『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』子どもを命懸けで救おうする母に共感!【親子で観たい映画】

渡辺謙がキーマンを演じる『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』本日公開!

(C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

大ヒット中の『名探偵ピカチュウ』に続き、渡辺謙がキーマンを演じる『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が本日5月31日より公開されました。本作は5年前に公開され、好評を博した『GODZILLA ゴジラ』(14)の続編ですが、まさにハリウッドの底力にうなるド迫力のエンターテインメント大作に仕上がっています。

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今回ゴジラが戦うのは、復活したモスラ、ラドン、キングギドラといった神話時代の怪獣たち。この争いにより、全人類の存在が脅かされていきます。我らが謙さんは、世界の破滅を阻止しようとする未確認生物特務機関「モナーク」の生物学者・芹沢猪四郎役を続投しています。

日本語吹替版のキャストも、渡辺謙、芦田愛菜、木村佳乃、田中圭と豪華な布陣なので、家族で観に行く場合は、ぜひ吹替版をチョイスしましょう。

ゴジラたち怪獣の壮絶バトルに大人も子どもも大興奮!

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今回、メガホンをとったのは、『X-MEN:アポカリプス』(16)のマイケル・ドハティ監督。まさにハリウッドのスタッフが総力を上げて描いたゴジラたちの勇姿は、すさまじい破壊力があります。もともとスクリーン映えする「ゴジラ」シリーズですが、これぞアトラクションムービーという醍醐味が満載です。

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まず、ゴジラの降臨シーンを観るだけでも、前のめりになってしまいますが、本作はゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラと、怪獣オールスター映画と言っても過言ではないサービスぶり。ここまで来ると、盆と正月が一緒に来たような“祭り”モードですが、作風はとても重厚で、大人も大いに引き込まれそう。特にパパは童心に戻って、目を輝かせるに違いないです。

ママが共感!最重要事項は子どもを守ること

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今回、ドラマパートの主軸となるのが、動物学者のマーク(カイル・チャンドラー)と、元妻で純古生物学者のエマ(ベラ・ファーミガ)、その娘・マディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)による家族愛の物語です。ゴジラが原因で別れてしまったマークとエマは、会えばお互いに愚痴を言ってしまいがちですが、2人とも娘のことは心から愛しています。

今回はゴジラの騒動を巡り、マディソンが無茶な単独行動に出て行方不明になってしまったため、マークとエマは血相を変えて娘を探そうとします。特にエマは仕事優先のタイプで、離婚の原因もそこにあったようですが、この時ばかりは任務を投げ出し、娘を探し出そうとします。

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今回は本作をママの視点から見てみましょう。やはりママにとって、常に最重要事項は子どもの命。みんなに“博士”と呼ばれる才媛のエマであっても、当然そうであり、その人間味溢れる姿には、大いに感情移入させられます。そして、家族の愛の行方にも、涙をしぼりとられそうな予感。

また、超娯楽大作の「ゴジラ」シリーズですが、実は地球の環境破壊問題について、警鐘を鳴らしてきた“隠れ社会派”映画でもあります。決して声高に唱えるわけではないのですが、脈々と受け継がれてきた力強いメッセージは、観終わったあと、多くの人々の心に響きそうです。そういう点でも、大いにプッシュしたいイチオシ映画ですので、週末にパパも誘って、日本が誇るビッグスター、ゴジラに会いに行ってみませんか?

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』5月31日(金) より大ヒット上映中
監督:マイケル・ドハティ
出演:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、サリー・ホーキンス、渡辺謙、チャン・ツィイー…ほか
日本語吹替版の声の出演:渡辺謙、芦田愛菜、木村佳乃、田中圭…ほか
公式HP: https://godzilla-movie.jp/

文/山崎伸子

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