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小学生の料理事情を調査! 親子で料理をしたことはある? 作ったメニューは?
そこで今回は、小学生育児中の方を中心としたママパパ450人を対象に、親子での料理事情をアンケート調査してみました。以下では、アンケートに寄せられた回答をご紹介していきます。
親子で料理をしたことがありますか?
まず聞いてみたのはこちらの質問。どれくらいのご家庭が、親子で一緒に料理をしたことがあるのでしょうか。
調査媒体:小学館『小学8年生』夏の自由研究号(回答者450人)
設問:親子でいっしょに料理をしたことがありますか?
アンケートの結果、『ある』と回答してくださった方が全体の94.0%を占める結果に! ほとんどのご家庭が、お子さんと料理をした経験が一度はあるようですね。
親子で作ったメニューは?
では、親子での料理の際は、どのようなメニューを作ったのでしょうか。作ったことがある料理名も聞いてみました。
設問:お子さんと作ったことがある料理名をお答えください。
1位:カレー
2位:餃子
3位:パンケーキ・ホットケーキ
4位:卵焼き
5位:クッキー
6位:野菜サラダ
7位:ケーキ
8位:ハンバーグ
9位:オムライス
9位:味噌汁(同率)
11位:お好み焼き
11位:ピザ・ピザトースト(同率)
13位:チャーハン
14位:ポテトサラダ
15位:焼きそば
16位:パン
16位:野菜炒め(同率)
18位:ゼリー
19位:スクランブルエッグ
19位:フレンチトースト
最も多かったのは『カレー』、その後は『餃子』『パンケーキ・ホットケーキ』が続く結果に。
野菜を洗う、切る、皮を剥く、混ぜる……といった、簡単な下ごしらえの作業が発生し、その作業自体も分担しやすい料理が多くランクインしている印象です。
切る、洗う、焼く…子どもに分担している作業をランキング発表
調理におけるさまざまな作業の中でも、どのようなものがお子さんに分担しやすいのでしょうか。こちらもアンケートの結果を見ていきましょう。
設問:料理の際にお子さんが担当する作業はどのようなことですか?
1位:食材を切る(16.8%)
もっとも多くの票を集めて1位になったのは『食材を切る』。包丁を持つと料理に参加している実感が得られるほか、多少失敗しても料理の味には影響がないので、『食材を切る』ことはお子さんに分担しやすい作業のひとつです。
最近では、小さなお子さん用の比較的安全な包丁も販売されているので、以前よりもさらに気軽に任せやすくなりました。
過去の記事では、お子さんにはじめて包丁を持たせた年齢の調査結果や、子ども用包丁の選び方をご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
▼過去の記事はこちら
2位:料理をテーブルなどに運ぶ(14.6%)
2位は『料理をテーブルなどに運ぶ』。こちらは、日頃からお子さんが担当しているご家庭も多そうですね。
調理自体を一緒にやるとなるとかえって大変な場合もありますが、配膳であれば、いつでも簡単に参加してもらえます。
3位:下ごしらえをする<餃子の餡を作る、皮に包むなど>(12.7%)
3位には『下ごしらえをする』がランクイン。餃子の餡を作って皮に包んだり、クッキーの生地を作って型抜きをしたり。
火を使わずに工作のようにもくもくとできる下ごしらえは、小さなお子さんにも参加してもらいやすい作業です。餃子やクッキーなら、完成後も「自分がどれを作ったのか」がわかるので、料理をした達成感も味わいやすいはず。
▼過去の記事はこちら
4位:食材を洗う(11.1%)
『食材を洗う』作業をお子さんに任せているご家庭も多いようです。
カレーやサラダ、野菜炒めを作る際は、たくさんの野菜を洗う作業が発生しますよね。火を使わないのでお子さんに任せやすいほか、洗っておいてもらえると普通に助かる作業でもあります。
また、洗うことで、ふだん食べている野菜の調理前の状態に触れることができるので、食育にも繋がることが期待できます。
▼過去の記事はこちら
5位:火を使って調理する<焼く、煮る、蒸すなど>(11.0%)
お子さんに『火を使って調理する』作業を分担しているご家庭も少なくありませんでした。火を使ったお手伝いをすると、かなり本格的に「料理を手伝った」気分が味わえるのではないでしょうか。
ただし、火を使う作業をお子さんに手伝ってもらう場合は、親御さんが必ず近くで見守るほか、火をつける・消す作業は大人がするようにしましょう。鍋やフライパンはどこが熱くなるのかをお子さんとしっかり確認しつつ、お子さんの体とコンロの位置のバランスが悪くないかを事前に確かめることも大切です。
6位:盛り付けをする(10.0%)
6位は『盛り付けをする』。サラダやご飯を盛り付けるのも、簡単でお子さんに任せやすい作業ですよね。料理によっては火傷のおそれがあるので、気をつけて見守るか、危ないものは大人がやるようにしましょう。
7位:火を使わない調理をする<電子レンジの操作、トースターの操作など>(9.5%)
『火を使わない調理をする』は7位に。電子レンジの操作や、トースターの操作は、「ボタンを押すのが大好き」な小さなお子さんにとってはかなり楽しい作業ではないでしょうか。ただし、温め過ぎや焼き過ぎには要注意! 加熱時間、ワット数等は要確認です。
8位:後片付けをする<調味料の片付けや食器を洗うなど>(7.8%)
『後片付けをする』は、8位と順位は低め。食器やガラスを割った際に危険だったり、子どもの力では汚れが取れなかったりするので、小さなお子さんには任せづらい作業かもしれませんね。まずは「すすぎだけ」「プラスチックのお皿だけ」といった簡単な工程から始めてみましょう。
9位:味付けをする(6.6%)
最も票数が少なかった9位は『味付けをする』でした。大人でも難しい味付けは、なかなか子どもには任せにくいもの。まずはレシピ通りに味付けするところから始めていきたいところです。
親子での料理は、子どもに楽しく参加してもらうところから始めましょう
今回は、450人のママパパから寄せられた、親子での料理事情についてのアンケート結果をお伝えしてきました。お子さんへの分担作業は、簡単で安全なものから始めているご家庭が多い印象を受けました。
親子で調理をする際は、お子さんができる作業から逆算してメニューを選ぶのが吉。まずはお子さんに楽しく参加してもらうところから始めましょう。
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アンケートを実施したのは・・・
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文・構成/羽吹理美