目次
- おせち料理の縁起を知ろう~『おせち』内田有美 文・絵/満留邦子 料理/三浦康子 監修 福音館書店
- 英語版の「おせち」絵本~『OSECHI : Food for the New Year』内田有美 文・絵/アーサー・ビナード 英訳/満留邦子 料理/三浦康子 監修 福音館書店
- お正月と言えば「七福神」~『どんぶらどんぶら七福神』みきつきみ 文/柳原良平 画 こぐま社
- 十二支はなぜ12なの?~『十二支えほん』谷山彩子 作/あすなろ書房
- 今年はウマ年。馬と話せるってホント?~『ウマと話すための7つのひみつ』河田桟 文と絵 偕成社
- 馬と旅にでてみたら~『たびはみちづれ』五味太郎 作 クレヨンハウス
- 良い1年を願って~『開運えんぎもの図鑑』髙野紀子 作 あすなろ書房
おせち料理の縁起を知ろう~『おせち』内田有美 文・絵/満留邦子 料理/三浦康子 監修 福音館書店

英語版の「おせち」絵本~『OSECHI : Food for the New Year』
内田有美 文・絵/アーサー・ビナード 英訳/満留邦子 料理/三浦康子 監修 福音館書店

今や和洋折衷、バラエティ豊かなおせち料理が多くなりましたが、「くろまめ ぴかぴか あまい まめ まめまめしく くらせますように」と、年の初めに1年の無事を願って、縁起の良い食材で作るおせち料理。それぞれの料理の由来や意味、お重の詰め方などが月刊絵本「こどものとも年中向き」として出版され大好評。ハードカバー化に続き、詩人アーサー・ビナード英訳版も出版されています。冒頭でご紹介した黒豆は「Sweet black beans shine like precious jewels. What’s the best treasure of all? To be healthy throughout the year.」と、味わい深い作品です。
お正月と言えば「七福神」~『どんぶらどんぶら七福神』みきつきみ 文/柳原良平 画 こぐま社

恵比寿・大黒・弁天さま、布袋さまと毘沙門天に福禄寿・寿老人。宝船に乗ったユーモラスでどこかカワイイ7人の福の神たちが「どんぶら どんぶら」福を届けにやってきます。「ひとつ ひときわ えがおの 恵比寿さま じまんの つりざお えんやらほ~」「ふたつ ふっくり ほっこり 大黒天~」語呂の良い数え歌は、声に出して読んでも心地よく、幼い子からお年寄りまでご家族皆で楽しめる大変縁起の良い絵本です。また、同じ作家たちによる『十二支のしんねんかい』もお勧めです。
十二支はなぜ12なの?~『十二支えほん』谷山彩子 作/あすなろ書房

この絵本は「十二支のはじまり」について書かれたものではありません。「十二支の由来」について書かれたものです。十二支はなぜ11や13ではなく、12なのでしょう? 干支の動物には、それぞれどんな由来があって、人々の生活とどう関わっているのでしょう? 伝説や役割などが干支ごとに描かれていますが、知っていること、思いもがけないことなど、たくさんの事柄が詰まっています。漢字にはすべてルビがあり、難しい言葉はありません。まずはお子さんの干支から読んでみてはいかがでしょうか?
今年はウマ年。馬と話せるってホント?~『ウマと話すための7つのひみつ』河田桟 文と絵 偕成社

ドリトル先生のように動物と話ができたら…そう思ったことはありませんか? 与那国島で馬と暮らす著者が発見した、馬とコミュニケーションをとるための「秘密」が詰まった絵本です。大昔、草原や森で仲間と群れで暮らしていた馬たち。そこでは馬同士でだけ通じる言葉「馬語」のようなものがありました。それは耳の向きや動きで伝える「耳」のことばや「目」の特徴から由来する気持ちの動きなど。その秘密は全部で7つあるそうですよ。
馬と旅にでてみたら~『たびはみちづれ』五味太郎 作 クレヨンハウス

五味太郎「干支セトラ絵本」の1冊。馬は旅に出るもの、旅には道連れがつきものと、馬はいろいろなものを背中に乗せてパコパコ、ポコポコ歩みます。さあ、どんな道連れの旅になるのでしょう? オノマトペが楽しく軽快な作品です。80歳を迎えた五味さんの作品数は、2025年のデビュー50周年時に372点と数えられています。きっと皆さんも、『きんぎょがにげた』『みんなうんち』(福音館書店)など、知らず知らずのうちに、たくさんの作品をご覧になっていることでしょう。どれもこれも親子で楽しめるものばかりです。
良い1年を願って~『開運えんぎもの図鑑』髙野紀子 作 あすなろ書房

お正月は普段は接することがない、たくさんの「えんぎのよいもの」に出会えます。おおみそか、はなちゃんの家に「としがみさま」がやってきました。一緒におせち料理やお雑煮をいただき、初詣に出かけます。破魔矢におみくじ、宝船に獅子舞。見まわせば、お正月は身近に縁起のいいものがたくさんあり、「良い一年になりますように」と、誰もが新しい年に皆の幸せを祈ります。
教えてくれたのは

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。
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