米粉でつくる「フルーツタルト」がヘルシーでおいしい! 小麦粉&バターもなしで作れる『砂糖なしおやつ』レシピを紹介

NHKをはじめテレビや雑誌で活躍中の人気料理家の山田奈美さんによる、からだにやさしいおやつレシピ集『かんたんでおいしい 砂糖なしおやつ』が好評発売中!
本の中には、砂糖不使用だけでなく、小麦粉やバター不使用のヘルシーなおやつもたくさん掲載されています。今回はおやつ作りのポイントになる”米粉”の魅力を教えてもらいました。

小麦粉よりも簡単でラクチン!米粉のおやつなら子どもでも簡単に作れます

11歳になった息子さんも、砂糖なしおやつが大好き! いまではマフィンやクッキーを自分で作ることもあるそうです。

「混ぜて焼くだけと簡単なので、子どもでも簡単に作れちゃうんです。とくに粉類は、ほとんどのおやつが米粉を利用しています。製菓用の微粉末の米粉を選べば、小麦粉のように使えます。それどころか、粉をふるう必要もなく、グルグル混ぜすぎても問題なし!“なんかおやつ食べたい!”って子どもに言われたときに、ボウルひとつでチャチャっと作れちゃうので、断然おすすめ。しっとりもちもちした食感も米粉ならではです。ぜひ、お子さんと一緒に楽しんで作ってみてください」

バター不要で誰でも簡単に作れる!米粉のフルーツタルト

一般的にタルトというと、バターを切って練り込む作業があったりと、おやつ上級者のレシピのように感じますが、そんな難しい作業が一切不要なタルトです。植物油と米粉で作る生地は、あっさりサクサク感が魅力。山田さんがよく使っているのは、圧搾絞りの米油。ほんのり甘みがあって、おやつ作りに最適です。キッチンになければ、オリーブオイルや菜種油で代用してもOK! 中に詰めるクリームも、もちろん、バター不要。豆腐と米粉でトロミを出します。ベースさえ覚えれば、上にのせるフルーツは旬のものを選ぶなど、自分でどんどんアレンジしてみるといいですよ。

材料(直径15cmタルト型1台分)

お好みのフルーツ(いちご、バナナ、ブルーベリーなど)…適量

<基本のタルト>
A 豆乳…20g
はちみつ…20g
米油…40g
塩…ひとつまみ
バニラエクストラクト…少々

米粉…75g
アーモンドプードル…25g

<アーモンドクリーム>
絹豆腐…120g
はちみつ…30g
米粉…15g
アーモンドプードル…30g
レモン汁…10g
塩…ひとつまみ
バニラエクストラクト…少々

<ナパージュ>
レモン汁…15g
はちみつ…7g
水…50ml
粉寒天…1g

作り方

  1. 基本のタルトを作る。型に薄く植物油(分量外)を塗っておく。Aをボウルに入れて、泡立て器でとろりと乳化するまでよく混ぜる。
  2. 1に米粉、アーモンドプードルを加えて、ゴムベラでよく混ぜる。
  3. まとまったら型に隙間なく敷く。160℃に予熱したオーブンで10分ほど焼く。150℃に下げて10分ほど焼く。
  4. アーモンドクリームを作る。豆腐はさらしに包んで重石をし、20〜30分ほど水切りする(100gぐらいまで)。水切りした豆腐と他の材料を鍋に入れてハンドミキサーでよく撹拌する。中弱火で温めながら混ぜ、とろりと固まってきたら出来上がり。
  5. タルト生地にアーモンドクリームをのせて160℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。
  6. ナパージュを作る。小鍋にナパージュの材料を入れて混ぜ、中弱火にかける。沸いたら弱火にして1〜2分加熱する。
  7. 3のタルト生地にアーモンドクリームをのせて160℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。

ヘルシーでおいしい米粉の『砂糖なしおやつ』作ってみて

今回は米粉でつくるフルーツタルトを紹介しました。見た目も華やかなので、お子さんも喜ぶ一品です。

米粉でつくる『砂糖なしおやつ』はほかにも著書でたっぷり掲載されています。マフィンやクッキー、焼き菓子などもぜひつくってみてくださいね。

「かんたんでおいしい 砂糖なしおやつ」>>ご購入はこちらの特設サイトから

著書をチェック

著/山田奈美小学館1,780円(税込)

血糖値を急激に上げない甘みの選び方から、米粉を使ったクッキーやケーキ、15分で簡単に作れるものまで、おいしくて満足できるおやつを40レシピ収録。クリームたっぷりのいちごのショートケーキ、型なしで簡単にできる米粉のクッキーやタルト、15 分でできるチョコレートアイス、ふわふわ発酵ドーナツ etc…どれも砂糖なしとは思えないおいしさ! いつもの砂糖を 3 つの甘味にかえるだけ。混ぜて焼くだけ、かためるだけ。初心者でも簡単におうちで作れるレシピ集です。

著者紹介

山田奈美/やまだなみ
(薬膳・発酵料理家。「食べごと研究所」主宰。「東京薬膳研究所」の武鈴子氏に師事し、東洋医学や薬膳理論、食養生について学ぶ。雑誌や WEB、テレビなどで発酵食や薬膳レシピの提案・解説を行うほか、神奈川県葉山町のアトリエ「古家 1681」にて、「和食薬膳教室」「発酵教室」「離乳食教室」などを開催。日本の食文化を継承する活動を行っている。著書に『菌とともに生きる発酵暮らし』(家の光協会)、『いつもの食材と調味料で体が整うごはん』(ナツメ社)、『発酵おやつ』(グラフィック社)など多数。

写真/福井裕子 スタイリング/木村遥 構成/大石裕美

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