【アオアヲ ナルト リゾート】お仕事体験に阿波踊り。うず潮・美術鑑賞も！鳴門の大自然に囲まれたホテルで、子どもと初めて尽くしの体験を

子ども向けのアクティビティが豊富！徳島県鳴門市の「アオアヲ ナルト リゾート」へ

GW、そして夏休み、少し先なら9月の連休と、どこかで旅行を計画をしているご家庭も多いかと思います。そして旅行をするなら、子どもの成長につながる体験をさせたい、と考える親御さんは多いのでは？

2児の母である筆者は、自分自身含めて初めての四国・徳島県鳴門市へ行くことに！ 鳴門といえば「うず潮」「鯛・わかめ・鳴門金時」などが浮かぶかと思います。それらはもちろん、今回宿泊した「アオアヲ ナルト リゾート」では、子どもがさまざまな経験を得ることができました。その魅力をレポートします。

客室から瀬戸内海の絶景を味わえる

「アオアヲ ナルト リゾート」は、淡路島から車で10分の「瀬戸内海国立公園」に建つオーシャンフロントリゾート。「鳴門海峡」と「淡路島」を臨み、海と空の絶景を楽しめると人気です。「鳴門海峡にはうず潮があるんだよ」「淡路島はイザナギ・イザナミという日本の神様が最初に生んだ島と言われているんだよ」と子どもへの話も弾みます。

今回宿泊したのは小学生・幼児のいるファミリーを対象とした洋室「リゾッ太ルーム スーペリア」。シングルベッド2台と、子ども向けの2段ベッドが！ もうこれだけで子どもたちは大興奮。さらに客室内にはキッズアメニティと、小学生のお子さんにはハンカチやキーホルダーの入ったお楽しみバッグのプレゼントもありました。

3世代での利用には、隣接する客室と中で繋がる「リゾッ太ルーム コネクティング」が便利そうです。

まずは”バーテンダー”のお仕事体験。好きなジュースを選んでシェイク！

チェックイン後、少しお部屋でゆっくりした後は、予約しておいた「リゾッ太お仕事体験プログラム」へ。いくつか種類がありますが、曜日の関係で今回は「バーテンダー」の体験を姉妹ですることに。

実際にお客様に提供するわけではなく、カクテルを模したジュース作りの体験です。バーテンダーの衣装を着用してテンションアップ。説明を受けながら、ブルーハワイ・りんご・オレンジ・スダチジュースの4種類を好きなようにブレンドして、シェイク！ ブレンドによって色が変わるので、実験感覚で子どもたちも楽しめます。大人はスダチを配合してもらって、徳島ならではのフレッシュなジュースを楽しみました♪

終わった後は、お給料と称して「館内利用券」500円分がもらえるのが嬉しいところ。この後に紹介する釣り堀や、縁日が楽しめる「阿波の國」で使えます。体験の種類は曜日ごとに決まっているので、宿泊日程に合わせて検討してみて。

まぐろの解体ショーも！阿波の海の幸・山の幸に子どもも満足

「アオアヲ ナルト リゾート」には阿波グルメを提供するレストランが4つ。その中からファミリーにおすすめの阿波郷土料理バイキング「彩」で晩ごはんに。阿波の城下町をイメージしたという空間には、できたての料理がズラリ。

鳴門といえばの鯛はお造り、しゃぶしゃぶ、鯛めし、鯛茶漬け、あら炊きなどなど。わかめは汁物で味わえるのはもちろん、天ぷらもありました！ 新鮮なわかめの歯ごたえ、「いつものよりおいしいねえ」と大満足。ほかにも鳴門金時を使ったグラタン、スイーツなど、名産品を心ゆくまで堪能できます。

子どもたちが歓声を上げたのは、毎晩開催されるという「まぐろ一刀おろし」（17:45／19:45）。大きなまぐろを特徴的な包丁でさばいている姿には、あちらこちらから「すごーい！」「食べたい！」の声が。さばいたまぐろは、その後にぎりたてのお寿司として提供されました。なかなか家で魚をさばくことのない我が家、生の解体ショーは「すごかったねえ」と今でも娘が口にするほど。相当インパクトがあったようです。

鳴門鯛、アジの釣り堀も。釣れた魚は晩ごはんに提供可能

ホテル内のプライベートビーチには釣り堀もあります。鳴門鯛の釣り堀、もう少し初心者向けのアジの釣り堀。ほかにもハマチやスズキ、ヒラメなども釣れるそう。我が家は長女が挑戦したものの、残念ながら1匹も釣れず。でもアジを数匹釣っているご家族や、鯛を釣った方もいました！ 釣れた魚は持ち帰ることも、その日の晩ごはんに提供してもらうことも可能なので、いい思い出になりますね。

縁日あそび【阿波の國】を楽しみ、毎晩開催の【阿波おどり】を鑑賞！

昭和レトロな【阿波の國】

晩ごはんの後は、館内にある【阿波の國】へ。藍染めなどの伝統文化体験と、射的などの縁日あそびを楽しめる空間です。子どもたちは当然、大はしゃぎ。型抜きは初めての経験でした。

最後には駄菓子やおもちゃと交換できます。今回は時間の関係もあって藍染め、大谷焼絵付けなどの体験ができませんでしたが、手元に作品が残るのでぜひ参加したかったところ！思い出作りにぜひ参加してみてください。

大迫力の【阿波おどり】

毎晩開催されているのが【阿波おどり】！ 阿波おどりは「連」と呼ばれるグループ単位で、はっぴや浴衣をそろえて踊ります。多いところでは200人もの人から構成されている「連」もあるのだとか。それぞれの「連」に伝統があり、個性と技を競い合います。「アオアヲナルトリゾート」にも「アオアヲ連」があって、阿波おどりを披露してくれる日もあるのだそう。

この日は「鳴り物」と呼ばれる楽器の音が大迫力！ 子どもたちはびっくりしながらも、キレのある踊りをジッと眺め、最後の体験タイムでは音に合わせて踊っていました。会場からの退出は自由なので、お子さんがグズったりしても大丈夫。

美人の湯と言われる鳴門温泉、夏季はプライベートビーチにアウトドアプールも

1日の締めは温泉へ。鳴門の海の潮風を感じる石造りの露天風呂「縹」～はなだ～と、大絶景の海を見下ろす最上階の展望風呂「瑠璃」～るり～があります。「瑠璃」では、いよかん・はっさく・甘夏・すだちなど徳島産の季節の柑橘が浮かぶ癒しの湯があり、宿泊時ははっさくが浮かんでいました。 

GW・夏季にはプール＆ビーチ、マリンアクティビティを楽しんで

GW、そして夏季にはアウトドアプールが開放！ 鳴門の海や淡路島を眺めながらのプールは、特別感満点です。夏季には幼児から大人まで楽しめるファミリーナイトプールもあるので、要チェックです。

2024年6月22日からは「アオアヲの夏休み2024」がスタート。海水浴はもちろん、さまざまなマリンアクティビティ（ドラゴンボート、カヤックなどの海上アクティビティ）を体験できますよ。

クルージングや星空テラス、季節に合わせた体験アクティビティも

ビーチで砂遊び、船に乗ってクルージング、アート工房や星空テラスなど、ほかにもアクティビティがたくさん！ 筆者は春休みに伺ったため提携農園で「いちご狩り」に参加しましたが、秋には「なると金時芋掘り体験」、2～3月には「鳴門わかめ体験」も人気だそう。

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大興奮の「鳴門のうず潮」、世界の名画を原寸大で鑑賞できる大塚国際美術館

船に乗って、迫力あるうず潮を体感！

「アオアヲ ナルト リゾート」の周りには観光名所がコンパクトにまとまっていて、1泊であちこち楽しめます。なんといっても外せないのは「鳴門のうず潮」！ 鳴門海峡のうず潮は、速い潮流や地形などのさまざまな要因が絡み合い発生しています。1日2回の満ち潮時と引き潮時に、逆向きの潮流や約6時間周期で起こるんだそう。年間通して発生しますが、春と秋の大潮時には直径20mを超える世界最大級のうず潮が見られます。

筆者もうず潮を見るのは初めて。恥ずかしながら大きなうず潮が1つ2つあるのかなと思っていたのですが、実際は大小さまざまなうず潮が鳴門海峡の大鳴門橋下にいくつも発生！  揺れの少ない「うずしお観潮船」の「大型観潮船 わんだーなると」に乗船して鑑賞しましたが、うず潮を突っ切るように進む船にびっくり！ うず潮の周りを周遊しながら、子どもたちは「大きい～！」「吸い込まれそう！」「なんでグルグル回るの？」と大興奮。この旅でいちばん印象に残った体験となりました。

「うずしお観潮船」には「小型水中観潮船 アクアエディ」（予約制）もあり、こちらは水面下1mの水中展望室から、海中のうずの様子が間近で見られるそうです。

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もうひとつ、船で観潮するなら、鳴門海峡まで約3分の小型高速観潮船「うずしお汽船」もあります。「大鳴門橋遊歩道 渦の道」や「大鳴門橋架橋記念館エディ」など他のうず潮観光施設か徒歩圏内にあるので、合わせて楽しめます。

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西洋名画1,000点以上を「陶版」で原寸大に再現！「大塚国際美術館」

もうひとつ、とても楽しめたのが「大塚国際美術館」。古代・中世、ルネッサンス・バロック・近代・現代とあらゆる時代の名画を「陶版」という陶器の板に高温で焼き付ける技術で再現し、一挙に展示しているので、ここ1カ所で世界中の名作を堪能できます。絵だけではなく、古代遺跡や礼拝堂の壁画など、環境空間ごとそのまま再現しているのもユニークです。

そしてこの美術館の素敵なところは、名画と写真撮影が可能なところ！ 地下3階から地上2階までという広大な空間なので、6歳になりたての下の子は「疲れた～」と言う場面もありましたが、9歳の上の子は子ども向けのパンフレット片手にとても満喫していました。

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ほかにも「鳴門市ドイツ館」はじめとした、ドイツとの縁を知ることのできる各名所、四国八十八カ所の始まりである「第一番札所 霊山寺（りょうぜんじ）」など、鳴門には見どころが盛りだくさん。

これからの季節は、プールにビーチと、ますます楽しめること間違いなし。ぜひお子さんと一緒にママパパも楽しんでくださいね。

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文・構成／HugKum編集部