「バナナ」が過半数ちかくの票を集めるものの、離乳食初期よりは「りんご」派の方も増えている印象です。
まだまだ固形物は難しいものの、食べものへの興味が広がっていく離乳食中期。いろいろな味・舌ざわりを楽しめるよう、さまざまな食材に挑戦させてあげたい時期でもあります。
【離乳食後期】生後9ヶ月以降
離乳食後期では、主食にはやはり「米」が人気ですが、「そうめん・うどん」、「パン」に次いで、「スパゲッティ」への票が増えます。
タンパク質は、「豆腐」「白身魚」に続いて、「鶏肉」、「プレーンヨーグルト」、「卵」を与えるご家庭多数。
野菜は、「じゃがいも」、「かぼちゃ」、「さつまいも」「にんじん」のような、炭水化物が摂れるものや緑黄色野菜に分類されるものが人気です。
果物は、やはり「バナナ」が過半数以上の票を集めましたが、次いでは「りんご」、「いちご」を与えるご家庭が離乳食初期・中期の頃よりグッと増えます。
歯ごたえのあるものを噛んで食べられるようになる離乳食後期。噛む練習をしやすい食材を選んであげるのも◎です。
離乳食の便利アイテムは?
蒸したり、潰したり、切ったり……自分で作るとなると、さまざまな工程が必要となる離乳食。そんな離乳食作りを少し楽にしてくれる便利アイテムも寄せられています。
ぶんぶんチョッパー
食材を入れ、ふたを閉め、あとはハンドルを引っ張るだけ。簡単に食材をみじん切りできる『ぶんぶんチョッパー』。なにかとみじん切りが必要となる離乳食期に重宝されるアイテムです。
離乳食小分けトレー
作った離乳食を小分けにして冷凍保存できる、離乳食小分けトレー。なかでも、リッチェルの『わけわけフリージングブロックトレー』は、1個ずつスルッと取れて使いやすいと定評があります。
タクック
一台でごはんと一緒におかずも調理できてしまう簡単マルチクック炊飯器『tacook』。お米を炊きながら野菜を蒸すことができるので、離乳食作りでも活躍します。
離乳食はさみ
赤ちゃんが食べるにはちょっと大きい食材を切る際に最適な離乳食はさみ。安全なプラスチック製タイプと、切れ味の良い金属製タイプがあります。
レトルト離乳食の利用の実態
時には、レトルトの離乳食に頼るご家庭も少なくないはず。みなさんがレトルト離乳食をどのくらい使っているのかも、アンケートで聞いてみました。
まず、「レトルト離乳食を使うか」の問いには、82%が「はい」、18%が「いいえ」と回答。大半のご家庭がレトルト離乳食を活用していることがわかりましたね。
また、離乳食を利用する頻度を訊いてみると、「週に1〜2回」が53%、「毎日」が23%、「週に3〜4回」が17%、「週に5〜6回」が7%との結果に。
過半数以上のご家庭が、毎日とは言わずとも週の何回かはレトルト離乳食を使っているということが見て取れます。
人気のレトルト離乳食は?
人気のレトルト離乳食は、どの月齢においても、和光堂シリーズ、ピジョン、キューピーが人気。中でも、パウチに入った和光堂グーグーキッチンシリーズへの票が多く見受けられました。
離乳食の終了時期
離乳食の終了時期では、「1歳ちょうど」にもっとも多くの票が寄せられました。もちろん、それよりも早い子や、遅い子も珍しくありません。
離乳食で大変だったことは?
みなさんのご家庭では、離乳食が始まってから終わるまでの間、特に「大変だった」のはどのようなことだったのでしょうか。
寄せられた回答の中でも特に目立ったのは、赤ちゃんが「離乳食を食べてくれないこと」でした。赤ちゃんが離乳食を食べない理由には、「離乳食に慣れていないこと」や「おなかが空いていないこと」の他、さまざまなものが想定されます。
けれども、基本的には母乳やミルクが飲めて、体重が増えていれば大丈夫。進み具合にも個人差があるので、工夫をしつつ、お子さんのペースに合わせながら離乳食を進めてあげましょう。
子供が離乳食のスプーンを手で払いのけて無駄になったり、お皿を掴んで全てこぼれてしまった時が大変だった [ 女性 ]
食べないこと。いつか食べるとは分かっていつつも(真ん中の娘も同じタイプだった)、食べないタイプで体重が増えないと、「小さいねぇ」という他からの言葉が自分を責めているように感じてしまった [ 女性 ]
時折、理由がわからず拒否された。昨日まで大丈夫だった食材や味付けを拒否され、理由がわからないのが辛かったです。
後から考えると、味付けが嫌(薄い、逆に濃すぎる)や食事の時間がちょうど眠い、といったことが多かったようです。 [ 女性 ]
時には便利アイテムに頼りながら、成長に合わせて進めていきましょう
今回は0歳児の授乳や離乳食について、148人のママパパから寄せられた回答をお伝えしてきました。0歳児の飲食には、お悩みが付き物です。時には頼れる便利アイテムに頼りながら、お子さんの成長に合わせて気長に進めていけると良いですね。
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文・羽吹理美/構成・HugKum編集部