【1000人調査】子どもの言動にイライラ… その瞬間、どうしてますか? 読者ママパパが実践している行動とは

育児に奮闘する日々において、我が子の言動についイライラしてしまう瞬間はきっと誰にでもあるはず。そのようなシーンでも子どもに怒りをぶつけないために、みなさんはどのような対応をしているのでしょうか。未就学児育児中の1000人のママパパにアンケートで聞いてみました。

結果をランキング発表! 1位〜10位は「心を落ち着かせる」ための行動が多め

さっそくここからは、みなさんから寄せられた回答をランキング形式でご紹介! みなさんの意見をぜひ参考にしてみてくださいね。

【調査媒体】小学館『幼稚園』(2024年8,9月)
【設問】お子さんの言動でイライラしてしまったとき、おうちのかたがとる対応を教えてください。

1位:距離をとる(129票)

もっとも多くの票を集めて1位となったのは、『距離をとる』でした。

感情的に子どもに怒りをぶつけないためには、まずは心を落ち着けて冷静になることが大切です。一旦ご家族に任せるなどして子どもと距離をとってみると、次第に怒りも鎮火。お子さんに冷静に注意する、説得してみる……といった、とるべき行動も見えてくるものではないでしょうか。

2位:深呼吸する(82票)

次に多くの票を集めた2位は『深呼吸する』でした。

深呼吸には、自律神経を整えて副交感神経を優位にする効果があると考えられています。緊張や興奮が和らぎリラックスできることから、お子さんに対して怒りを感じた時などには、まずは深呼吸をしてみるのもおすすめです。

3位:トイレなど別の部屋に行く(68票)

3位は『トイレなど別の部屋に行く』。こちらは1位『距離をとる』の具体的な例とも言えるのではないでしょうか。

お家にいる場合なら、トイレなどに行って、短時間でもひとりになって気持ちを落ち着かせてみましょう。

4位:一呼吸おく・5秒数える(54票)

『一呼吸おく・5秒数える』は4位に。衝動的に怒ってしまわないように、一呼吸おく、何秒か数える、というもの。5秒数えるだけでも多少は興奮を抑えられるので試してみては。

5位:なるべく冷静に注意をする(40票)

『なるべく冷静に注意をする』といった声もありました。感情に任せて言葉を放つと、意図しない形で子どもを傷つけてしまうことがあります。なるべく冷静なふるまいで注意するようにしたいところですよね。

6位:どうにもできず怒ってしまう(36票)

なかには、そうは言っても『どうにもできず怒ってしまう』という方も少なくありません。子どもを大切に思うからこそ、どうしても怒りが抑えられない瞬間があるのも当然のことではないでしょうか。

とはいえ、毎回感情的に怒ってしまうと、子はもちろん、親もさらなるストレスを抱えてしまうかもしれません。本記事でご紹介するみなさんの回答を試してみては。

7位:少し落ち着くまで時間を置く(32票)

『少し落ち着くまで時間を置く』という回答もありました。こちらも同様に、衝撃的にならないように自分の気持ちが落ち着くのを待つ、というもの。落ち着いてみると、感情的に怒るよりもより効果的な伝え方が思い浮かぶかもしれません。

8位:できるだけ理由を説明して注意する(31票)

8位は『できるだけ理由を説明して注意する』。頭ごなしに叱るよりも、「なぜダメなのか」がわかるような理由を説明したほうが子どもも納得がいくものではないでしょうか。根気が必要な場合もありますが、できるだけ理由とともに注意しましょう。

9位:チョコなど甘いものを食べる(26票)

『チョコなど甘いものを食べる』という方もいました。甘いものにはセロトニン分泌を多くする作用があるため、精神を安定させることにつながると言われています。好きなものを食べて、自分の機嫌を取るのもアリですね。

9位:抱きしめる(26票)

同率で9位には『抱きしめる』といった回答も。お子さんに怒りを感じたとき、それ以上に大きい子どもへの愛情を再確認してみると、怒りも多少おさまるものかもしれません。

11位以下は、コミュニケーションで解決するものが多め

ここからは、11位以下にランクインした回答をご紹介。票はばらつきましたが、参考になりそうな回答が寄せられました。

11位:理由を聞いてみる

『理由を聞いてみる』は11位に。頭ごなしに怒るよりも、「なぜそれをしてしまうのか」といった理由をお子さんに聞いてみて、場合によっては代替案を出してみると、お互いに納得できるのではないでしょうか。

12位:イライラしていることを伝える

「イライラしている」という自分の状態を伝えたほうが、子どもに感情的に怒りをぶつけてしまうよりも、子どもに与える威圧感は多少緩和されるかもしれません。

12位:一旦黙る

『一旦黙る』といったものもありました。一旦黙って、お子さんに伝える言葉を整理してみると冷静に注意することができそうです。

14位:目を見て注意する

なかには、強く注意をしないと真面目に話を聞いてくれないお子さんもいるかもしれませんね。しっかりと『目を見て注意する』ことで、親の真剣度合いが伝わりやすくなるはず。

15位:普通に注意をする

『普通に注意をする』という方も。多少イライラしてしまっても、心に余裕さえあれば、怒るのではなく注意するようにしたいと考えている方は大半ではないでしょうか。

16位:無視する

周囲が大げさにリアクションをすることがお子さんの「やめてほしい」行動に拍車をかけている場合は、そっとしておくというのもアリかもしれません。

16位:優しく注意する

ふつうに注意をしているつもりでも、子どもには威圧的に感じられてしまうこともありますよね。できるだけ『優しく注意する』ように心掛けたいものですが…。

18位:子どもの話をよく聞く

時には、子どもには子どもの言い分がある場合も。すぐに叱ったり注意したりするのではなく、まずは『子どもの話をよく聞く』と、後々子どもを説得しやすくなるかも。

18位:自分の気持ちを落ち着かせてから子どもと話をする

子どもとしっかり話をしようと思っても、やっぱりイライラしてしまう…。そんな場合は、まずは自分の気持ちを落ち着かせてからお子さんと話をするようにしている方も。お互いに冷静になってから話した方が、スムーズに解決する場合もあるはず。

18位:少し離れて静観する

親からはすぐにアクションを起こさず、『少し離れて静観する』という方も。場合によっては、子どもが自分で「いけないことをしている」と気づいてくれる場合もあるかもしれません。

21位:ゆっくり話をよく聞く

たとえイライラしていても、『ゆっくり話をよく聞く』ようにしているという声もありました。子どもの言い分を聞くことで、時には親が納得させられてしまう場合もあるのではないでしょうか。

21位:飲み物を飲んで気持ちを落ち着ける

『飲み物を飲んで気持ちを落ち着ける』といったものも寄せられました。お子さんと距離をとったり、ひとりでトイレに行ったりできない場合にでも実践できる、簡単なリフレッシュ方法のひとつ。とりあえず水やお茶を飲んで気分を紛らわせてみましょう。

23位以下も発表!

少数ではありましたが、票が入った23位〜の項目は以下のとおり! 「いつもより低くゆっくりとしたトーンで諭す」「こちょこちょをする」など具体的なものも多いので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

・23位:無になる
・23位:目を瞑って落ち着くようにする
・25位:その言動は良くないと伝える
・26位:イライラすることがない
・26位:子どもに共感するようにする
・26位:笑う
・29位:放っておく
・30位:いつもより低くゆっくりとしたトーンで諭す
・30位:何が悪かったか、自分が言われたら、やられたらどうかを話す
・30位:小さくて可愛かった頃を思い出す
・30位:怒りを見せずに注意する
・30位:怒鳴る
・35位:メタ認知・客観的に自らを振り返ることを意識している
・35位:違うことを考える
・35位:何度も繰り返し話して教える
・35位:後から謝る
・35位:子どもにも言い分はあると思うようにしている
・35位:親の気持ちを伝えた上でどうして欲しいかお願いする
・35位:怒りが出そうになったら夫に交代する
・35位:悲しんでいることを伝える
・35位:美味しいものを食べる
・35位:諭す
・45位:こちょこちょをする
・46位:あえて怒りを見せて注意する
・46位:どうしたらよかったか伝えるようにする
・49位:泣いたふりをする
・49位:ため息をつく
・49位:なるべく短く注意する
・49位:まだ生まれたばかりで今学んでいる途中なんだと自分に言い聞かせる
・49位:家事をする
・49位:我慢する
・49位:褒めるところを見つける
・55位:やめて、と伝える
・55位:一度遠くを見る
・55位:解決策を一緒に考える
・55位:子どもと同じことをしたりだだをこねたりする
・55位:周りに迷惑がかかることならしっかり叱る
・55位:他のことに注意を向けさせる
・55位:怒らず話を聞く
・55位:同じ視線に立って静かに諭す

しんどく感じた時は、1人で抱え込まないようにしましょう

今回は1000人のHugKum読者から寄せられた「我が子の言動でイライラしてしまったときにとる対応」をランキング形式でご紹介しました。

子どもへの苛立ちは、ママパパ自身の心に余裕がないことの表れとも言えます。しんどく感じた時は1人で抱え込まず、家族間で共有・相談し合ったり、然るべき相手に頼るのも手です。

過去の記事では、「育児で誰かの手を借りたいこと」のランキング結果と共に、それぞれの解決へのヒントもご紹介しています。こちらも合わせて参考にしてみてくださいね。

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文・構成/羽吹理美

 

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