噛みついたり、ひっかいたりが多い2歳5か月の息子。周囲の目がキツく感じられて…【保育者歴46年・柴田愛子先生の子育てお悩み相談室】

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴46年、常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

ひんぱんに起こる友達への「噛みつき」をやめさせるにはどうしたら?

息子は元気が良くて、人見知りもせず公園でよく走り回っています。ただ噛みつく、引っ掻く、つねるのが悩みです。成長の一環なのでしょうが、周りの目もキツク感じられ、私はいつも平謝りです。

理由は、おもちゃをとられたり、自分の座りたい場所にほかの子がいて座れなかったりなどです。まだ自己中心的な年齢だと思うのですが、噛みつきなどをやめさせるにはどうしたらいいですか?(2歳5ヵ月の男の子のママ)

肩身が狭いならば、違う公園に行くなど工夫をして

2歳5ヵ月と言うと自己主張、真っただ中です。息子さんは、いたって健康に育っています。自我は強く好奇心も旺盛けれども、まだ言葉では伝えられないので行動に出てしまうのでしょう。

保育園などでも2歳児は噛みつきが頻繁です。噛みつきなどをやめさせる画期的な方法はありません。ただ「おもちゃ使いたかったんだね」「ここに座りたかったんだね」とお子さんの気持ちをあなたが言ってあげると、わかってくれたと思い、イライラもおさまりやすくなります。

人間自分の気持ちをわかってくれる人がいると落ち着くものです。まあ4歳頃になると、言葉で表現できるようになりますから、なるべくトラブルを避けながら待つしか無いのです。

あなたの近くの公園では、そういう子は少ないのかしら?

余程、肩身が狭い思いをしているならば、トラブルになりそうな人の時間帯を避けて公園に行ったり、違う公園に行ったり、保育園などの公開日に遊びに行くとか工夫してみてください。同じようなお子さんを持っていない方には、この苦労がわかりにくいです。とりあえず何かあったら、謝っておきましょう。

 

柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて36年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

イラスト/海谷泰水

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