小学生の服選びで重視することは?
アンケートでまず聞いてみたのは、「小学生の洋服選びで気を付けていること」。特に多かった回答をみなさんから寄せられたコメントとともにご紹介していきます。
動きやすさ
「外遊びや体育などで支障がでないように」(40代・兵庫県・子ども1人)
「外で遊ぶのにスカートじゃ不便なので」(40代・奈良県・子ども3人)
みなさんから寄せられたコメントでは、なかでも「本人が遊んだり運動しやすいように」というものが目立ちました。休み時間や放課後にも外で遊ぶ機会が多い小学生には、動きやすい服を着て、のびのびと過ごしてほしいものですよね。「怪我をしてほしくない」との回答もありました。
本人の好みを大切にする
次に多かったのは、「本人の好みを大切にする」というもの。この回答には大きく分けて、ふたつの理由が寄せられました。
【1】「選んだ服を大切にしてくれる」という前向きな理由
「手入れしやすさと、本人が楽しめることが大事」(40代・石川県・子ども2人)
【2】「気に入らないと結局着てくれない」から仕方なく…という理由
「親が買っても気に入らないと着ないから」(40代・群馬県・子ども2人)
せっかく買った服をほとんど着てくれないと悲しいものです。子どもが喜んで大事に着てくれると、買った側としてもうれしいですよね。
着替えやすさ
「着替えやすさ」の理由としては、具体的には下記のようなものが見られました。
「学校では毎日運動着に着替えるので、短い休み時間で着替えに手間がかからないようにするため」(30代・福島県・子ども4人)
小学生にもなると、学校で着替えをする機会も増えますよね。ふだんの体育の授業のほか、プールの授業や外遊びも想定して、なるべく簡単に着替えられるものをと考えるママパパが多いようです。
汚れにくさ
毎日の洗濯も決して楽ではありません。服の色や素材の「汚れにくさ」を挙げた方もいました。
「学校で絵の具や書道で汚しやすいから」(30代・千葉県・子ども1人)
値段
「すぐサイズが合わなくなるから」(50代・東京都・子ども2人)

サイズは少し大きめを選ぶ
「長く着れるから」(40代・北海道・子ども2人)
「成長期なので今のサイズの服を買うと長く着れない為」(40代・兵庫県・子ども2人)
派手すぎないデザイン
「派手すぎない」デザインの洋服を選びたいとの声も散見されました。その背景にはどのような考えがあるのでしょうか。
「校則で決められている」(50代・大阪府・子ども2人)
「学校生活を送る上で悪い意味で目立つことなく、動きやすい服装の方が良いと思うから」(40代・東京都・子ども2人)
肌に優しく手入れしやすい素材
なかには、「素材」にこだわっている方もいらっしゃいました。
「子供が着たがらないから」(40代・東京都・子ども2人)
また、毎日洗うものなので、洗濯機で思いっきり洗えたり、すぐに乾くようなお手入れのしやすさも大事な要素のようです。
小学生が持っている服の枚数は? 最低限必要な枚数もチェック
次に、子どもの服をどのくらい持っているのか、その枚数についてもアンケートで聞いてみました。結果、下記のような回答が集まりました。
上衣の枚数
Q.上衣(Tシャツ、トレーナーなど)は何枚持っていますか?
トップスは5枚程度~10枚という人が約半数。10枚~20枚という人も30%近くおり、多くても20枚以内というのが一般的なようです。
下衣の枚数
Q.下衣(ズボン・スカートなど)は何枚持っていますか?
ボトムスは、10枚までという家庭が全体の3分の2程度を占める結果に。
下衣よりも上衣を多く持っているご家庭が多いことがわかりますね。下衣はシンプルなものが多くコーディネート次第で印象を変えることができるので、あまりたくさんは必要がないのかもしれません。
通学に最低限必要な枚数とは
アンケートの結果と同様、春~夏、秋~冬で、それぞれ最低でも上衣・下衣のセットが5組以上用意してあると安心です。悪天候で洗濯ものが数日間たまってしまっても、このくらいあれば困らないはず。
ただし、お子さんが汗っかきの場合は、夏場は帰宅後に着替える必要があることも。その場合は、部屋着や予備の着替えを別途用意しておくようにしましょう。また、秋や冬は、寒さ対策としてカーディガンやジャケット等の上着が必要になることも忘れずに。
小学生に人気の通学服ブランド19選
では、小学生育児中のママパパは、どんなブランド&どんなショップで、お子さんの通学用の衣服を買っているのでしょうか? アンケートでは、定番人気の王道ブランドが多く挙がりました。
ユニクロ
『ユニクロ』は、安い! 店舗数が多い! 生地が丈夫! すべてを兼ね備えていることから、支持するママパパが圧倒的多数。シンプルで機能的な服が安く買えるというのは、小学生の子どもを持つママパパにはとてもありがたいですよね。
「家から近いところにショップがあり、値段と品質とのバランスが良いから」(40代・埼玉県・子ども2人)
しまむら
店舗数が多い『しまむら』も、足を運びやすいことに加えて、お値段が手頃。トレンドの取り入れ方が上手なので、おしゃれを楽しみたい小学生女子&男子からの熱い支持を得ています。
しまむら内でのブランド展開も盛んで、好きなテイストを選びやすいのもポイントです。
「安くて幼稚じゃないデザイン。店舗数があり取り置きの予約ができるのも魅力」(40代・群馬県・子ども2人)
GU
『GU』も、店舗数が多く価格が安いお店のひとつ。そのほか、シンプルながらおしゃれな雰囲気もあって、ママやパパとのリンクコーデが楽しめる服が多い点も、GUならではの魅力です。人気の服は、発売後に即完売してしまうこともあるのだとか。
「コストパフォーマンスが良い。 成長とともに服を買い替えやすい。 汚しても気にならない。」(40代・東京都・子ども2人)
イオン トップバリュ
イオンのプライベートブランド『トップバリュ』。イオン自体の店舗数が多く足を運びやすいことから、ご家族での休日のショッピングついでに服を選べる点が魅力です。安価でベーシックなアイテムが豊富なので、下着や靴下等はトップバリュで揃えているご家庭も多いのではないでしょうか。
「近くて安くてかわいいので」(30代・大阪府・子ども3人)
西松屋
ベビー服のイメージが強い『西松屋』ですが、キッズサイズの140や150サイズも取り扱っています。どのアイテムも安価でバリエーション豊富。お財布へのやさしさと、品質とのバランスの良さが人気の理由として挙がりました。
「家から近いところにショップがあり、値段と品質とのバランスが良いから」(40代・埼玉県・子ども2人)
アディダス
スニーカーやスポーツウエアで知られる『adidas』も、キッズ向け用品の展開が豊富です。なかでもスポーツウエアは、スポーツ用品の名店・adidasならではの動きやすさと、デザインのかっこよさが魅力。スポーツ好きキッズたちからの圧倒的な人気を誇ります。
「動きやすくデザインがシンプルなものを子供が好んでいるので」(50代・神奈川県・子ども1人)
BREEZE

ロゴTなど、遊び心のあるデザインが人気の、子ども服・ベビー服の『BREEZE』。サイズが80から140くらいまでと幅広く、きょうだいでおソロコーデを楽しむこともできます。
ALGY(アルジー)
トレンドを重視したデザインが豊富な女の子向けブランド『ALGY』。靴や傘、アクセサリーなど、ファッション小物も豊富に取り扱われています。コストパフォーマンスが良く、ママパパからの支持も大。
Right-on(ライトオン)
安価かつ、シンプルで使いやすいと評判のカジュアルキッズ服のお店。男の子向けだけでなく女の子向けの服も多く、柄やカラーのバリエーションも豊富な点が魅力です。昨今では、スヌーピーやすみっコぐらしをはじめ、人気キャラクターとのコラボ商品も展開されています。
repipi armario(レピピアルマリオ)
ベーシックとトレンドが程よくMIXされた、おしゃれ女子が大好きなブランド。サイズは主に140cm〜展開されています。大人っぽいファッションに目覚めた、小学校中高学年女子におすすめ。
JeNNi(ジェニィ)
大阪発の人気ブランド『ジェニィ』。ギャル系やガーリー系などのトレンドミックスが得意で、高学年女子たちからの注目を集めています。雑誌掲載も盛んなので、まだ着たことはなくても、ひそかに憧れている子は少なくないはず。
ベルメゾン
カジュアル服からフォーマル服まで、あらゆるファッションアイテムをネットで買える『ベルメゾン』。手提げカバンや傘など、小学生のための通学グッズも取り扱われています。ベーシックかつナチュラルで、コーデしやすいアイテムが多い点が魅力です。
「耐久性があり可愛い」(40代・東京都・子ども1人)
Lovetoxic(ラブトキシック)
ナルミヤインターナショナルの『ラブトキシック』。アメカジやロックなど、複数のテイストをMIXして着こなしたい、ちょっぴり大人な雰囲気が好きな子に人気です。
RALPH LAUREN(ラルフローレン)
決して「安い」価格設定ではありませんが、その分品質やデザイン性は高く、きちんとした場やフォーマルには折り紙つきの頼れるおしゃれブランドです。お出かけ時や特別なシーンに愛用してるとの声が多数。
TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)
カジュアルとフォーマルを両立したブランド『TOMMY HILFIGER』の子ども服も人気です。上質でおしゃれでありながら、動きやすさにもこだわられており、特に男の子のママパパたちから支持されているようです。
PUMA(プーマ)
スニーカーをはじめ、Tシャツや練習着など、子ども向けの衣類も展開している『PUMA』。スポーツをしている子のなかには、普段からウェアとしてPUMAを愛用している場合も多いのではないでしょうか。最近では、『ポケモン』や『パウ・パトロール』のようなキャラクターとのコラボも盛んで、より子どもが親しみやすいブランドになりました。
Honeys(ハニーズ)
子ども服の専門店ではありませんが、ティーンの女の子たちから人気のブランド。中高生の制服に合わせやすいカーディガンやベスト、シューズ、リボン等を取り扱っており、通学に便利なおしゃれアイテムが買い求めやすいと定評があります。ちょっと大人な雰囲気ながら、カジュアルで気軽に着られるので、小学校高学年の女子からもウケが良いようです。
ZARA(ザラ)
日本でも人気を集め続ける、スペイン発のファストファッションブランド『ZARA』。国内ブランドではあまり見ないようなユニークなデザインと、比較的安めの価格設定が魅力です。ベビー服や子ども服の展開も豊富で、赤ちゃんの頃から現在まで、ZARAを着ているお子さんも多いのではないでしょうか。
PINK-latte(ピンクラテ)
『PINK-latte』も、小学生の女の子たちから人気のブランドのひとつ。通学向けのカジュアル服や、卒業式用のフォーマル服のほか、修学旅行に便利なアイテムなど、小中学校のさまざまなシーンを想定したファッションアイテムが展開されています。デザインも可愛くプチプラで、学校行事の服装に困ったら、まずはPINK-latteをチェックするご家庭もあるようです。
小学生も、おしゃれは自分らしさを大切に♪
今回は、小学生の服装選びについてのアンケート結果をお伝えしてきましたが、参考になりましたか? 子どもの服選びにおいて、買い替えやすさや汚れにくさのほか、お子さんの好みを大切にするとの声がいくつも見受けられました。
好きな服を着ていると、自然と気分も上がるものです。お子さんが自分らしく過ごせるようなおしゃれを手伝ってあげましょう。
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構成・文/羽吹理美・HugKum編集部