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お下がりでもらって“うれしかったアイテム”ランキング
まずは、お下がりとしてもらって「うれしかったもの」から見ていきましょう。以下では、みなさんからアンケートに寄せられた回答をランキング形式でご紹介していきます。
調査媒体:小学館『ベビーブック』2024年4・5月合併号
設問:お子さんのグッズで、知り合いからお下がりとして譲ってもらって「うれしかったアイテム」を、以下より3つまでお選びください。
1位:おもちゃ(17.1%)
全体的に票がばらついた印象ではありますが、「もらってうれしかったもの」として最も多くの票を集めた1位は『おもちゃ』でした。
乳幼児期のお子さん向けのおもちゃは、流行り廃りのない普遍的なものが多いですよね。たとえば、積み木やおままごとセット、パズル等々。お子さんのこだわりが強くなるまでの間は、おもちゃは比較的“外しにくい”定番のお下がりといえるかも。
衣類と違ってボロボロになりにくいことから、お下がりとして譲ったことがある物品としての絶対数も多そうです。
2位:普段着用の子ども服(15.3%)
2位は『普段着用の子ども服』でした。すぐにサイズアウトしたり、汚れてだめになってしまったり…子どもの普段着用の服って、何枚あっても足りませんよね。そのためか、たとえお下がりだったとしても、普段着用の子ども服は重宝されやすいようです。
ただし、すでにボロボロの服や汚れのある服の場合は、かえって迷惑になってしまうのでNG。相手のお子さんが着られるものか、サイズも事前に確認しておくと安心です。
3位:絵本(12.6%)
3位は『絵本』でした。『絵本』は、子どもたちにとって大切な娯楽のひとつ。しかしながら、購入するとなると、意外と安くはないのが難点です。
そんな『絵本』もまた、お下がりで譲ると喜ばれやすいもの。すでに持っているものではないか、確認してから渡すようにしましょう。
4位:チャイルドシート(9.8%)
4位は『チャイルドシート』でした。『チャイルドシート』も車に乗るご家庭の必需品でありながら、買うとなると決して安くはないアイテムのひとつですよね。譲ればかなりありがたがられるものではないでしょうか。
ただし、車種との相性によって取り付けられなかったり、チャイルドシートのタイプによってはお子さんが対象年齢に至っていなかったりする場合もあるので、急には持参せず、事前にしっかりと確認をするのがおすすめ。
5位:セレモニー用やブランドの子ども服(7.8%)
『セレモニー用やブランドの子ども服』は5位に。セレモニードレスやベビードレス、ほかフォーマルな場に着て行くようなブランドの服は、使う機会が少ないものだからこそ、わざわざ買うのが億劫なご家庭もあるのではないでしょうか。
あげる側も子どもに着せる機会があまりないままサイズアウトしてしまって、お下がりとはいえ新品に近い状態で譲る場合が多いように思えます。
6位:ベビーカー(7.6%)
6位には『ベビーカー』が挙がりました。ピンキリとはいえ、『ベビーカー』も、決して安くはない育児家庭の必需品のひとつです。
喜ばれる一方で、気をつけたいのが、譲るベビーカーの使用期間。ベビーカーは、基本的に3年前後での買い替えが推奨されています。車輪やクッションが摩耗・変形している可能性があるので、安全面に考慮して、3年近く使ったものは譲らないようにしましょう。
7位:ベビーベッド(5.6%)
7位は『ベビーベッド』です。捨てるのはもったいないことに加えて、処分も結構大変なので、使う人がいれば「譲りたい」物品のひとつではないでしょうか。買えば高価な代物なので、ご家庭によっては喜ばれるかも。
ただし、処分が大変な物品は相手に迷惑になる場合があるので、事前にお相手の意思をしっかり確認しておくと◎。
8位:ベビーチェア(4.9%)
8位には『ベビーチェア』がランクイン。赤ちゃんの食事時に活躍する『ベビーチェア』も、「ほしい!」と名乗りをあげる方が多そうな育児用アイテムです。
しかしながら、高さ・色合い・サイズ感などを含めて、お相手のリビングやテーブルとの相性が合わないケースもあるようなので要注意。
8位:三輪車やストライダー(同率)
同率で8位となったのは、『三輪車やストライダー』でした。『三輪車やストライダー』も、欲しいご家庭に届けば喜んでもらえそうですね。
頑固な汚れが付着しやすいなものなので、最低限でも清潔にした状態で譲るのがおすすめです。
10位:大型室内遊具(3.8%)
10位は『大型室内遊具』でした。室内用のブランコや滑り台、ジャングルジムのお下がりは、ご家庭に設置するスペースがある場合は、親子ともども大変うれしくテンションの上がるものですよね。
搬入した後に「スペースが足らず設置できなかった…」なんて不慮の事態を避けるためにも、実物をご本人に見てもらったり、設置予定のスペースの幅をあらかじめ確かめてもらったりしながら、計画的に譲るようにしましょう。
【逆に…】お下がりとしてもらって“うれしくなかったアイテム”ランキング
では、反対に「お下がりとして譲ってもらってうれしくなかったアイテム」にはどのようなものがあるのでしょうか。こちらもみなさんからの回答をランキング形式でお伝えしていきます。
1位:特になし(39.8%)
全体の39.8%と多くの票を集めて1位となったのは『特になし』でした。多くの方が「お下がりは何をもらってもうれしい」と感じているようですね。喜んでもらえると、あげる側としても気分が上がります。
2位:普段着用の子ども服(14.5%)
2位は、なんと『普段着用の子ども服』。「もらってうれしかった」ランキングでも2位だったほか、票数の割合も「もらってうれしかった」派と近いという、少々戸惑いの結果に。
『普段着用の子ども服』と一口に言っても、子ども服にも幅広い種類があるので、うれしいものもあれば、うれしくないものもあるのかもしれません。服の状態や、あげる側・もらう側の服の好みが合うか合わないかにも左右されそうですね。
3位:育児本(6.5%)
3位には『育児本』が挙がりました。自分が読んで「ためになった」と感じた育児本は、つい他のママパパにもおすすめしたくなります。けれども、もしかしたら相手には重荷に思われてしまうかも…? 「なにか良い本ない?」と相手に聞かれた場合を除いて、育児本のお下がりはやめたほうが無難かも。
4位:おもちゃ(5.4%)
4位は『おもちゃ』でした。「もらってうれしかった」派よりも票の割合は少ないものの、「うれしくなかった」と感じている方がいることも事実。おもちゃのお下がりならなんでも喜んでもらえるわけではないことを、念頭に置いておきましょう。
5位:セレモニー用のブランドの子ども服(4.9%)
5位には『セレモニー用のブランドの子ども服』がランクインしました。子どものセレモニー服に関しては、「着る機会が少ないものなので、譲ってもらえて嬉しい」場合と、「特別な日に着る服だからこそ、自分で選びたい」場合の両方がありそうですね。お相手の考えをあらかじめ聞いておくことをおすすめします。
6位:大型室内遊具(4.7%)
6位は『大型室内遊具』。先述したとおり、室内に設置する大きいすべり台やブランコのお下がりは、ご家庭の空間に余裕がない場合はかえって迷惑になるかも。お相手が「ほしい」と言ってくれた場合も、本当に設置できるのか、入念にチェックしてもらうようにしましょう。
7位:ベビーベッド(4.4%)
7位は『ベビーベッド』でした。『ベビーベッド』もまた、スペースが必要となるほか、処分に一苦労する物品のひとつ。無理には譲らないほうが無難そうです。
7位:ベビーバスやバスチェア(同率)
同率で7位に入ったのは、『ベビーバスやバスチェア』でした。お風呂用のアイテムのようなカビなどが発生しやすいものには、使用に抵抗を感じる方も少なくないかもしれません。
9位:ベビーカー(3.7%)
9位には『ベビーカー』が挙がりました。こちらも先述したとおり、使用期間に限りのあるものです。3年近く使い倒したものは譲らないように気をつけましょう。
10位:絵本(3.0%)
少数派ではありますが、 10位には『絵本』が挙がりました。「もらってうれしかった」派が多かった『絵本』。しかしながら、『絵本』には趣味や嗜好のほかに、お子さんの年齢や発達状況によって「まだ早い」ものや、逆に「もう簡単すぎる」ものがあったりと、レベルが合わない場合があるかもしれませんね。
お下がりを譲る場合は、相手が「本当に欲しいかどうか」を事前に確認しましょう。
今回は、「お下がりとしてもらって嬉しかったもの」「逆にうれしくなかったもの」をランキング形式でご紹介してきました。
このほか少数派意見として、「うれしかったもの」には『抱っこ紐』や『ヒップシート』、「うれしくなかったもの」には『パンツや肌着などの下着』『ぬいぐるみ』等々…のように、どちらにもさまざまな回答が寄せられていました。
どんなお下がりでも、喜んでもらえる場合と、喜んでもらえない場合があることがよくわかるアンケート結果となりましたね。お下がりとしてお子さんが使ったアイテムを譲る場合は、まずはお相手が「本当に欲しいかどうか」訊ねてみることをおすすめします。
アンケートを実施したのは・・・
小学館の知育雑誌『ベビーブック』は、毎月1日発売。遊び・しつけ・知育が1冊にぎっしりとつまっています! アンパンマン、きかんしゃトーマス、いないいないばあっ!など人気キャラクターがお子さんの笑顔を引き出します。はってはがせるシール遊びや、しかけ遊びでお子さんも夢中になることまちがいなしです。
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文・構成/羽吹理美