正直者がまさかの敗者に!?山下智久が葛藤をにじませ、ディーン・フジオカは悪魔の高笑い!【正直不動産2連載第5回】

山下智久主演のNHKドラマ「正直不動産2」第5話では、登坂不動産VSミネルヴァ不動産の2つの勝負が描かれ、永瀬と月下が大ピンチに!第6話では、十影の知られざるバックグラウンドが明かされるようです。

永瀬と月下の受難回!大河部長はラーメン談義を披露

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山下智久が絶対に嘘のつけない正直過ぎる不動産営業マン・永瀬財地役を演じるお仕事コメディのシーズン2「正直不動産2」(総合毎週火曜22時~)。第5話では、永瀬VS最強ヒール・神木涼真(ディーン・フジオカ)、月下咲良(福原遥)VS好敵手・花澤涼子(倉科カナ)の名勝負が描かれました。

根底に「きっと正直者が報われる」という安心感がある原作およびドラマですが、それでも永瀬たちのような真っ当な人々にも、様々な試練が与えられるのは世の常です。良かれと思ってやった善行が、ハッピーエンドに至らないこともあるのが現実。ただ、そこをリアルに描くからこそ、視聴者は心を揺り動かされるのかもしれません。

個人的に前回の5話では、原作にもある大河部長のラーメン談義がツボでした。大河部長がかつて映画『タンポポ』を見て感化され、一時期ラーメン屋で修業をしていたという過去。ちなみに名匠・伊丹十三の脚本・監督による『タンポポ』は、「正直不動産」シリーズのレギュラー俳優・山崎努(※崎は正しくは「たつさき」)の代表作の1本です。

漫画の原案を担当する夏原武は、山下さんの主演作、かつ山崎さんも出演していたドラマ「クロサギ」の原案も手掛けていたので、勝手にほのぼのしちゃいました(笑)。ということで前回をおさらいします。

永瀬が神木に完敗!月下はカスタマーファーストが“偽善”だと言われる

(以下、前回のネタバレを含みます)

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第5話で描かれたのは民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供される住宅ローン「フラット35」と、つぶれそうな店舗を探してアプローチをする「ハイエナ店舗仲介」にまつわるエピソードです。

永瀬は、中学時代の同級生・若村(市川由衣)からマンション購入の相談を受け、張り切っていい物件を見つけてきますが、若村の夫・直(味方良介)はどうやら永瀬と妻の仲に、少しモヤっとした思いを抱いていたよう。また、このやりとりにミネルヴァ不動産の神木涼真が関わっていたことで、最悪の事態に。

©大谷アキラ・夏原武・水野光博 / 小学館「ビッグコミック」連載中

 

©大谷アキラ・夏原武・水野光博 / 小学館「ビッグコミック」連載中

一方、カスタマーファーストの月下は、かつて店舗を仲介したラーメン店主(田口浩正)のため、なんと無給で店を手伝っていましたが、こちらもミネルヴァ不動産の花澤が、営業アプローチをかけていました。そして結果的に、見事ハイエナ店舗仲介をやりきった花澤に軍配が上がりました。

すなわち、今回の登坂不動産VSミネルヴァ不動産の勝負は、宿敵・ミネルヴァ不動産が勝利する結果に。永瀬は、若村の夫が神木の口車にのせられ、「フラット35」を使った不正行為に手を出してしまったことに大ショックを受けます。

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そういえば、若村たちが永瀬から家を買ってくれた時、永瀬は大喜びしていました。家が売れた日、居酒屋「しょうじきもん」へ祝杯をあげにきた永瀬が、そこに居合わせた榎本美波(泉里香)たちの前で、家が売れたことよりも「正直な永瀬くんなら信じられる」と言われたことが嬉しいと言ってましたよね。それなのに……(涙)。

それにしても、すごかったですね、神木が永瀬にした報復は。まさに神木は悪魔そのものでした。永瀬の前で「すべてを正直に話せば、お前の友人は地獄に落ちる」と薄ら笑いを浮かべる神木。ここでの永瀬の葛藤を見て、心が苦しくなりました。

©大谷アキラ・夏原武・水野光博 / 小学館「ビッグコミック」連載中

 

©大谷アキラ・夏原武・水野光博 / 小学館「ビッグコミック」連載中

また、花澤は月下に「あなたのカスタマーファーストは“偽善”」と指摘します。なんと“風”を受けた永瀬も「偽善中の偽善。妖怪カスタマーファースト」と言い放ち、あえなく撃沈する月下。ただその後、永瀬は、花澤が粘り強い努力とリサーチをした上で仲介をしたことも月下に説明したので、彼女も納得できたようです。

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副題の「善意の代償」は、このことだったのですね。まあ、相手のことを一番に考えてとった行動でも、裏目に出ることは多々あります。もちろん最終的には、永瀬の正直さや、月下のカスタマーファーストの精神は、ちゃんと肯定されつつ、気を引き締めて前を向いていくという流れとなり、ホッとしました。

また、最後に今や永瀬の盟友となった桐山貴久(市原隼人)が2人に気合を入れにやってきたくだりがかなり胸アツでした。ニクいぜ、桐山! 今後ももっと永瀬たちと絡んでほしいです。

第6話では十影の知られざる過去が明かされ、黒須も本格始動!

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いよいよシーズン2も折り返し地点に突入。明日放送される第6話では、家賃滞納問題と、仲介手数料に関わる「AD物件」についてのエピソードが描かれます。

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家賃を滞納している清川(美山加恋)から相談を受けた月下。清川は、演劇活動とアルバイトの両立に苦労しているようで、親にも迷惑を掛けられないと月下に泣きつきます。もちろん月下は、例によってカスタマーファーストぶりを発揮! また、月下と永瀬は、マダム(大地真央)から、十影健人(板垣瑞生)が両親を失った事情を初めて聞くことに。

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その後、夢を追う清川を応援したい月下は、大家の猪口(梅沢富美男)と交渉するも、バッサリと断られますが、そんな中で、十影の思わぬ一言が事態を動かすことになりそう!

さらに前回から登場した黒須圭佑(松田悟志)も漫画ではかなり圧の強い個性派強烈なキャラなので、今後の活躍が気になるところ。明日の放送をお楽しみに!

文/山崎伸子

「正直不動産2」は毎週火曜日、夜10時からNHK総合にて放送

見逃し配信はNHKプラスで!(放送後、最新話が公開されます)

前回レビュー(第4話)はこちらから

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